ひとりスローペースで…

7月より我が家を取り巻く諸事情でなかなか釣行できず自身苛々し、息子達からは最近体調でも悪いのかと妙に心配される始末。それではこの際台風の前にでもと思い立ち、福井方面へ出掛ける事にした。然し、別に決まった予定がある訳でもなく何処にいこうかなぁと迷いに迷い結局福井北インターで降りる。6月のメンバーとの釣行の折り先行者が居た為、断念した谷が妙に引っ掛かっていたK谷に8時少し前より入渓。

無風、曇天、気温26℃、水温18℃、平水より減水気味。若干水温が高いのが気になるが、今の時期そう文句は云っていられまい。入渓間もなくいつもの柳ポイントで数回の反応があったがキャッチできず。そこそこ感触を持って間もなく少し上流で先ず1匹目をキャッチ。20cm位ではあるが1匹目が出てくれるとホットひと安心。

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ライズもなくさほど活性がいいとは云えない状況ではあるが、きっちりフライを流すと飽きない程度に出て来てくれ、楽しませてくれる。勿論フライは言うまでもなくEHCの♯14or♯16である。然し反応がなくなると番手を落としたアントであったり、ビートルに変更したりでこちらもいろいろ楽しませてくれる(今回CBPはあまり反応なし)。

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Bird氏の“熊ポイント”を無事通過し、良型こそ出てくれないが24cm位までを数匹キャッチする。今年の大雪の所為か、6月頃の出水の所為か所々の渓相が変わっている。以前の好ポイントも少し様子が違っているのに戸惑いながらひたすら釣り上がる。

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あまりにもサイズが金太郎飴状態であるので写真は割愛して、この区間で何とか二桁を達成し、いつもの退渓地点まで来たところで林道へ上がる。ここでなんと京都ナンバーのog氏と全く同じ車種の車を1台発見!!まさか月初の多忙な時に休める本人じゃあるまいし、どうも朝一この上流部へ入った先行者?らしい。又、この場所の車止めには工事車両が数台止まってありこの先が工事中らしい。どうりで釣りの最中、林道が賑やかかった筈だ。

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早い目の昼食を済まし、次に向ったのはIM谷。此方は良型を期待できないが、数はそこそこ出てくれる。ほぼ平水で、先ず橋の少し下流で1匹キャッチ!

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釣り上がるにはいくらか距離も短く、型もさほど期待できないが、丁寧に探ればなんとかひととき楽しませてくれる谷のひとつでもある。以前Popopapa氏が尺上(本人いわく…)を掛けたが、取り込めず残念な思いをした場所でもある。適当な落差もあり、巻きもあり、ひらきもありそこ々変化に富んだ谷である。ここも出水の所為か渓相が変わっている。

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この時間帯になってくると気温も上昇し、かなり暑くなってきた。幾分魚の出も悪くなってきたようなので、堰堤まで行かず途中で引返す。ここで何匹(2桁迄は届かず)か追加しての帰り道、入渓する時に一寸声を掛けたゲートのガードマン氏と此処で一服させて貰う。先月に少し魚を入れたようだとの話? このご年配のガードマン氏、どこまで本当なのか判断が難しそうな語り方なのである。なお且つ釣り談義がほとんど咬み合わない!

さほど居るようには思わなかったのは私の精進が足らなかったばかりではなさそうである…。

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この後はM谷川のイブニングポイントまで移動して、堰堤まで釣り上がる。今回はどういう訳か小粒のヤマメが何匹も出てくれる。

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リリースした尾びれあたりだけ見え隠れするチビヤマメ。

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堰堤で1匹イワナをキャッチし、続いて27,8cm位を掛けるが、取り込めず残念な思いをする。直ぐに気を取り戻してイブニングに備えるが、4時を少し周ったところでタイミング悪く遠くで雷が鳴り始め、またたく間に暗雲が発生してきた。これはまずいと思い今日は此処で納竿する事にした。

結果的に多少ストレスの溜まる単独釣行にはなったが、知り尽くした場所であってもたまには“ひとりスローペース”で釣りができた事は体力的に私なり満足のいく釣行となった。

次回許されるならSNM辺りかなぁ~。