納得の最終日

釣れる釣れないは別として皆さんそれなりの最終日を送られたようでお疲れ様でした。

先週のOTG川釣行会も新人YG氏の初参加やog氏の事前調査等により日帰り釣行とはまた違った楽しい釣りをさせてもらい有難う御座いました。

今週末、自分なりに最終日を迎えたいと思ったが、釣行会の後とあって皆さんもそれなりの最終日作戦もあろうかと思いこちらの作戦を先にご披露し、乗ってくれる人を探してみた。
行き先は私の体力最大限使い切ってもまだ余裕のある業師が同行してくれるというので私の我儘を聞いてもらった。
かなりの渇水が予想されるので水温の低い溶存酸素量の多くなる落差のある谷が狙い目、となると日帰り範囲内で条件に合致するのは2~3箇所しかない。ただ、シーズン終盤となれば他の釣り人も狙うは同じ場所、1番乗りが必須となる。ここはもう運に任せるしかない。
まずはMD川上流部となるが平日の入渓も考慮して最上流は避けた。案外エアポケットになりやすい林道終点手前から藪漕ぎで入る地点、ピンスポットではあるが堅い区間に絞ってみた。4時半到着、1番乗りだ、5時半まで夜明けを待つ暇は無いので少し空が白んできた5時過ぎ林道に入る。30分ほど歩きブッシュに突入するが案外踏み後がある。いつもより入渓回数が多いということだ。パックロッドをデイパックにしまっての藪漕ぎがこんなにも楽なものかと改めて思うほど楽に入渓で来た。
水量はいつもの半分だ、こりゃ何ぼなんでもきついぜ。
と、たらたらフライを結んでいると早速やり始めた業師にアタックがあったと言う。よっしゃ!狙い通り、いけるんちゃう!
が、やはり渇水には勝てない。釣れて来るイワナも長いが細い、産卵大丈夫なんか?とあまりいじめては可哀想になりそこそこの数に留めて滝が滝でなくなった滝を登り堰堤上流部を少し確認した後帰路に着いた。
昼過ぎに車に帰り、K谷へ入っている老師たちに電話してみるが通じないので次の予定地O谷へ向う。
途中老師たちの車とすれ違い、一緒に昼食。午前中のK谷はなかなか良かったようだ。苦労して歩いた我々とあまり変らない釣果を出していた。

2時過ぎまで道端の木陰で談笑しMD川へ向う老師たちと別れる。
O谷中流部に到着したのが3時過ぎ、午前中の入渓は覚悟してイブニング狙いだったが、残念ながら先着があり断念する。
残るはSNM取水堰堤上流、午前中最上流部への入渓はあるだろうが中間点にはまだ残っているポイントがあるはずだ、イブニングまで我慢すれば何とかなるかもしれない。
ところがここにも先着があった。最上流に行ったまままだ帰ってこないのかもしれない、とにかくもうここしか残っていないので入ることにする。
準備している最中に先着の二人組みが帰ってきたのでどこまで行ったのか聞くとほんのチョット入っただけというが、チョットの割には汗の量が半端ではない事から判断するとかなりのチョットだなと思わなければならないだろう。。
30分は歩かなければならないだろう。とにかく勝負は5時から、小さなLEDライトでは心もとないので明るいサーチライトを持っていく、先ほど車止めに帰ってきた2人組のフライマンの足跡がなくなるまではここというポイントを2~3度流してすっ飛ばしながら登る。足跡が上り下りとも1人だけのものになったところから反応が出だした。5:30頃巻きのポイントから25cmをやっと引き出す。写真撮影。
その後50m先で業師にアタックがあったがフッキングできなかった。そしてその上のポイントで私に良型がやっとヒットしたので振り返ると業師にも同時にヒットしていた。さぁここからだというところで私がデジカメを落としたことに気が付いた。

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完全に闇に包まれるまであと少し、ここからボコボコというところでの失態は痛かった。
最後に撮影したところから150mほどの区間に落ちているはず、業師にヒットがあったことで納得してもらいデジカメ探しに下るが最後に撮影したところまで見つからず終いであった。午前中のMD川の写真はSNMに置いてあるので掲載不能である。
闇夜の川下りはゆっくり転ばないように注意すればよいが、注意していてもどうしようもないのが大型の獣、サーチライトで周囲を警戒しながら転ばないように下ってくるのはかなりの緊張感だ。一気に下ってきたが途中私が与太ってきたので業師に休憩するか?と聞くと大丈夫ですと流石に若い。そのまま一気に帰ってきた。
左岸に巻き道があるのでそちらを帰るつもりだったが少々藪の中なので川を帰ることにしたが結構ハードであった。しかしこれが朝なら次第に明るくなってくれるので夜明けを待たずに入渓可能なことが確認できたのは大きな収穫であった。
O谷は残念だったがこの最終日の収穫と業師の根性を確認できたのは来期の計画の幅が大きく広がった、今期最大の収穫を得て納得できる最終日を終えた。