終盤追い上げ…体力もたず

久しぶりに天候も体調もその他諸々も釣りに行ける週末を迎えられそうだったので、誰か一緒に行ってくれるメンバーは居ないかと探りを入れると、W、T氏らがU川予定とのことであったので連れて行ってもらう事にした。
Tこと業師がどうやら私と同様夏風邪を長引かせてしまっているようでWことと二人釣行となってしまった。
がどこに行きましょうと言うのでU川でなくてもよいのだなと勝手に解釈(^^)、MG谷を一度攻めたいと言うと快くOKが出た。
一番乗りが必須条件になるMG谷、早めに出て4:30頃到着したがまだ夜は明けていない。
5:00頃ようやくうっすら明けてきた、もうこんな時期になってしまったかと今期の出遅れ中休みの尋常ではない状況に何とかしなければならないと活を入れて出発。

緩やかに登りが続く林道を歩くこと30分、未踏域の堰堤上に出る、ブッシュの入渓点をかき分け半年もかかってやっと立てた渓は思いのほか無愛想であった。

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入渓一発目に出るのがこういう谷のパターンだがどうも変だ、期待と違う状況に不安が頭をかすめた時W氏に一発目が出た…が取り込み寸前にリリース…写真はない。

居る事は居る、数はイマイチか?
QBP#16をスッと吸い込んだのは頭でっかち尻すぼみの27cm、入渓約15分後であった。やはり出足が遅いのは治っていない。

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釣り上がるうちに次第に良くなる渓相、次第に良くなる釣況、ん~なかなかいい!

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瀬では全く反応なし、淵に溜まっているようで一淵2~5匹と塊で釣れてくれる。
一つ目の堰堤超えは楽だった、堰堤上から見る渓相は入口の貧弱な水量からは到底想像できないすばらしい谷である。

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秋の釣りは悩ましいものであるが、まだこの谷の魚たちは完全な秋モードではない、淵に溜まってはいるが出方は気持ちいいほどバッサリと出てくれる。

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リリース後暫く定位遊泳を見せてくれるイワナ

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アベレージ22~3cmほどであったが大型を期待するに十分な谷である。

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二つ目の堰堤は荒々しい岩盤上にあり巻き道を見つけられなかった。登る毎に荒々しくなってくる渓相、右岸の林道はちゃんと付いているのか初めての領域で不安になって来た、帰りをこの荒々しい谷通しという事になると装備に不安がある。一旦下り入渓の目印のようなものが付いていたところから林道を確認に上がった。
林道は確実に上流へ付いていたが、少々二人とも疲労困憊と暑さに参って来たので今回はここまでとした。
入渓点、堰堤巻き道などなかなか課題の多い谷であるが面白い。少し研究してみたいという意欲の湧く谷であった。

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午後からはIWM谷上流を攻めたが、入口でガードマンさんが言っていた通り二組先行、一組はほんの50mほど先に見える状態だったが魚の反応はあるので取り敢えず釣り上がってみた。先行と距離を保ちつつ釣り上がったが、堰堤で追いついてしまったので、ここまでとしようと帰りかけると先行の方が帰り支度を始めたので、もう少しやってみる事にしたが、もう一組は第三堰堤上へ直行して入ったようで第二堰堤までより反応は少なかった。後追いなので竿抜けを狙っていたらまっ黒けのイワナが釣れた。
こんな奴がきっと生き残っていき巨大になっていくに違いない。イワナという魚は不可思議である。

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