2011年、FF開幕

東日本大震災で被災された多くの皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

例年なら3月下旬か遅くとも4月上旬には開幕するところだが、今年に限ってはどうも心のスイッチが入らず、悶々とした休日を過ごしていた。
ある時、『復興の狼煙』というポスターを見つけ、被災された多くの人たちが復旧に向け精一杯頑張っていることを知った。
 http://fukkou-noroshi.jp/posters/#iwate
釣友のMチャンは川辺川の支流で嶋崎了さんのスクールに参加してるし、会社の同僚N老師やWは、A川最上流部で既に釣行をスタートしている。
そんな周りの状況にせかされるように重い腰を上げた4月30日。
本来ならば通い慣れた湖北のT川へ行きたかったところだが、このところの雨で増水が予想されたため、今回は反対方向の奈良方面へハンドルを切った。

型に不満があるものの確実な釣果が期待できるこの東吉野のT川、少しくらいの雨ならほとんど影響ないのが魅力だ。
朝7時半にF村駐車場に到着、まずは挨拶がてらこのF村前後を釣ることにした。
約7ヶ月ぶりのフライフィッシング、日ごろの運動不足がたたって足元がフラフラする。
水量は思ったより少なめ、雨の影響はほとんどない。

ここぞというポイントで飛び出したアマゴだが、合わせがわずかに遅れる。
身体がなまっているというか、心のどこかで何かを引きずっている・・・。
3匹連続して合わせ損なって、やっとスイッチが入った。
そしてようやくフッキングした今季第一号は15㎝ほどの可愛いアマゴ。
その後17cmを2匹追加したところで釣り人と遭遇。

時間はまだ10時、M谷上流部のN仙人お散歩コースへ場所移動した。
この区間で20cmまでのアマゴを6匹キャッチ。

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11時半、腹が減ったのでF村の食堂でカツカレーを食べた。
今日は気ままな単独釣行、焦ることはないので車でしばし昼寝。

3時過ぎに午後の部スタート、F村の下流300m辺りで河川工事をしているため、上流部を攻めるしかない。
O谷のほうへ進むがここぞというポイントには釣り人らしき車が駐車してある。
さらに先へ進んで七重八壺の滝の前後に入った。

このポイントも恐らく誰かが入った後に違いなく、ハッチの割には魚の影が薄い。
それでも4時を回る頃から反応が良くなって、21cmを頭に7、8匹キャッチ。

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ウォーミングアップを兼ねた今季初釣行、そこそこの釣果を得て帰路についた。
久しぶりのキャスティングで相当力が入っていたのだろう、手にマメができていた。