QBP対EHC

昨日ワールドカップが開幕したが、通い慣れたT川グランドではスタンダードフライの代表格であるQBP(クイルボディパラシュート)対EHC(エルクヘアカディス)の熱い戦いが繰り広げられていた。

快晴に恵まれた6月12日、毎度おなじみになったT川のEポイントセンターサークルで向かい合ったのは、QBPの達人で爽快チーム主将の鳥人Fと、今季EHCにこだわりを持ち続ける同じく爽快チームの世話人O。

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先週同様気合と期待の入り混じった5時半にキックオフとなった。

この1週間はほとんど雨らしい雨も降らずコンディションとしては渇水気味。
少なくなったヒットチャンスをいかに効率よくゲットするかが鍵となる。
早々にFが先制点、最初に入った淵で泳いでいるのが見えた18cmのアマゴ。
続いて2点目もFが良型をヒットしたかに見えたが、ネコヤナギの下へ潜られて痛恨のバラシ・・・。
姿が見えなかったがロッドの曲がり方からして相当な型だったと思われる。

少し進んで今度は私にチャンス、ネコヤナギのすぐ横を流したEHCに反応した。
これも良型だったがタイミングが合わずミスキック・・・!
さらに進んだ瀬の流心から飛び出したのは26-7cmはあると思われるアマゴ。
しかし下流へ走られてこれも痛恨のバラシ・・・!!!
まさにイエローカード級の大失態である。
どうも先週からのバラシ病が蔓延しているらしい・・・?
2回連続でビッグチャンスをものにできず、しばらく引きずってしまった。

Fの方は順調に加点していて今度は24㎝のアマゴをキャッチ。

F24

私にようやく1点目が入ったのは区間中間地点辺り、20cmのアマゴだった。

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そしてその後すぐに加点、重量感とともに現れたのは22cmの背掛かりアマゴ。

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鮎釣りと違うやろ!と突っ込まれそうだが、スレ(オウンゴール?)であれ何であれキャッチすればよし・・・というのはどうもいただけないが・・・?

このスレヒットで少しだけ運が向いてきたのか、少し進んだ淵で私が25.5cmのアマゴをキャッチした。

O__25.5

さらに最終ポイントの少し手前にある淵で今度はFがビッグゴールを決めた。

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27㎝の立派なアマゴ、このサイズに巡り逢えるのがこの川の魅力である。
12時に上がったが、結局QBPが8点、EHCは5点止まりで前半のハーフはQBPが3点リードで終了。

午後からのハーフはJポイントと決めて上流部の木陰で昼食休憩。
本格的な6月の陽射しと渓を渡る心地よい風に吹かれてたっぷりと昼寝を愉しみ、後半開始は3時半。
杉林を抜けて川に降りたところで先行者の足跡を確認、午前中あれほど邪魔をされた蜘蛛の巣がほとんど無い。

厳しい状況だが仕方がない。
ここぞというヒットポイントからの反応は薄いものの、忘れた頃にEHCには飛び出してくる。
しかし、相変わらずのバラシやシュートミスが続きゲットできない。
ようやくヒットしたのは18cmほどのイワナだった。

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QBPで挑戦し続けているFには全く反応なしとのことで思い切って場所移動することにした。

時間は7時半、最後の攻撃に選んだポイントは最下流の淵。
真っ暗になる直前にEHCが23cmのアマゴを引きずり出して終了。
結局、QBPは後半ハーフにおいて一度もアマゴの心を捉えることはできなかった。
最終的に今日のマッチは8対7でQBPの勝利・・・。
しかし、渓魚たちからの反応は圧倒的にEHCの方が良かった。
QBPは少ないチャンスを確実にものにした訳であって、EHCはどこかのチームじゃないが、決定力不足・・・。
今回のワールドカップ、何となく心配である・・・。