プチ修行

投稿日: カテゴリー: 石川

暑くならないうちにそろそろ修行へ行かなければと業師、職人へ向けて誘いを入れてみた。
業師は即OK、職人「体力が持つかどうか不安ですが…」行っては見たい雰囲気、職人と私は同い年なのでその不安は十分理解できる、業師はほぼいつも私の体力の限界に合わせてくれているので、ここはまず職人のペースに合わすというのが妥当だと思い、「3人のうち誰か1人でもギブアップした地点で終了にするということで行きましょうか」ということで話は決まった。
もちろん目的地はSNM上流、ベストコンディションのSNMで今度こそは爆釣をというのが狙いだった。
ところがこちらの思いとは裏腹に天候は雨続き、釣行前日「かなり降っているようですが大丈夫でしょうか」と職人からメールが入る。「大丈夫じゃないかもしれません」としか言いようがない。
ここは提案者の仕事、何とか釣りの出来そうな河川を探しにかかる。SNM方面72時間累積雨量135mm、SNMは行くだけ無駄。TD上流は累積45mm二日前に最大雨量16mm、水引きの早い谷なら何とかいけそう。
ITSR方面も累積40mm程度二日前に20mm程度の雨、ITSRは水引きが早いので最終手段としてはここは使えるがイブニング限定というのが判明しているので朝一から攻める気になれない。
そんなこんなでまず前回老師にわずかな記憶頼りで付き合ってもらった中の谷へ行ってみることにした。TDがだめならU川の谷、それでもだめならITSRというドライバーとしては過酷な覚悟を迫られる。
気象庁のデータに感謝!、TDの増水は僅かだった。しかも中の谷は微増水、濁りは全くなし。増水後水が引きかけたベストコンディションと見た。
踏み跡道の崩壊地点にロープが掛けてあるところから釣り場と勘違いしてしまった地点から釣り開始。

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入渓一発目に来た29.5cmのネイティブ

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この勘違いが功を奏したようで、というのもこの地点はまだ第三堰堤の手前、第三堰堤を超えてからが釣り場だった。
増水後のコンディションと相まって僅か30mほどの区間でまず来たのが29.5cm、そして25cm前後を3人で6尾キャッチ。
で、前回老師に苦労してもらった堰堤直登を避けて少し戻って道に上がる。がこれから天気は良いほうに向かうという予報とは裏腹に釣りを開始しだしたとたんに雨が降り出していて前日までの雨とも相まって枯葉の積もった登坂道はズルズルで直登と大して変わらなかった。

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まっ、そんなこんなでやっと本来の目的地到着。
雨は降り続いている。釣り始めはサイズがなかなか出ない、20cmほどのがぼちぼち。だったが少し釣り進むうちに25、29cmと良型が出だす。

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で、出ました、尺。ぴったし30cm。
その後もぼちぼち釣れ続いていたが、気になっていた雨は釣り始めからもう3時間は降り続いている、上流へ進むうちに落差の出てくる渓相、少しずつ増す水位、濁り。ポイントがだんだんなくなってくるし、アタリも遠のいてくるし、このまま雨がやまなければ帰りがつらいなということで3人意見は一致、プチ修行第一弾は終了。
登りはいいが、帰りが辛いのが修行と感じる所以。職人、足に来た膝に来たと弱音を吐く。が、林道まで戻り、昼までまだ30分ほどあるので取水堰堤下をやろうかというと即OK、で業師と私は釣れないのでさっさと引上げて駐車場所で休憩しながら職人を待つこと1時間、帰ってこないので昼飯にしようと湯を沸かしているとやっと職人帰還。職人も取水堰堤上をやっているはずの業師を30分ほど待っていたそうでご苦労様でした。帰ってきている途中で雨は止み、青空まで広がってきて、職人を木陰で待っている間爽やかな風と木漏れ日にプチ修行の疲れも癒された午前中であった。

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中の谷林道入り口の橋の下で泳いでいたイワナは、帰りに狙ってみた業師の毛バリをぱっくり食ってきたひょうきんな奴だった。

木陰で1時間ほど休憩しているうちに肌寒くなり、日の当たる場所で昼寝しようかと下流へ移動中、MD川の流れ込みを見ると平水状態、やってみようかと思ったが、午前中結構歩いたので坂を登るのを少々躊躇った。
O谷の流れ込みも微増水ながら濁りはほとんどなかったのでO谷の広場で昼寝しようと林道を走った。この林道も河川工事や斜面崩壊対策工事のおかげ?で以前はガタガタだったが少し走りやすくなった。といっても林道は林道、かなりの揺れと衝撃はある。にも関わらず道中助手席と後部座席は爆睡状態だった。かく言うドライバーの睡魔も半端ではなく途中何度も路肩をはみ出しそうになる瞬眠状態であった。そんなことで道中ですでに昼寝は終了していた。

で、プチ修行第2弾。
O谷は結構増水していたが、最初の堰堤を超えれば何とか釣りは出来そうだったので超えにかかる。工事のおかげで堰堤下までブッシュで入りにくかったところが案外入りやすくなっていて河岸までは難なくいけた。ところが河岸のわずかなブッシュを通り抜けようとしたらヤナギやカエデの葉にびっしりとマイマイガの幼虫毛虫が付いていて気持ち悪くて抜けられない。木の種類によっては全く付いていないものがあり何とか抜けきった。入渓直後職人がサイトで27,8はある奴を掛けたがばらしてしまった。堰堤下の浅い淵は結構釣れるのだが、業師に一度反応があったのみでどうもよくない。堰堤を超えるブッシュにも毛虫が付いているかどうか確認したが入り口ほどびっしりではないが、やはり付いてはいる。行くか戻るか、毛虫の量の差で行くことにする。

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堰堤上流は昨年の台風が原因だろうか全く渓相が様変わりしていた。イワナの反応もほとんどなく、これはダメかなと思ったが、せっかく上った堰堤を下るのも面倒なので次の堰堤を超えたところで上がる道があるのでそこまで行くことにする。

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やっと食いついてきた奴は29cmのよく肥えたきれいな魚、様変わりした渓相は以前のように河岸に木の枝がなくなったせいか、結構釣りやすく、ポイントも増えた、増水で釣りにくいが、平水ならば魚さえ居れば結構いい釣り場になっているように思う。

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次の堰堤まで反応は多少あるがキャッチできたのは3尾ほどでさっさと堰堤を抜けて帰ろうと堰堤越えにかかったが、以前は楽に超えられた道がわからず藪漕ぎで無理やり超えた。

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右岸の登り道まで暫く釣ってみる。

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ほぼ諦めかけた3人のうち強運の人が一人いた。
私の上流の淵をやっていた職人のロッドをバットから曲げるほどの強烈な奴をヒット。軟らかいロッドを使っているのでかなりイワナに翻弄されていたが何とかネットイン態勢に入った途端に上流に走られ、木の枝にティぺットが絡まる、こりゃばらしてしまうんじゃないかと思ったが何とか外れたようで二度目のネットイン態勢、またも走る強烈なイワナ、また枝にかけらて今度こそダメかと思ったがさすがに職人、枝の方へ走り無事ネットインした。
計測32cm、よく肥えていたし、走りはなかなかのものだった。職人初の尺越え、枝に絡めたときは見ていて残念!と思ったが、そこは年期の違いか、運が良かっただけなのかよく外れてくれたものだ。
朝からの苦労が報われる一発をやっとあげてくれた。

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で、もう歩けない状態まで頑張った後は老師御用達のイブニングポイントにてまったりと夕暮れを迎えた。