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再びの東吉野、花見を兼ねて・・・

先週に引き続いて東吉野のT川、見頃となった桜見物も兼ねての釣行。 水況はこのところの好天続きでかなりの渇水、水温も10℃ある。 こうなると餌釣りでは厳しいようで本流には餌師とおぼしき釣人の影がない。 10時前にふるさと村へ到着すると既にN仙人が橋下のポイントを攻めていた。 今回はWと3人での釣行会、N老師は湖北のT川へ単独で出かけていた。 『小さいのが2匹釣れました・・・』と仙人が白い大きなマスクをして上がってきた。 ヒノキ科の花粉症が辛そうだ。 お昼までのポイント選びは迷うことなく実績のあるM谷へ。 が上流部、仙人が下流部へ入った。 最初に好ポイントを攻めていた仙人に良型がヒット、しかし残念ながら合わせ切れ。 合わせ切れ症候群がまだ完治していないようである・・・。 の方はというとトラブル処理にかなりの時間をかけている様子。 初心者が必ず通らなくてはならない険しい関門、どう克服するかが鍵となる。 結局この区間ではほとんど釣果もなくさらに上流部へ車で移動。 先ほどと同様にが上流部、仙人が下流部へ入ったが二人とも子アマゴを1匹ずつキャッチしたのみ、渇水でポイントが少なくなっている。 12時...
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2009年、それぞれの初釣行

『早くアマゴに逢いたい・・・』という一心で出かけてきました東吉野のT川。 そろそろ桜も見ごろの季節なのだが、頭の中はアマゴの白い魚体一色。 同行は手習いことW氏と、還暦を過ぎてなお意気盛んなN老師。 そして、10時過ぎにふるさと村へ到着すると、すでにN仙人が新調した#2ロッドからシルクリーダーをしなやかに伸ばしながら橋下のポイントを攻めていた。 今季初釣行だった仙人の『3匹ほど出ましたヨ・・・』という声で一安心。 もうアマゴたちの活性は上がっているようで、これならドライフライで行けそうだとの感触を得た。 私とが上流部へ、老師と仙人が下流部へと別れ1時までフィッシング開始。 水温6℃、黒っぽいカゲロウが一斉にハッチを始めたようだが、この区間は魚影が薄くライズはほとんど見られない。 しかし、何をするにも器用なWがフライ初心者にもかかわらず、早々に小ぶりのアマゴを仕留めてしまったのには恐れ入った。 早速記念撮影と思ったがうっかりデジカメを家に忘れてきてしまったのでのデジカメでパチリ。 私も18cmを頭に3匹ゲット、今季初のアマゴとのご対面に感激・・・!。 そうこうするうちに雨も降り出してきて...
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50の手習い

また一人、フライ地獄に手を染めた人間がいる。 それも50歳を越えてからという遅咲きフライフィッシャーの誕生である。 3月21日、3連休の真ん中の土曜は好天に恵まれた絶好の釣り日和となった。 今年の初釣行、まだどこも水温が低く、ドライフライではかなり厳しいのは承知の上だが様子見がてら慣れ親しんだT川へ向かうことにした。 9時過ぎに漁協へ到着、年券を購入しはやる気持ちを抑えつつ上流へ向かった。 今年は雪が少ないせいで雪代も少なく、水量は平水よりやや増水気味といった感じで濁りもましである。 集落の先にあるトンネルを抜けた辺りが空いていたので車を停めて入渓。 水温は4℃、早々にドライをあきらめ、マーカーを付けてヘヤーズイヤーを結び、緩い流れや淵を丹念に攻めた。 冒頭で紹介したW氏にとっては、まさに初めてのフライフィッシング。 二度ばかりキャスティングの練習に付き合っただけだったが、結構器用で何より熱心、まだ未完成とは言えダブルホールも様になりつつある。 でも、釣っている時間よりトラブッている時間のほうが長いのは仕方がない。 12時過ぎまでやって何の反応も無かったので昼飯にすることにした。 車に...
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2008年、夏物語

ここのところ恒例となった釣行会、今年の夏も昨年同様U川での開催となった。 型といい、数といい安定した釣果に恵まれ、地理的な安心感からの選択である。 Bird氏とは、それこそ百川錬磨?というか、一泊釣行した川だけでも、東は千曲川水系、天竜川水系、木曽川水系、長良川水系、揖斐川水系、北は神通川水系、庄川水系、手取川水系、九頭竜川水系、南は日置川水系、古座川水系、熊野川水系、十津川水系、吉野川水系、宮川水系、櫛田川水系、そして琵琶湖に注ぐ淀川水系と枚挙に暇がない。 一つの水系で少なくとも5本以上は入川しているので、百銘川踏破は確実である。 そして、夜のバーベキューの時にもその話で大いに盛り上がったのだが、結構危ない思いもしているのである。 午前2時、いわゆる草木も眠る丑三つ時、下界の熱帯夜から逃避してひんやりとした冷気に包まれたU川H温泉前に到着、もちろん一番乗りである。 これでお目当てのH温泉上流部は確保できた・・・はずだったのだが、2時半頃に後からやってきた車に入渓ポイントを押さえられてしまった。 “おいおい、それは無いだろう・・・!” 文句を言いに行くのも大人げないので、一歩譲ってOG...
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猿と猪と男と渇水

“忘れてしまいたいことやぁ〜、どうしようもないストレスにぃ〜、包まれたときに男はぁ〜、竿を振るのでしょう〜・・・♪” 前回にも増してさらに気合を入れ、早朝4時15分に到着。 “ポワァーン、ポワァーン”という例のディンプルライズを狙うためである。 獣除けにクラクションを大きく2回鳴らし、まだ薄暗い林道を独りで歩き出した。 7Xのフロロカーボンティペット、18番のQBP、19フィートのラインシステムという今考えられる最強のコンビネーションシステムで第1投、いつものようにチビアマゴがご愛嬌でフライをつつきに来た。 水温は13℃、堰堤際のレーンを流した5投目にしっかりとした反応があり本日の1匹目とご対面。 20cm程の綺麗なアマゴ、“お迎えご苦労さん”と撮影後にリリース。 いつも心が和む瞬間である。 気分上々で上流の流れに眼をやった途端、落胆の色に包まれた・・・。 『渇水!』、平水より10cm位少ないだろうか・・・、1つ目の障害である。 当然のことながら例の“ポワァーン”は見られないし、水量と水勢が少ないせいでおのずとヒットポイントも少なくなっている。 “まっ、濁りと増水よりましか!”と半ばあ...
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増水と濁り、未だ収まらず

これからは水温も上がってドライフライでは釣り辛くなるだろうし、美女軍団に逢えるのも今回が最後になるかも・・・ と、感慨深い釣行となった。 早朝5時、いつもの場所に降り立った。 辺りは森全体を覆う朝霧に包まれて晴れているのか曇っているのか解らない。 ウグイスの『ヨーイスタート』という声を合図に第1投。 かなりの水量と流速に乗ったQBP16番はあっという間に流されてしまった。 そう、今週降った雨が増水と濁りという形で影を落としていたのである。 しまった、これならU川へ行った方が良かったかも、と思ったが既に遅すぎる。 どこかの誰かさんは有給をとって4日の金曜日にU川へ出かけ、増水や濁りの全く無い中で、なんと25匹のイワナを1日でキャッチしたとのこと。 人工物の取水堰堤に守られたU川は、ちょっとやそっとの雨は影響しないのである。 こちらは平水より10cm以上高く、水温も14℃と先週よりさらに1度上昇。 最後はいい形で締めくくりたかったところだが、自然が相手では仕方がない。 気持ちを切り替えて増水で水圧の強くなった流れを押しのけながら進んで行く。 そして、軽いジョギングくらいの流速の脇に出来た緩...
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爽快渓流、T川

先月の釣行記で『どなたか同行者を募ります・・・』 と狼煙を上げたものの結局皆さん都合がつかず、またしても嬉し寂しの単独釣行となってしまった。 それならそれで『やっぱり無理してでも行っとけば良かった・・・』と思わせる釣果を上げてやろうと、気合いを込めて午前2時起床。 まだ眠りに就いている街をあとに、琵琶湖の西側を疾風のごとく駆け抜ける。 すっかり明るくなった午前4時57分、いつもの堰堤上の流れの前に立っていた。 曇天、微風、若干減水気味だが11℃のクリアウォーターは、先週同様ほぼ絶好のコンディションといえる。 QBP16番を結び息を殺して第1投、すぐにチビアマゴが反応したが乗らず。 そして第2投、水面下でそこそこサイズのアマゴがギラリと反転したのが見えた。 こちらの気配を察知されたようでその後は反応なし。 ここで堰堤下のプールが気になったので、下へ降りてみた。 1投目は強い水流に押されてドラグが掛かり失敗、どうもダウンクロスは苦手だ。 その後5-6投繰り返すものの最初でしくじったため警戒されたようだ。 再び元の上流部、瀬のちょっとした緩みにフライを落とすと、反応があった。 本日1匹目は、...
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鬱憤晴らしは、やっぱりT川で・・・

仕事や所用が続いて鬱憤が溜まりに溜まっていた。 ガソリン高騰もあって同行者を募ったものの、皆さんそれぞれお忙しいようで、久しぶりの単独釣行となったが、これはこれでポイントを独占できる愉しみがある。 午前3時起床、いつもの堰堤上に到着したのが6時、今日は運良く空いていた。 長く育った藪を掻き分け川原に降りてまず第1投、いきなりアマゴが飛び出した。 不意を突かれて合わせ損なってしまったが活性の高さが伺える。 水温11℃、微風、曇天、水は平水でクリアとくれば、この時期最高のコンディションである。 すぐに17cmのアマゴがヒットした。 今年のT川を象徴するサイズだが、昨年のアベレージ13-4cmと比べると少しだけ回復しているのかもしれない。 この堰堤上のしばらく続く瀬が私の最もお気に入りのポイントである。 いつも決して裏切られることがなく、そこそこの数とサイズが迎えてくれる。 しばらく人が入ってなかったのか、魚の出方も素直でポイント毎にヒットし、いつも車を止める前半部分までで17-20cmのアマゴを9匹キャッチした。 その後もここぞというポイントで反応があり、最後の瀬でキャッチしたのは25cm...
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子供の日、T川偵察記

今季東吉野高見川での3回の釣行、数はそこそこ釣れはしたがほとんどが20cmに満たない未成年サイズ。 『早く美形のナイスバディをこの手で抱きしめたい・・・』という悩ましい欲望は日に日に増すばかりとなった。 となればもうT川しかないでしょうということで出かけてきました5月5日。 例年この時期のT川はまだ水かさも高く、雪代で青白く濁った押しの強い流れが6月の声を聞くまで多くの魚たちを温存してくれたのである。 しかしご多分に漏れず近年の温暖化による積雪量の減少は、早期のうちから餌釣師によって多くの良型が抜かれてしまっている。 さらにそれに追い討ちをかけるように、上流部に出来たスキー場爆弾は雨が降る度に大量の土砂を流出させ、多くの淵や深瀬のポイントを潰しているのである。 今釣行の同行は安曇川の番人ことNO氏、葛川、麻生川、北川、針畑川のポイントというポイントを知り尽くしている。 3日の憲法記念日に伊勢神宮へお参りに行ってきたという信心深い好々爺である。 5日はあいにくの雨模様だったが、お伊勢参りのNO氏が一緒だからまさか大雨に降られることもないだろうと甘い期待を抱いて朝5時半に家を出た。 8時頃...
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二度あることは三度ある・・・?

街はすっかり新緑のフィルターに覆われて、窓を全開にして木々の息吹を感じながら車を走らせるのが何とも心地よい。 ガソリン価格が上がる前に一仕事しておこうということで、今回も目指すのは東吉野の高見川。 二週連続でツ抜けし、水況やハッチの状況も良さそうとの読みからである。 今回も同行は高見仙人、夕まず目まで粘って念願のツ抜け達成を目論んでいる。 9時にいつものふるさと村へ到着すると、すでに臨戦態勢で、2本のロッドを振り比べながら今日はどっちのロッドを使おうかと迷っていた。 『弘法、筆を選ばず』というが、『仙人、竿で迷っていては・・・?』。 最初の入渓ポイントに選んだのは、以前は良く釣れたふるさと村の下流部。 工事によって相当痛めつけられたが、どの程度回復したのか見極めたいところ。 しかし淡い期待は見事に裏切られたようで、生体反応がほとんど感じられない。 区間後半部分でようやく仙人に美形の20cmが釣れて一安心。 私には放流の居残りと思われる17cmがヒット、心身ともにくたくたになった。 遅咲きの八重桜の下でのお昼休憩、木漏れ日が優しく身体を包み、格別な気分。 午後からは仙人お気に入りの麦谷へ...
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