北陸DEBUT

昨年末からキャス練、管釣りとDebutに向けて準備してきたW氏、今期に入り短い準備期間でDebutしたT氏、両氏はともにホームT川、高島I川K谷と渓流Debut以来未だ「ぼ」の字がないという。
今回はog氏が精進中のためN氏と連れ立って北陸イワナDebutである。
現地合流4:00ということでいつものようにギリギリに出発した私は道中稀に見る快走に恵まれ3:30には到着してしまった。早めに出て現地で仮眠するといっていたN氏一行に合流して起こすにもまだ早すぎるし、私も仮眠をというには時間がなさ過ぎるという中途半端なタイミングであったので本流を上流域まで走ってみて入渓待ち状況をチェックしてみた。
思いのほか本流筋に入渓待ちの車は少なく好きな場所を確保できそうであった。集合場所へ着いたのが丁度4:00、N氏一行は熟睡中のようで窓ガラスが曇っている。小用を済まし、一服して彼らが起きるまで横になって待とうと座席を倒して程なくN氏の車のドアが開いた。
N氏W氏は前回良かった取水堰堤上下流、私とT氏は本流の取水堰堤上流域へと別れて入渓、朝一は谷か本流か北陸イワナDebutのW,T氏の運命の分かれ道!!!!
本流取水堰堤下流は水量激減で入る気にならず上流の最終橋下から上流に狙いを付けたがほんの数分遅れをとってしまった様で入渓準備中の車が一台。迷っている暇はないのですぐに切り返して第二候補の堰堤上へ、入渓は5:00少し前であった。
入渓早々、岩盤にぶつかる淵でライズ、まずは1尾確保。流心脇のライズをT氏が狙う、飛沫が上がる…ラインは空を切ってしまった。アマゴ合わせバリバリやん!…以降午前中を書くことがない。2時間に1度程パシャっときただけ。8時頃からは釣りというより流れに合わせたキャスティング練習にシフトしてしまった。

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取水堰堤より上流も水が少ない、長い間増水した形跡のない底石は茶色い水苔が分厚く積もっている。これではイワナが元気ないのも仕方がない。

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さて、谷を攻めたN、W氏はいかに。
N氏が26cmを頭に3尾、W氏が24cmを1尾、2人とも水が少なくてさっぱりだったというが、それだけ釣れれば上等やんと思うのは我々二人だけではなく、この日本流を攻めた他の釣り人たちのほとんどがそうではなかろうか思えるほど途中で見かけた釣り師たちの目がうつろであった。
テン場で揃って昼食、午後からやるところがもう思いつかない、とりあえず昼寝でもして元気を取り戻す。
14時全員起きている。まだ早すぎる…取って置きのポイントは16時以降にしたい。取って置きのポイントに入る前に4人のローテーション感覚をなんとなく確認しておくために第3堰堤、第4堰堤を4人でやってみる…実は時間潰しだ。

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第4堰堤もこの時間ではまだ炸裂するには早すぎたようだ。さてもうこうなればあの堰堤を登るしかない、他に入渓者が有れば途方にくれるが行ってみるしかない。
幸いにも見える範囲に釣り人はいないようだ。午前中に入渓は有っただろうがそれでも何とかなるのがこのポイントのいいところ、W、T氏のイワナDebutを飾ることが出来るのだろうか。

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N氏余裕のプチ入れ食い

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W氏も立ち位置の勘を掴みドラグの回避に自信をつけたようだ

やはりここは裏切らない、24~5cmと小ぶりながらきちんと食ってきてくれる。N氏W氏ともにそこそこの型を見るもののT氏にまだHitがない、T氏のロッドとラインのバランスが少し良くない感じだったが、どうやらそれがたたったようだ。
さすがに「ぼ」無しの強運の2人だった、最後の最後、もうこのポイントで上がらなければというところでT氏に2尾連続Hit。

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ラインバランスに苦労しながらも粘り強くキャスティングを繰り返すT氏

P1010698イワナもこの粘りに負けたのか最終2尾連続Hitを飾るT氏

2人の北陸イワナDebutは無事完了、何とか全員「ぼ」無しに終わりN氏も満足そうであった。梅雨を向かえそこそこ雨が降ってくれればラインをのびのび出せる本流の釣りが楽しめるだろう。ヒゲナガの羽化ももうそんなに遠くない状況だ。

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減水が続いているので雨次第では爆発の可能性も秘めているのではなかろうか。

福井
爽快渓流フライフィッシングに魅せられて