25リミッター付き?

近畿地方が梅雨入りした。
北陸方面も夜半から降り続く雨でかなりの増水が予想できた。
こんな時頼りになるのがK谷!
今回は業師に週末の予定は無いとのことで、取り敢えず(毎度のフレーズで)行ってみようかということになったので、まずはMD川を目指す。
本流は濁流となっているがMD川の流れ込みは澄んでいた。
しとしとと降り続く雨にイマイチ気合いをそがれるがカッパを着込んで林道を登る、寝不足がたたり息絶え絶えである。
一気に林道終点まで行きたいところだが、帰りも林道を帰って来たいので途中から様子見に入渓。
一発目に来たのは18cm、2発目も18cm、好ポイントの反応もイマイチ、ということはプレッシャー高ということか。
水も高いし、プレッシャーも高い、ま、釣りになるだけ今日はましと思って昼まで頑張ることにした。
業師にポツポツと22~3cmがヒットするが私はばらしてばかり、エクステンドQBPの針の取り付け角度を若干変更してみたのでその影響かと疑ったが、一日やってみて一度フッキングして針が外れてしまったのが50%近くという最悪の角度であることが解った。従来の角度が現在のところベターだが食いが渋い時のフッキング率が若干気になるのでもう少し角度を戻してみようと思う。

泡が集合している巻きのポイントをしつこく攻めていた業師に何十投目かわからなくなった頃にやっと出た25cmのイワナ、こういう場所のイワナはしつこく攻めると出ることがよくあるものだ。

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業師がそこそこの型を数尾ヒットしてくれたので何とか1尾でもというような釣り師側のプレッシャーは無くなり、滝登りコースはシャワーを嫌いパスして林道終点へ向う、終点の堰堤上に期待した。増水時良型が出そうな予感がしたからである。
林道終点に到着すると堰堤下のプールにルアー氏が二人、堰堤の上をやりたいが構わないかと尋ねると上には行かないのでどうぞと丁寧に答えてくれた。

堰堤上の最初のポイントでまず1尾、業師。その横のヤナギの枝下のポイントから出た奴をばらしてしまう私。
次のポイントで業師に2尾目、同じポイントから1尾引き出した私。3尾目も同じポイントから飛び出したが、業師フッキングミス、その後同じポイントから3度出たがフッキングには至らなかった。出だし好調と張り切ったがその後は調子が上がらず二人とも4~5尾ずつ同じような型を掛けたのみだった。雨足は強くなったり弱くなったりで一向に止む気配は無く、谷渡りも時折厳しくなった辺りで、濁りが出て帰りにくくなる前にこの谷を終えることにした。

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午前中は高プレッシャーな中、業師が10尾以上を掛け、私が同じくらいばらした。
朝、入渓前にパン1個食っただけだったので腹は減るし、業師には圧勝されるし散々な午前中であった。
昼飯に向って林道をよたよた状態で下る、下りが平坦になると登りに感じられるほど与太ってしまった。

午後は増水時唯一残る、釣りになる谷、K谷で業師がやるというのでK谷林道へ入り広い路肩を探しタープを張ってやっと昼食。ぶよが異常に集ってくるのでサラテクトを全身散布するとかなり効果を発揮してくれたのでゆっくり昼食を楽しめたが、それでも2~3箇所かまれてしまった。

老師御用達ポイントへ移動し業師は釣りへ、よたよたの私は暫し休憩、昼寝させてもらうことにした。
足がつって目が覚めたのが4時前、丁度業師も帰ってきたので釣果を聞くとイマイチだと言う。3時間で5尾、バラシ少々とのこと、分岐ポイントまで行ってそれではイマイチだなと思ったが、ほんの2~300m程しか上がっていないと言う。2~300mで5尾ならましやん!
既に着替えて帰りの段取りの済んだ業師にもう一度釣り支度をしてもらって終了ポイントから上をやることにする。
確かに水量は多いが濁りは無いしポイントもそこそこある。これならいけるぞとほぼ気持ちは終了してしまっている業師には悪いが昼寝で元気を取り戻した私は活気づいてしまった。
入渓早々K谷標準サイズがヒットする。標準サイズばかり3尾掛け1尾ばらしと針角度の悪いエクステンドに執着する私を尻目に、またも業師に良型がヒットする。が、25cm、今日はこの25cmをどうしても越えられない。

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その後もバラシ率50%が続く私は11尾かけて4尾ばらしてしまった。

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業師も少々集中力を欠いてきたのか「4連続出たけど乗らん」を振り出しにばらし連発。6時を少し回った頃、上流が歩きにくくなったポイントまで来て業師の最終1尾を待って終了とした。

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どこへ行っても増水と濁りという中、サイズこそ25cmを越えられなかったが、数は満足のいく釣りが出来たのは業師であった。
K谷の魚影は先週のSNMに匹敵するのではと思うほどの半イブニングであった。
50%バラシという不本意な結果となった私はエクステンドの針角度にその原因を転嫁し改造に励むこととした。