今年も夏季合宿はU川で

爽快渓流メンバー夏季合宿は今年もU川ということになり、まとめ役のog氏におんぶに抱っこで準備万端整えてもらい、二日間の楽しい合宿を過ごすことが出来た。
今回は予定が合わなかった3人が欠席となり、na氏、og氏、ho氏、fの4名の合宿となったのだが、その平均年齢を出してみるとなんと54.25歳(><) いやいやもう徹夜で走り、早朝からの入渓、炎天下の堰堤越えにがけ登り、イブニングまでの丸一日15時間の猛特訓を何とかこなし、合宿の最も楽しみなBBQへと突入、日常の煩わしさをすっかり忘れきった懇談会は延々3時間にもわたり白熱したのであった。 テントに入り寝袋に横になった直後から意識はなくなっていた。翌朝第2日目の起床は4:30、鳥のように早起きのog氏に起こされるが頭も体も動かず、朦朧とした意識に深い森の酸素と冷気が次第に活力を取り戻させてくれるまでの30分ほどのえもいえぬ至福の時間に浸る。こんな山の朝が忘れられず四半世紀もの間懲りもせず通い続けているのである。 さて、第1日目。現地集合AM4:00、og氏no氏、ho氏と私のコンビに分かれてそれぞれ入渓点に散る。 ho氏と私はかねてより気になっていた鳩ヶ湯横に流れ込む谷の上流域を目指し赤兎山登山口へ続く林道を登る、林道は谷と100m以上の高度差を維持したまま延々と続き、途中谷への降り口を探すが急傾斜の深いブッシュの森が下降を阻み続けるのみ。登攀開始から1時間、やっと細くなった谷が見えてきて歩いた甲斐があったなと一安心、落差の急な谷に次々と造られた堰堤間の砂礫の谷に降り立ちさてここはパラダイスに違いないのだと第一投目からの爆釣を期待するが二投三投…全く生体反応ないまま次の堰堤に近づくと林道終点にユンボが鎮座し半分出来かけの真新しい堰堤が白いコンクリートの壁の間から水路をつくり谷水を排出していた。この登攀の1時間はいったいなんだったのだ…ふぅ来て見なければ分からないこともあるさ、浅間山荘事件で有名な佐々淳行氏のいう価値ある無駄(そんなたいそうな)、そう思わなければやってられない。 諦めて林道を下り改めてスタート地点に着いたのが9時を少し回っていただろうか。 その後本流取水堰堤上流部を攻めるがやはり本流はダメだ、お昼前まで詰めてみたが二人で2尾ずつと情け無いスタートとなってしまった。 合宿拠点に正午に集合ということだったのでテン場に着くとog、na氏が先に着いていて既にウェーダーを脱いでくつろいでいた。午前中の様子を聞くとog氏に2尾来たのみで後は皆目反応もなく10:00にはテン場に来て先ほどまで2時間ほど昼寝ならぬ朝寝をしていたのだと…本流は鳩ヶ湯下も沈没していた。 以降上の記事(2008’夏物語で) P1010441

二日目、昨日の不調を取り戻すかのように朝一から気炎をはくno氏

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この堰堤下で4尾連続Hitさせるno氏