2006-09

足慣らしに百里ヶ岳

各地の渓流もそろそろ禁漁間近、渓流ファンにとっては今年最後の土日となり名だたる河川には太公望たちがワンサカ押し寄せていることだろう。 先週の信州遠征で私の今期渓流は終わった。 この秋、近場の山々をトレッキングするという妻との約束が控えているのである。 渓流で多少は歩いたりよじ登ったり飛んだりはするものの、なかなか足を鍛えるほど歩いているわけではないので、いざ山へとなると結構こたえる。 そこで、まずは足慣らしに朽木の百里ヶ岳へ行ってきた。 京都を出るのが遅くなり、小入谷へ着いたのが11:30。お昼前なので春以来一度は寄って見なければならないと思っていた生杉のルネッサンスセンター横の山帰来、ここの蕎麦を食べてから登ることにした。 新蕎麦にはまだ2ヶ月ほど早い、山帰来の裏の畑には20cmほどに伸びた蕎麦が蕾をつけていた。 裏の畑の新蕎麦の時期には是非とももう一度行かねば! 12:30小入谷の峠から百里新道へ入る、尾根に上がれば後は少々のアップダウンを繰り返す比較的私たちにも歩きやすい道だ。 途中ナツエビネの最後の花を撮ることが出来た。 薄紫の可憐な花であった、それからこんな花の群生も見られた...
0

打波川の実力パート2

“釣場は百台の車にして 行きかう人も又釣り人也” 『打波の細道』より・・・。 『Fly Rodders』9月号にて、読者が選ぶ日本100名川の一つに取り上げられ、“アベレージは22cm前後だが、大場所では尺を越える魚が釣れる”と紹介されてからの打波川は、平日でも釣り人が絶えず押しかけてくる超有名河川になってしまったようです。 品川ナンバーを始め、姫路、神戸、大阪、なにわ、和泉、滋賀、京都(我々以外に3台)、福井、石川、岐阜、名古屋、尾張小牧などなど・・・。 また、フライショップの間でも“打波は回復しているようですね”などといった噂が巷に流れ、ベテランから、初心者まで人、人、人が溢れかえっています。 特に鳩ヶ湯温泉前後のA級ポイントは休日ともなると、朝から晩まで、常に誰かが入渓しているといった状況です。 女性アングラーも3人ほど見かけ、釣り場に華があってよろしいのですが・・・! 秋分の日が間近に迫った9月17日、今年2回目の釣行会を打波川で実施しました。 当初は、6人集まって盛大に盛り上がるはずでしたが、諸事情により一人欠け、二人欠け、最終的には3人となり、いささか寂しい釣行会となりまし...
0

ぶらり信州フライ旅

“千曲川”センチメンタルでノスタルジックな響き・・・。 藤村が愛し、日本人の心の故郷を流れる川。 甲斐(山梨)武蔵(埼玉)信濃(長野)の三国にまたがる甲武信岳(こぶしだけ)に源を発し、北アルプスを代表する名峰槍ヶ岳からの清冽な水を合わせて長野県を流れ、新潟県に入って“信濃川”と名前を変える日本一長い川である。 流域には、武田信玄と上杉謙信が戦った川中島や、真田幸村の居城だった上田城などがあり、歴史ロマンに溢れた名所が随所にある。 爽渓会(?)秋の釣行会だが、今回は思い切って信州まで足を延ばすことになった。 毎年U川ばかりでは芸が無く、今回訳あって高級リゾートホテル“エクシブ蓼科”を予約できたことが一番の理由である。 いつも宿泊は、テントや車の中だが、今回はゴージャスな釣行会となった。 参加メンバーは、最終的に私とF氏、H氏のツワモノ三人集・・・? 集合は9月15日深夜12時、夜を徹しての走行である。 頼りにしていたナビゲーター役が参加できなくなったため、カーナビに案内を任せ、諏訪ICを通り越し小淵沢ICで降り、八ヶ岳高原ラインを通って山梨県に入り、清里を経由するルートで、夜も明けきった...
0