鬱憤晴らしは、やっぱりT川で・・・

仕事や所用が続いて鬱憤が溜まりに溜まっていた。
ガソリン高騰もあって同行者を募ったものの、皆さんそれぞれお忙しいようで、久しぶりの単独釣行となったが、これはこれでポイントを独占できる愉しみがある。

午前3時起床、いつもの堰堤上に到着したのが6時、今日は運良く空いていた。
長く育った藪を掻き分け川原に降りてまず第1投、いきなりアマゴが飛び出した。
不意を突かれて合わせ損なってしまったが活性の高さが伺える。
水温11℃、微風、曇天、水は平水でクリアとくれば、この時期最高のコンディションである。

すぐに17cmのアマゴがヒットした。
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17-1

今年のT川を象徴するサイズだが、昨年のアベレージ13-4cmと比べると少しだけ回復しているのかもしれない。

この堰堤上のしばらく続く瀬が私の最もお気に入りのポイントである。
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18-1

いつも決して裏切られることがなく、そこそこの数とサイズが迎えてくれる。
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19-1

しばらく人が入ってなかったのか、魚の出方も素直でポイント毎にヒットし、いつも車を止める前半部分までで17-20cmのアマゴを9匹キャッチした。

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20-1

その後もここぞというポイントで反応があり、最後の瀬でキャッチしたのは25cmの美形アマゴ、昨年はとうとうお目にかかれなかったサイズである。
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25-1

美しさに見とれていたら、なんとデジカメを水没させてしまった(¨)
釣果は17-25cmのアマゴを17匹と17cmのイワナが1匹、全てQBP16番。
お昼までもう一勝負できるなと、上流部のお気に入りポイントへ車を進めると、
どこかで見たようなサウスポーのフライマンが川の中に立ちこんでいた。

『あれっ、NOさん今日は仕事やなかったん?』、私の早とちりだったようで、
朝一だけ所用があり、9時過ぎに到着という重役出勤でご出陣。
さらにbacoonさんも来ているとのこと。
いつもの木陰で昼飯を食べ終わるとbacoon氏とお連れさんがやって来てご対面。
ブログでやりとりはしていたがお逢いするのは初めて。(過去にすれ違っていた)

ブログを拝見すると、釣行河川の幅広さ、フライや釣り方の多種多様性は目を見張るものがあり、フライフィッシングに対する造詣の深さは私など足元にも及ばない。
いつも使うフライはドライのみの2-3種類、釣行河川もほとんど3箇所くらい、典型的なズボラ釣師の私とは訳が違うようで、今日もウェットを試していたらしい。
いろいろと情報交換をし、午後からの健闘を誓い合って一旦お別れした。

さて、午後からの入渓地点に決めたのは、OK谷出合いの少し上流部でよく鮎釣りに入る場所、フラットな瀬と淵が続く好ポイントである。
結果は3時間ほどで20-23cmのアマゴを6匹キャッチ、全てEHC16番を使用。

5時半になりさらにずっと下流部へ移動、以前から目をつけていたトンネルの200mほど上流部の深瀬から続く淵でライズ待ちをすることにした。
30分ほど待ったがハッチも少なく、雨も落ちてきたのでたまらず川へ降りた。
ご老体(失礼?)のNO氏は疲労がピークに達し、道路から高見の見物。
ここで23cmと25cmのアマゴを2匹キャッチ、特に2匹目のアマゴは幅も広く見事な魚体で、押しの強い流れに乗って強烈に引き込まれ、取り込みに四苦八苦。
フライフィッシングの醍醐味を十二分に堪能できた。

いつもほとんど上流部に入っていたが、中下流部も場所によっては愉しめる。
今回数も型もオトナ釣りが出来たT川、これからしばらく通い続けることになりそうである・・・。
ただ、途中で出逢った名古屋ナンバーのテンカラ師の話によると、昨年ここで2回も熊を見かけたとのこと・・・!
『釣りに行きたし〜熊は怖し〜♪』 どなたか同行者を募ります・・・!(O)