2009-09

紫色に輝くイワナ

今年の渓流シーズンが終了する間際、“あの紫色に輝くイワナに逢っておきたい” そんな思いに駆られ急遽引き寄せられるように出掛けたS川・・・。 そういえばこの川で実際にロッドを振るのは初めてだったのである。 大量の虻に襲われたり、大雨による増水に阻まれたり、あまりいい思い出がこの川にはなかった。 真夜中の高速を疾走しS川の林道最奥に到着したのが夜明け前の5時半。 無情にも1台の石川ナンバーがあり、既に車の中に人影は無かった。 少し明るくなってきたので川の様子を見るとかなりの渇水である、というよりほとんど水が無い・・・。 上流部で取水されているとはいえこれではちょっと・・・! 堰堤を下流方向へ三つほどやり過ごしたあたりまで進むと、水量も少しマシになってきたので車を停め川をじっと見つめていると小さなライズを発見。 少しやる気が出て200mほど下流へ歩いたあたりで川へ降りた。 川面を抜けるひんやりした風がやさしく頬を撫で、逸る気持ちを静めてくれる。 5-6投目に沈んだ岩の陰から勢いよく飛び出したイワナは、23cmくらいのよく肥えたアベレージサイズだが、確かに背中が薄紫色を帯びている。 そしてここ...
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南信州二人旅

今季南信州シリーズ三部作の完結編となる今回の釣行会、シルバーウィークの前半三日間を使っての気ままな釣り行脚となった。 今回の同行者は気心の知れたbirdことF氏、今まで数多くの渓を一緒に歩いてきた。 さすがに三日間となると、他のメンバーはそれぞれ家庭の事情があり参加が難しいようで、となると我々二人の家庭は、すでに崩壊しているのかもしれない・・・? 南アルプスの山頂が白み始めた早朝5時半、今回の第一目的地であるO田切川到着、例によっていつものコンビニで日券と朝食を購入、中央高速下のポイントへ降りた。 さすがに信州、朝一番の気温は12度、そして中央アルプスから流れ出る水温は13度、トレーナーを持ってきてよかったと思いきや、Fはなんとフリースを用意していた! 今回は前回よりさらに減水していてポイントが少なく、最初のアマゴがヒットしたのは7時半を回っていた。 Fの方は順調に数を伸ばしていてすでに5匹のアマゴをキャッチ。 8時過ぎに私が2匹目のアマゴをヒットさせたときには、Fはもう8匹。 しかし、後半は私の方が順調に数を伸ばして、11時過ぎに早めに切り上げた時点で二人とも9匹ずつのアマゴをキャッ...
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南信州三人旅

先週に引き続いてのO田切川、今回はbirdことFとWが加わっての三人旅。 ここO田切川、Wは初めてだがFは二回目、前回の釣行では27cmの幅広アマゴをキャッチしている。 目的の半分は美味しい地ビールを飲むことに置いている不遜な考えの私だが、ホスト役として何とかいい釣果を望みたいところでもある。 朝2時半に集合し、高速1,000円の恩恵を充分活用させてもらって現地のコンビニに到着したのが5時半、先週同様高速下のC&R区間入り口に車を停めた。 朝一番の水温は13℃、(先週の8℃は老眼による水温計の見間違い!)水量は先週よりさらに細くなっていて、この炎天下の中かなり厳しい釣果が予測される。 ここO田切川は川幅が広く、水流が幾筋にも分かれているため三人くらいで同時に釣り上がることができる。 早々にFに良型のアマゴがヒット、しかしキャッチ寸前で首を振られてバラシ。 25cmは優に超えていたらしい・・・。 渇水で少なくなったポイントだが魚は確実に居付いていて、フライをよく見には来るもののすぐに見破られてしまいスレ具合が半端ではない。 先週黒い大きな影が浮上したポイントでようやく私に1匹目がヒットし...
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