訳あり? 再びの本流

og氏は近年鮎にご注進、Bird氏はお仕事、は先般の釣行会からの腰痛が完治していないらしいし(肩は治ったのかなあ~)、皆さん何かとお忙しい?中、唯一暇な業師(失礼)と23日未明北陸自動車道をひたすら北へ走る。

業師は今まで何回となくU川本流を攻めに来たが一度も良い目を経験した事がないと言う、そんな訳で、私の思いと一致して取り敢えずお気に入りのポイントから若干早い時間から入渓。しかし先般の台風の一過,水況もほぼ落ち着いているかと思っていたが、予想に反して渇水状態である。然し、気温26℃・水温16℃・無風、この時期としてはめずらしい初秋を想わせる清清しい環境で釣りが出来る事に感謝々・・・。

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減水に文句を言っていられないなあと思うまもなく私の夏季限定の#14のフライにヒットした26cmの良型。

暫くして今度は業師にも初ヒット!これも26~7cmの良型。しかし残念ながらネットより逃走しカメラに納まらず、業師悔しい思いをする。

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気を取り戻しひたすら釣り上がり、フライを流すと飽きない程度にロッドを曲げてくれる。

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業師に出た23cm。

口には出さないが(元来寡黙な御仁である)、本流で伸び々とロッドを振れることに満足気である。黙々と釣る姿はいつもと変わらないように見えるのは私だけではないと思う。

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少しフライサイズを落とし、シルエットを変えれば、再び楽しませてくれる。そうこうしているうちに退渓ポイントまで到着したところ、先行者を発見。釣り上がりそうな気配であったのとちょうどランチタイムに近かったので一先ず退渓し、最上流部のキャンプ場まで移動して食事をとることにする。

その後2か所ほど場所を変えてフライを流すが、あまりぱっとせず(それでも業師は3匹釣っている)いつもの事ながらI谷へ移動。此方もかなりの減水状態であまりロッドを出す気にもならなかった。

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谷からの帰り、第二堰堤を通りかかると業師がどうも何か云いたそう・・・。

『とり敢えず一人でやってみる?』と声をかけると二つ返事。しかしここで私に睡魔が襲い(実は作晩から一睡もしていなかった)、車中昼寝と決め込む。爆睡中に此処の堰堤で業師が執念の27cmを頭に小一時間で納得いく釣りが出来て満足気にご帰還。

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あとは本日のイブニングポイントを何処にしょうかと考えてみるがいずれの場所も先行者がおさえている。やはり土曜日は何処も人気があるようだ。

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業師のお気に入りポイントを通り掛かると誰もいそうな気配がない。それではと、ここで本日の締めに二人でフライを流す。イブニング前でありながら結構反応が良く20cm前後ではあるが、飽きない程度にロッドを曲げる。二人で10匹程楽しんで、納竿とする。

この時期、アブの鬱陶しさも覚悟の上での釣行であったが思いの外少なく又、渇水にもかかわらず納得のいく釣果でアベレージも22~3cmであった。業師も今回は本流で良い目ができ、満足気で私もほっとしたのであった。本流も満更でもない事に納得した“訳あり” な一日であった。

福井
爽快渓流フライフィッシングに魅せられて