2007-06

信心が足りない…

久しく手取水系を訪ねていなかったので瀬波の川歩きがしたくなった。 釣りがしたくなったと書けないところが辛いのだが。 瀬波…一番乗りしたいのは山々なのだが未明から一人で入渓するには少々怖い。同行者を募っても遠い・歩くのが…・釣れない・しんどい、様々な理由でお断りされてしまうので一人で行くしかない。必然的に二番手三番手の時刻に取水堰堤車止めに到着するよう出発する。朝7時過ぎ到着、え?一番乗り?うそ!と思いきやもう一つカーブの先が車止めだった。まぁ、いいやどうせ二台三台は停めてあるに違いない、スペースが狭いからここに停めてボチボチ行こうと準備していたらカーブの向こうから二人連れが歩いてくる。「釣りですか?」この格好が沢登りにでも見えるかといいたいところだが笑顔で「ええ、ボチボチやってみようかと」。 あ~ぁ、先行ならさっさと行って欲しかったなぁ、わざわざ間をおいて来たつもりやったのに…少し寝てから行くことにするか。内心ほぼスケジュール変更を決意してコミュニケーション参加。 岡山からきたという50代半ばの二人は北陸の渓をあちこち周っていると言う。15年前に来た時は40cmが上がりましたという一人...
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3年越しの夢

梅雨入りが迫っていた。 昨年は5月中旬に金峰山川へ遠征したが二人でイワナ1匹と貧果で終わった。その時、O師匠から6月の方が良いと言われ雨男としては梅雨入りの不安を抱えながらもこの時期をU川初釣行と決め、年初に松ちゃんと休暇を合わせて取っていた。一週間前から天気予報に一喜一憂しながら準備をし、夜の高速を走り、まだ景色の見えない暗闇のU川に着いた。そして6月12日(火)午前4時憧れていたU川に遂に立った。天候は清々しい快晴微風の最高のコンディション。 3年連続でU川に立つ松ちゃんは余裕と風格さえ漂わせて見える。一年目に27cm、昨年32cmのイワナを釣り上げたオーラーか?今年も尺上イワナを狙うそのうしろ姿に着いて行く事にした。 午前中は鳩ケ湯温泉上流から入渓し堰堤までを釣り上るもお互いに反応が鈍い。しかし、フライフィッシングの醍醐味の一つであるキャスティングが楽しい!!ロングキャストを楽しみながら釣りあがりU川初ヒット、23cmの綺麗なイワナです。 こんな大きなイワナがいる事を実感。ブログでしか知らないU川を実感できた喜びとこれからの期待が膨らむ。が、現実は厳しく堰堤まで二人でこの一匹だけ...
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神崎川…ツメカリ谷~白滝谷

天気予報では午後から雨、増水も少し収まっているかもしれないと思い愛知川神崎川へ行ってみた。 朝から雨、瀬戸峠道を谷沿いに真っ直ぐ下りツメカリ谷下流から白滝谷まで釣りあがってみた。 ツメカリ谷出合い、ここまでくれば安心、この下流は増水すると渡れない淵がある。 22~3cmのアマゴとイワナが淵のど真ん中から浮いてくる、出方も食い方もイワナのようにゆっくり、そして水面から出ないでついばんでくる。 今日だけこんな出方なのかここ特有なのかよく分からないが以前も確かこんな出方ばかりであったような気がする。 #14にはなかなか出が悪かったが#18に変えるとそこそこ数は出るが型はこんなもの、これがアベレージなのかも 白滝谷出合い下流、白滝谷の辺りで雨脚が強くなり帰りの渡渉が出来なくなりそうであったので切り上げた。 白滝谷出合いには増水時の渡渉の為にゴンドラが設置してあるがあまりお世話にはなりたくない。 美しい川、煌めく水に透かして見える川底の白く輝く石、深く厚い緑濃き樹林、ただただ歩くだけでも気持ちよいのだろうが、釣りもしながら歩くと尚気持ちいい。 薄紫の小さな花(ガク)が何とも清楚なコアジサイがあち...
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難行へ続くこと

放射冷却なのか山頂付近には霞がかかり涼しすぎる朝を迎えたT川、5:00の気温は9℃ T川今年2度目のH氏、尺を狙っているらしい。 私も先週の修行のような釣りは御免被りたい、T川のグラマラスなアマゴちゃん達との花園のようなひとときを期待して今日もまた寝ずの釣行である。 少し増水したT川、朝の水温は11℃と期待通りのコンディションである。 そろそろ瀬に出てきているかと、広い瀬の続く私のお気に入りポイントから始めることにした。 増水気味の瀬を釣り上がるのは滑りやすい石の多いこの川ではなかなか辛いものがあるが、お約束のようにモッコリ出てくれる瀬のアマゴの捕食シーンの感触の記憶はその辛ささえ厭う事はない。 だが、瀬の流速が早すぎるのかまだ瀬に出ていないのか両岸に沿って攻めあがる二人の毛鉤に全く反応はない。 広い瀬を抜けて淵へと続く川幅の狭まった荒瀬に出来た緩流帯でH氏にやっと1尾Hit 完璧なHitシーンを確認した私は淵の上流に続くこの区間最も期待できるポイント群に期待を膨らますが、その淵を二人でジックリ探っていると期待のポイント群に長い竿が差しているのをH氏が発見。いつもいつも期待に棹差すのは...
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