2020.09.05

再びTG川へ行って来ました。今回もT氏と同行、リベンジを図る。
夜明け前にゲート到着、薄明5:00を待って準備開始、出発する頃にはもう明るくなっていた。
暗いうちに下流を通過していたので川の水量を確認できなかったが、歩き始めて林道から見える川はかなりの渇水状態。
今年の8月の暑さと雨の少なさを思うと蒸発していても不思議ではない。
出発時点の気温は19度、歩くには快適すぎる気温になった。心配していたアブは川へ降りてみないと分からないが、林道の感じではもう終息しているようだ。
今回はエクステンドフライの実釣テストも楽しみであった。

前回入渓した地点から再び入るつもりであったが、うっかり通り過ぎてしまい、渇水の9月遡上するために淵に溜まるイワナに期待して淵の区間に狙いをつけていたのだが、前回釣れ出した玉石区間の地点から入渓してしまった事に入渓後気が付くという頼りなさだ。
比較的水深のある流れのど真ん中を流したエクステンドをスカッと食ってくれたイワナは25cm程度のよく肥えた魚体だった。

これなら渇水の影響は少ないかと思えたが、なかなか良い流速と水深を持つ流れがない。浅い淵状のポイントの手前に立つと足元から走るイワナが2匹3匹と確認できる。居ることは居るなと次の渕尻を攻めるが毛鉤を落とすと走り去る。淵の真ん中で2~3匹うろうろと泳いでいるのだが、そのうち石の下に入ってしまうという状態。
減水量は石の苔や洗われた色の違いから10~15cmと思われる。前回の雨季の終わった頃くらい水量があればこれだけの数のイワナがいるので楽しい釣りが出来たはずなのに前回はこの区間に入って暫くやって腹が減って来て止めてしまったのを悔いたのだった。
それでもいい感じの流れや淵の流れ込みなど丹念に攻めてぼつぼつ拾ったが、日が昇り9時を回るとやはりまだ暑い。

T氏が27cmをヒットさせたのを機に午前の遡行終了。

今回は前回のようにあちこちうろうろするのは止めて、ゆっくり昼食を摂り昼寝。
14:00頃からダメもとでゲートからすぐの入渓地点から次の堰堤までやってみることにした。この区間は入渓者が多くいつも不発に終わっているのだが、今回はまぁまぁのヒットを稼ぐことが出来た。しかし堰堤下の深みでは2発連続で早アワセ、その後もアタックはあるもののなかなかヒットさせられず、何度も毛鉤を見に来ては引き返すイワナに弄ばれてしまった。

この堰堤を超えて次の堰堤までは大物の実績があるのだが、さすがにこの堰堤巻きを決行するには午前の釣りの疲れで足元がふらふらなので無理せずここまでとした。

16:00過ぎからMMSへ移動し前回の失敗を教訓に人家の切れる辺りから入渓してみた。

こちらも渇水は免れないが、放流量が多いのかコンスタントなヒットに恵まれ、久しぶりに暗くなる直前までイブニングを楽しんだ。
川に入りやすいのと河川工事の影響で河岸の樹木がまだ川に迫ってはおらず、大型を育むにはあと数年はかかりそうだが漁協の今後の姿勢次第といったところだろうか。
護岸や低い堰堤が多く流れは素直で水深も適当、京都からもう少し近ければ遊びに行くにはいい川なんだが5時間走って目指すほどの魅力はまだなさそうだ。TGとMMSセットで2~3日季節のいい頃に遊びに来たい。

さてもう一つの目的であったエクステンドはやはりいい。特にその浮力、姿勢の安定性、視認性は優れたものがあり、パラシュートで気を遣う横倒しがほぼない。イワナの反応もそん色はないと実感した。今回のテストに関しては通常のパラシュートフライより反応は良いように感じた。スタンダードに巻いたハックルも使用したがどちらが効果的かまでの判断はまだ出来ていない。状況によってはスタンダードタイプも持っていた方がよいかも知れない。#14を主に使用したが来年5月6月頃の反応が楽しみだ。水深のある堰堤下の深い部分からその視認性の良さで引き出せないかと期待している。

富山
爽快渓流フライフィッシングに魅せられて

コメント

  1. bird より:

    ご無沙汰しております。
    鮎も厳しいですか。足羽川は慣れた方々は結構釣れていましたが、居る所が偏っているみたいで、よくわかりませんでした。
    7月後半に愛知川上流に鮎行きましたが、餌釣りの解禁とか最近あるんですね。小鮎ならわかるんですが7月の川の鮎が餌で釣れるそうで、そんな鮎は食いたくないなと思いました。
    鮎は放流後に遡上するものだと思ってましたが、あまり遡上しないような、放流したとこらへんでうろうろしているんでしょうか。最近の鮎はよくわかりません。
    丹生川あたりで遊んでいる程度にしときますわ。

  2. og より:

    TG川釣行お疲れさまでした。厳しい条件下でも結果を出すのは流石ですね‼️それにしても今年の夏は何処も渇水で苦労させられますね。特に鮎釣りの方は渇水による高水温でオトリがすぐに弱って釣りになりません。ところで、前鬼川で天然の鮎が釣れるそうです‼️池原ダムが琵琶湖の代わりとなって再生産しているそうです。昔を思い出して再びあの綺麗な水の中で遊んでみたいと思いました。