愛煙組編

宵々山の賑わいも静まった午前1:00、京都の集合地から今回の4人のメンバーは2台に分乗して目的地へ向うが組み割りは自然と喫煙組と無煙組となり、2日間の行動もこの組割で終始する事となる。
私と業師が同乗し、いざ出発。
目的地は1日目朝1番はSNMに全員乗り込む事に話は決まっていたが、途中で我々の気が変り、我がチームはO谷1番乗りを目論んだが土留め工事現場まで行った所で新たに設けられたゲートにしっかりと施錠されたチェーンに進路を阻まれた。
歩くにはかなり距離がある、時間は既に6時前、他へ転向するにも1番乗りタイムを大幅に過ぎてしまって初日から大失敗してしまった。
谷へ1番乗りを諦め、本流の隙間を狙うことにした。

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入渓後暫く生体反応なく、又しても入る場所を間違えたかと思ったが1発目のヒットを拾った後はボツボツとイワナが姿を現してくれた。
谷の奴とは違い、ふわっと浮いてきてつんと毛鉤をついばむ程度の食い方に始めは戸惑ったが、一呼吸我慢する合わせが必要なことがわかった後はこちらのもの、どうにか初日の午前中を乗り切ることが出来た。
7月の3連休は登山口の交通規制が始まる時期で登山には絶好の気候のはずなのだが、日差しが強く8時を過ぎた頃から汗が噴出す気温となり、時折水中に下半身を浸して冷却しながらの釣りとなった。

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昼食、昼寝の後イブニングは午前中の猛暑から逃げるように最上流の谷に向う、林道歩きが暫くあるが谷に入ると爽やかな風が吹き抜ける爽快な渓流が待っていてくれた。

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午前中に入渓があったようだがイブニングタイムのお陰で何とか反応はするものの掛かりが悪い、飛沫を上げて飛び出した奴はグイグイと強烈に引き込むので、やったなと思ったが綺麗に背掛かりした25cmであった。

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背の高い草の林道を暗がりで帰るのは少々危険、7時までのタイムリミットに合わせた様に業師にヒット、これで今夜は気持ちよく眠れる。

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翌朝は全員で本流狙い、昨日の入渓後なので反応が極端に悪い中、何とか全員イワナの顔を見ることが出来た。

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本流のイワナは引きが強くワンヒットでも結構楽しめる、今回最長寸の27cmを仕留めたog氏だがその引き込みに軟竿がU字にしなり、一度岩に入られダメかと思ったが何とか引きずり出してキャッチできた。

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堰堤脇に流れ込む水路が川に流れ込むU字構から飛び出したデブデブのイワナ、流れてくる餌を独り占めしているのだろう、掛けた後の引き込みを見ていたみんながどんな大物かと期待させる引き込みであった。

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二日目の本流も暑さは変らず、最終のイブニングはまたも谷へ逃げる。連休二日目の午後ともなるとどこも先行ありを覚悟せざるを得ない、顔を拝めるだけでもいいかといつもの慣れた谷に向う。

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ところが幸運にもここは誰もが先行を懸念して入渓がなかったようで、最初から入れ食い。業師は二日間の憂さを晴らすように釣りまくっていた。

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珍しく良型のヤマメがヒットした。
終わりよければ全てよし。老師の口癖だが二日間温存したポイントは裏切らなかった。

毎年の釣行会のBBQの準備はog氏任せでお世話になっているが、今回も大変お世話になりました。og氏の奥様に感謝!