気温差20℃…U川は午後からか?

最近金曜に休みを取るようになったH氏、水曜の夜TELがあり木曜の夜から行って待ってますとの事…金曜にしこたまやられた後じゃ釣れへんやん…
そんなことで、土曜4:00大野のコンビニで待っているH氏のもとへ走る。U川まで2時間30分の所要時間はほぼ大幅な誤差の出ることはない。1:30に出れば15分前には確実につけるはず。
R161で大型トラックの集団に挟まれ敦賀ICまで2時間かかってしまった、福井ICまで30分、ここで時間切れ、H氏の待つコンビニに着いたのは15分遅れの4:15、急いで朝昼の食料を買いU川へ。
H氏によると前日鳩ヶ湯下は不調、取水堰堤上流は水高、I谷出合い下流の本流で28と26をようやく上げたとの事、金曜の入渓者も多く、何となく連日攻め立てられている感じ。
鳩ヶ湯下や上流は今日も釣り人が多かろうとI谷出合い下流を朝一攻めて見ることとなった。ところが、私の15分遅れが祟ってI谷橋に既に1台のワゴン車が今停めたばかり、やられた…
仕方なくI谷出合い上流をやることにした。
取水堰堤からI谷出合いまでは水量が少ない、下流は前日水が高かったそうなので案外こちらの方がいいかもしれない。
5:30入渓、水温9℃、気温7℃、寒い。
案の定入渓一発目に私に26が来た

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1.5m堰堤の小さな淵までちゃら瀬が続き暫く反応なく過ぎたが、この淵で20前後の小イワナ連発、二人で7尾Hit、放流物がまだ滞留しているようだ。

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今年のはアメマスのように斑点が大きい、養殖物に頼らざるを得ない漁場管理をうかがわせる。本来その川にいた種というのは既に絶滅しているのだろうと思うと複雑な思いがする。

その後もちゃら瀬続きで小イワナがポツポツ、美濃又へ入る橋の上流の大淵でイイ型が底からユッタリ浮いてきてフライをつついたが、あまりののんびりさにロッドを持つ手がピクピク、待ちきれず早合わせしてしまった。
美濃又出会いから私は谷を堰堤まで200mくらい釣りあがって3尾、特に堰堤下のコンクリートのくぼみで出たイワナは大きさは25前後であったが綺麗なイワナであった

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このような一面コンクリートのポイントは水圧で出来たえぐれがそこそこあれば見逃せない、必ずというほど1尾か2尾は入っている。
幾つもの試練を越え、またこの高い堰堤越えの機会をうかがっているのだろうか。運良く堰堤越えに成功し美濃又に入れれば以前の美しい渓谷で安住できるという思惑の彼女には美濃又のちゃら瀬化は想定外に違いない。頑張って頑張って這い上がって行く希望の先に待ち受ける荒廃の地、イワナといえど避けられない現代の不条理、等と妙に彼女を擬人化してしまうのはやっぱり年だな。

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渓相は良くなってきたが反応がまるっきりないと思ったら、くっきりと足跡が、まぁこれだけ釣りあがれば入られても文句は言えない。
腹も減ったので昼食に帰る。

午後はどうしたものかと昼食中に考えたがI谷下流部は午前中先行者は少ないはず、ワゴン車の二人連れのみと推測、水温も上がり午前中とは状況も変わっているかもしれないと読んだ。それにしても朝一の寒さが嘘のように暑い、気温は25℃まで上がっている。この分だとまだ上がりそうだ。

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昨日より水量も少し落ちているらしい、水温14.5度
予想どうり入渓早々にH氏に連続Hit、私にも25前後がポツポツ

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H氏に結構元気のいいのがHitしたと思ったらアマゴであった、この川では大変珍しい、下Uではヤマメが放流されているようだが、上Uでアマゴを見るのは初めてだ。

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10年ほど以前に最上流部で28cmのヤマメを釣ったことがあるが、鳩ヶ湯のおやじさんに聞くとかなり以前にヤマメを放流したことがあるがその生き残りだろうとのこと、このアマゴもそういう人生(魚生?)を歩んでいるのだろうか。兎に角希少、尺イワナの確率より遥かに低い確率だろう。彼女のDNAはF1,F2と受け継がれていくのだろうか、是非そうあって欲しいものだと優しく見送った。
5:00頃までにI谷出合いに到着、イブニングはどうする?
目ぼしいところは思い浮かばず取水堰堤上流へ向かう。鳩ヶ湯前は相変わらず人気だ、5~6人がイブニング中であった。
取水堰堤上流も銀座だ、今日も多分4~5パーティが攻めているはずである。
イブニングライズのポイントは大体こんな場所ですよと渕尻のかなり浅くなったポイントを指差しているとパシャ、お待ちかねである。2投目にHitしたのは23cm。もう一つのポイントは淵に流れ込む浅い瀬が急に深くなるポイントと指差すとまたパシャ、お待ちかねである。
スピナーがかなりの量ハッチしているのに散発的なライズのみでこの日は終了、イブニング3尾

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かなりの釣り人の数、しかも連日攻められているとのこと。U川もこれだけ人気スポットとなってしまっては250Kmの距離が重くなってくるなぁ
二人で30尾ほどの釣果であったが型が小さく、なかなか納得のいく釣りとは言い難いがこの程度で御の字とするしかない。

アケビの花が満開、少~し今年は気が早い
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