アマゴ前線とれたて便

桜の開花とともにドライフライフィッシングが本格化する。
あちこちから桜の便りが届きだした4月3日、この日を待ちかねたように【京都渓流倶楽部】が始動した。
今回、雪代の影響が少なく安定した釣果が期待できる奈良T川に集合したのは、
六十肩がようやく完治したというN老師、娘が就職してチョッピリ肩の荷が降りたN仙人、自作のランディングネットに魂を込めようと肩に力の入っているWと私の4人だが、肩透かしを喰らわないようにしなければ・・・。

さて、9時過ぎに現地の河口釣具店に到着して水況を確認すると、ここ何日か少し水かさの高い状態が続いているとのこと。
ハッチに多少影響があるかもしれないと少し不安の色がよぎったが、今さら場所変更するわけにも行かず、とりあえず待ち合わせ場所のふるさと村へ一目散。
ここで技のハンドメイドネットを見せてもらったが、桜と檜材を使い光沢の出るニスで磨き上げた素晴らしい出来栄え!!

net

N仙人は少し遅れてくるとのことで、3人で上流部と下流部に別れて川に降りた。
私とWは下流部へ向かったがこれが失敗だった。

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工事の車両が川に入っていたのをうっかり見過ごして釣り始めたが、しばらくすると濁りが襲ってきてしまい、結局1匹も顔を見れずに陸に上がった。
上流部へ単独で入ったN老師は小型を3匹キャッチし、明暗がくっきり。
遅参したN仙人もふるさと村直下のポイントで1匹ゲットしている始末・・・?

昼食は桜の木の下で花見の宴、ポカポカ陽気も手伝って愉しいひとときだった。

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hanami

一休みし午後の部は、私とがO又へ、NNペアはM谷へと別れて入渓。

keisou

ここでようやく私に本日1匹目がヒット、17cm位の放流アマゴだった。

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その後4匹追加し、も何とか1匹キャッチしたがネット要らずのサイズ。

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M谷を攻めていたNNペアはそれぞれ5-6匹ずつキャッチしたとのこと。

夕まずめは最後にとっておいた堰堤上下流部へ見に行ったものの、工事の濁りが収まっておらず再度O又上流部へ。
ここで20cmを筆頭に3匹追加し、ストップフィッシング。
ドラグ回避で苦労していたWも最後のポイントでヒットさせ小型ながら無理やり自慢のネットでランディング。

w_amago2

無事に可愛い魂が入りました。

水温も7℃とまだ低く、増水や強風のせいでハッチも少なく厳しい状況だったにもかかわらず、何とか4人全員がアマゴの顔を拝むことができたのは、この時期としてはまずまずといったところ。
これから桜前線が北上するにつれてアマゴ前線も活発化していくに違いない。
あとはアマゴのサイズが右肩上がりとなってくれれば言うことなしなのだが・・。