本格始動前の腕試し

先般は私の都合で写真だけ先行し、コメントが追い付かなくて『何だろう?』と思われた方には申し訳ない。
さてシーズン到来を迎え、私が近年通っている渓流がある。 “小渓流”とも云える規模の小さな渓流であるが、『初期は此処!』と今年もひとりで行ってみる事にした。実のところ先月の末に一度行っているのだが…。

気温16℃、水温12℃、微風、心地良いコンディションだ。山が靄っているのは多分黄砂の所為であろう。

先ずは、いつもと入るポイントより入渓。ここは必ず2,3匹は顔を見られる良いポイントである。流れ出しからフライを落とすと1投目から挨拶がわりに反応あり!
幸先良く2,3回フライを流すとサイズは大きくないが、元気一杯フライに喰らいついて来た.。

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ここから上には3,4箇所の本命ポイントも含み、小枝を避けながらも丁寧にフライを流すと思うように反応がある。型はけっして期待できないが、初期の釣りには『これで十分』と妙に納得してしまう。
今年もこれから好きな釣りが出来ると思っただけでしぜんと気持ちが高まってくる。

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どれもこれも金太郎飴状態が続く。

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今日はパラシュート系によく反応するようだが、カディス(新たにひと工夫しているのも初めて試してみても…)でも気持ち良く手応えがある。このカディスは暫く有効に使えそうだ。
この渓はときおり岩魚も混じるが、今日は小型ながらコンスタントに綺麗なあまごだけが釣れる。上流のチャラ瀬でも2匹、3匹釣ったところでひとまず退渓。
場所を変え、去年一度だけと入ったが、あまりにも小枝が垂れ下がり鬱陶しく直ぐに退散した本流出合いの上流部へ入る。垂れ下がった枝の為、まともにバックキャストが取れない、思ったところにフライを入れられない等々…。まるでこんもりした茂みの中で釣りをしているようなもの。

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かなり厳しい処ではあるがそこを何とか凌ぎ又、拙いロールキャストを繰り返し、膝下20cm程の瀬で出た少しサイズアップした1匹。

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上の小さな巻き返しで思い通りに出した1匹!

少し遅い昼食を済まし、午後からは本流下流部の私の本命ポイントに入渓。
ここでもいくつかのフライを試しながら数匹キャッチする。そして相変わらず派手なライズを繰り返している最後のポイントでは今日一の24.5cm!(この小渓流では良型の部類)。

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右奥の抉れているスポットを一発で決めれば、出てくれる確率はかなり高くなる。

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なにはともあれ、シーズン初期の私にとっては“ちょうど良い加減”の釣行である。
既にこの連休に遠征している兵(つわもの)もおいでのようでだが、
クラブの皆さん! シーズン通して何とか無病息災! 事故の無きよう、
今年も良い釣りをしましょう。
popopapa さん、今年は尺ですぞ!  『尺…』

京都
爽快渓流フライフィッシングに魅せられて