滝の上のパラダイス…

金曜の夜半から出発しようと意気込んでいたが、うっかり寝込んでしまい意気込みが半減してしまった。
結局出発したのは10時過ぎ、行き先定まらず。
どうせこんな時間に行ってもどこも2番手3番手で釣れないはず、谷より本流狙いのほうがまだましかもしれない。
TD川かU川、U川は多いだろうし…TD川しか残っていない。
夜間なら3時間半で着くが昼間はどうもいかん!4時間半かかってしまった。2時半、まだ本流を狙うには日が高すぎる。取り敢えずO谷を3時間ほどでチャッチャと済ませて本流に6時なら何とかなるだろうとO谷へ入る。
O谷中流部へ到着するとアルトが1台停まっていた、よう来れたな~と思っていたら初老の男性が何かを探しているようだ。男性によると午前中1組入ったとのこと…だろうな(–;
取り敢えず入ってみる、少しくらい反応があれば堰堤に取り付こう。
入渓即1発、ほんまに入ったんか?

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ところがこの後ぱったりと反応がなくなる。堰堤下のいつも数尾必ず出るポイントも全く反応なし。雪代後で石に泥がついているし藻も相当ついていて滑り易い。
反応もないし、イブニングまでの短時間でここを攻めるにはほんの少しだが水も高いし石も滑り易いので慌てて転んだりしそうだ。
堰堤は超えないことにした。
イブニングには少し早いが本流へ向う。本流筋では2~3名の釣り師が既にやっている。昨年入った堰堤下に入ってみる。
いくらか反応は有ったが食いが浅い。やっとかかってくれたのは20cmを少し上回る程度のイワナ、この後3尾同じようなのが釣れたがライズもないし大型の期待も薄い、7時までやったが嫌になった。本流の魚もプレッシャーが高いようだ。
早めに晩飯を済ませ、椅子に座って夜空を見ていると結構な数の衛星が飛んでいるのが見える。寒い!気温8度、寝るしかないかと寝にかかったのは9時過ぎだったがすぐに寝てしまったようだ。
目が覚めたのは3時。寝覚めは強烈に悪いので1時間ほどコーヒー飲んだりタバコ吸ったりコーヒー飲んだりタバコ…でやっと4時ごろ動く気になった。
MD川に入る。弁当、ロープ、熊スプレー…行けるとこまで行くつもりだ。
いつものポイントから始めるが反応は悪い。悪いなりに何とかボツボツ拾えるので登る。

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昨年尺の実績のあるポイントに来た。結構いい型が泳いでいるのが見えている。簡単に食ってくれたのは28cm、尺じゃなかった、残念。

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この上の堰堤を巻くと昨年諦めた滝登りである。滝の上にはパラダイスが待っているはずだ。

taki

大石が積み重なった滝だが簡単に登れそうにない。巻き道もありそうだが取り敢えず直登してみる事にした。案外登れる。水量次第だが帰りもそんなに苦労しそうにないのでパラダイスを楽しむぞとうきうきしてくる。
滝の上は大石と淵の連続だ。イワナは22~3cmほどのものばかりでパラダイスはもう少し登ったところか?
と、突然パラダイスは現れた。

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なんじゃこりゃ…そういえば土留めの袋の残骸などが滝の途中に引っかかっていたなぁ、こういうことかい。
林道は一度谷筋から離れてまたここまで続いていたんだな、林道はここで止まっているのでこの上にはもう堰堤はない。行ってみよう。

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こんなのばっかり。

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いい谷なんだがなぁ、日曜のせいか?それともこのサイズを越えることはないのか?また課題が出来てしまった。今度は一番にここまで歩いてきてこの上を攻めねば。

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林道が有るなら滝は下りなくていい、下りなくていいがパラダイスもない。はぁ…

昼まで登れるところまで登ったが、サイズは上がらなかった。今度は業師を連れてこよう。と思ったのでよろしく。

この谷は白山釈迦岳へ登っていく、林道から見える白山はまだ雪をかぶっている。こんなに近くに見えるんだ。

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帰りに第2第3堰堤間をやりほぼ今日行ったところまでは制覇した。
本流を渡る橋の下を覗くとゆうに尺を越える奴がゆったりと泳いでいた。やっぱり本流か?

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車に戻ったのが2時半、帰ろう。帰り道本流狙いの連中がいっぱいいた。やっぱり本流か?

真昼間に帰るのは久しぶりだ、のろい。しかも日のあるうちに家についてしまう。
南条PAを過ぎたあたりでいらぬ考えが浮かんできて消えない。
T川でイブニング?
今庄で下りて峠越え、上流から入って適当なところでイブニングしたろ。
ところが、この通り、完全に通行止め。歩くしかない。水は問題なし。

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暫く歩いて入ってみたが、反応なし。ここぞというところで逆引きしてみた。ポーンと出たのは27cm

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この後20cmを少し越える奴が2尾で日が暮れた。この時期これでは…
日曜だしなぁ

石川
爽快渓流フライフィッシングに魅せられて