私流に・・・

二週間前Bird氏と釣行して“ボコボコ”どころか散々な目にあって来た。
これでは“釣れない症候群”になり兼ねない思い、ここはひとつゆっくりと自分ペースで元に戻そうと、6日木曜、一人釣行に出掛けてみた。
SNMのゲートで行政からの熊目撃情報(最近らしい?)を尻目に本流を車を走らせるが、スロープポイントには既に地元ナンバーの車が一台、早くも入渓しているようだ。それではと中間地点の駐車スペースに車を止め、即入渓。この間の増水は嘘のように水量も平水近くに落ちつき、水温も9℃位とまずまずのコンディション。

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幸先良く3投目にヒットしたのは少し太り気味の20cm 。

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いつもの絶好のポイントで20cm位の同型を3匹キャッチ。その直後にちょっとしたトラブルに見舞われ、敢え無く一時撤退。

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しかしここで諦める事はできない、前回と同じ羽目になり兼ねないと心に決め、下流の私のお気に入りポイントへ入渓。
橋の少し下流のひらきからフライを流し出すといきなり良型が喰らいついてきた。その上段のかたでも・・・、アントパラシュートにも・・・

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短区間でありながらここぞというポイントは結構ある、私的に好きな処。しいては楽な処である。

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時々後ろの木には引っ掛かるが、暫くサイトフィシングを満喫する。

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暫く入れ喰いを堪能し(これで前回の○○○○症候群は払拭したか・・)、退渓する。

やはりこの間の同じルートでないと意味がないと(今回KZ谷は事情により省略)自分に云い聞かし、昼食がてら別の水系へ移動する。

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昨年とは渓相も流れの筋も変わっていたダム上流域のM谷川。
前回の釣行と比べると水量はかなり少なくなっている。入渓直後足元で魚に走られるところをみると居る事は確かだ。ここは慎重にアプローチする。
暫くしてポトンと落としたフライに “モコッ” 初ヒット!確かに居てそうだ。

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今や私の “新お気に入りポイント” となってしまった渓。去年までアマゴが大半であったが今年はすべてイワナと入れ替わっていた。あのずっしりとした体高のあるアマゴは居ないようだ。

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絶好のタイミングで合わした、今日一の26.5cm! ランディング中後ろからひと回り大きなのが追って来た、『デカイ!!』。さらにその後ろにも一匹追ってきた。

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本日のイブニングはU川(これで元は返る)へと向うが4時頃から道路を叩きつけるような激しい雷雨となり生憎イブニングはできそうもなくなった。
そうこうしている間にBird氏から『金曜日からいかが?』とのメールが届き、丁重にお断りし今日一日の結果を報告。果ては『また平日ですかいなぁ~』と呆れられる始末。次回は『頼みますよ!』。

翌朝、本流のいつものルートから入渓。数投目で型はさほど大きくないがここでも幸先の良いスタートとなる。私の好きなひらきでヒット!

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中間地点、このまま通しで上へ向かう。

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EHCにも好反応、ひと時ロッドに伝わってくる感触を楽しむ。

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このポイントでもフライを替えながら連続ヒット!

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そろそろ退渓地点に近付く。最後の核心部ではあと3,4匹は何とか出したい。通しで6時間程掛かってしまった。

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カタで3度喰いそびれ4度目やっと出た。この場所では去年も同じ事があった。まさか同じイワナでもあるまいし・・・。
退渓地点に到着し、ひとまず昼食を摂ろうと日陰のあるI谷へ移動する。

駐車スペースから入渓し、1匹掛けたところで雲行きがあやしくなり、昨日に続き大粒の雨が落ちてきた。雷も鳴り出し、ここは暫く退散する事にする。某森林組合の作業員の方に挨拶がてら話しをすると『今日はあんたで3人目よ』との事。平日ながらやはり人気の谷である事は事実だ。

夕立ち後の2時過ぎから通称“長橋ポイント”の少し下流部から入渓した。この水位であればと期待が膨らむ。反応はあるがなかなかヒットしない。午前中の通しの影響であろう疲労感が漂い始め集中力も切れかかってきた。もう少し頑張ろう!
足元で魚が走るが何れも小型のようだ。

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堰堤下の巻きでしつこく粘ってピーパラ#12で出した1匹。

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最後にくるぶし程の浅瀬で出た会心の一匹。9寸ジャスト

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今回活躍した“つわもの達” ご苦労さんでした。
押し並べてテレストリアル系に好結果が出たようだ。勿論自分ペースの釣行であったので一箇所に留まる時間はそれなりに掛かったが、満足な2日間、充実感と疲労感で心は落着いていた。憚りながら“ボコボコ”とは云わないまでも“ホクホク”の私流に納得した釣行であった。