近頃のウェーダーは長持ちしないぜ!!!

昨日、3年ぶりというK氏とU川へ行って来ました。
朝一、3年前に買ったウェーダーを履きながらまだこのウェーダーは3回ほどしか使っていないんですと話しながら久しぶりの渓流釣りに意気揚々とされてる様だった。
いつもの発電所の上から入渓、足元がふらつきますと言いながらテンカラ針を結ぶのももどかしいといった感じで視線はもうポイントを絞り込んでいる様子で胸の高まりが伝わってくる。
水も上々、天気も薄曇りとあとはイワナを拝むだけ。
ところが、どうも最近のU川、魚影がない。居るのは居るのだろうが全く捕食ポイントに出ていない。
暫くやってどうですかと尋ねると、いや~参りました、ウェーダーから水漏れが、おまけに底のフェルトが剥がれかけて歩きにくくてと。その後すぐに片方がペロッと剥がれ、間もなくもう片方も剥がれたのでこのまま遡行するのは危険なのでやむなく一度車まで引き返すはめに。
透湿性のある素材のウェーダーは長靴との接合部分付近がよく水漏れする。ブッシュ掻き分け専門の私など深い場所に立ちこむとジワジワしみ込んでくるのがよくわかる。透湿素材はピンホールが出来やすいから嫌だが、非透湿の蒸れを思うとどうしてもこちらを選んでしまう。
私などは1年もウェーダーを使わないことはないのだが、それでも久しぶりに履いたウェーダーのフェルトがペロッと剥がれて往生したことがある。ウェーディングシューズなどはかなり暑い時期にしか履かないので年に2~3度履けばいい方だ。
このフェルトがペロッと剥がれてしまう現象はここ数年よく聞くのだが、昔のフェルトはすり減ってもう張り替えないとというくらい剥がれたことは事はなかったのになぜだろう。
フェルトがペロッと剥がれる事件にはある共通性がみられる。久しぶりに履いて水に入り暫く歩いているとペロッだ。
大体この久しぶりに釣りに行く時に起こるのがとても腹が立つ。期待に胸を膨らませ張り切って川に入るとペロッと剥がれて、あとの遡行が出来なくなってしまう。2~3度使っただけでまさかそんなことが起ころうとは夢にも思っていないから予備など持っていくはずもなく、ほぼ入渓から1~2時間ほどで楽しみにしていた久しぶりの釣行が終わってしまうのである。
昔フェルトを張り替えるときにフェルトを剥がすのにかなり苦労したのだが、近頃はペンチで挟んで引っ張るとペロンと剥がれてくる。それもきれいに剥がれてくるので張り替えやすいなと思っていたが、どうやらここが問題な様な気がしてならない。
最近の接着剤は圧力がかかっていない期間が長いと接着剤自体が硬化もしくは劣化して剥がれるような気がする。
フェルトが急に剥がれてスッテンコロリン程度で済めばよいが大きな怪我でもしたら大変だ。
ウェーダーを作っている製造元はこの現象を把握しているのだろうか。長持ちされては売り上げが伸びないなどと分かっていながらこういう接着剤を使用していないだろうか。
とにかくブランクが長引いて(まぁ4年も5年も手入れせず放置した長靴なら仕方がないが)やっと釣りに来れたと思ったら長靴のせいで台無しと言うのはやり切れないものである。
これはウェーダーだけの事ではなくウェーディングシューズ、沢靴でも経験したことがある。
渓流釣りに行く時は去年のウェーダーは履かないでと注意喚起でもされてはどうだろうか、ウェーダーやウェットシューズ製造元に訴えたい!せめて3年は気持ちよく履かせてくれないか!!!

という事でK氏はそのあと私が予備に持っていたウェーディングシューズで暫くやっていたがまだ水が冷たいらしく午前中で降参。
昼寝を決め込んだK氏に2~3時間いいですかと気まずくことわってI谷第0堰堤上から第3堰堤下まで粘ってみたが、第0堰堤から第1堰堤までの間は稚魚が入れ食った、第1堰堤下はストーキングで近づき流れに乗せるが反応がないので緩やかな水面に暫く浮かせていたらガバっとやっと出てくれた29cm。

第一堰堤下

その後、前回と変わらず魚影も確認できないまま第3堰堤下で何投目かできれいに流れに乗ったフライに出てくれた25cm。

もうこれで降参、あまりにも出る魚がいないので疲労感が残っただけの釣行だった。
もう暫くの間U川には来ないだろう。

コメント

  1. og より:

    装いも新たになった“爽快渓流”、相変わらずフットワーク軽いですね!そして、行ったらキッチリ9寸オーバーの良型をキャッチするところは流石です。私の方は、細々とした年金暮らしなので、行きも帰りも下道利用。片道4時間かけて通ってます。平日に行けるのはいいのですが、一度の釣行で同じ場所へは行きたくないので、K川本流や、支流のM川、勝山地区のT川にS川など、適当にヤマメと遊んでます。連休以降はU川にイワナを狙って行き、そこそこのサイズをそこそこ釣りました。基本的に土日には行かないので、現地で会うことはないと思いますが、もし車(以前と同じ)を見かけたら声を掛けて下さい。

    • アバター画像 Bird より:

      ご無沙汰してます
      フットワークが重くなりました
      あちこち釣れそうな川に転戦するのが面倒で明るいうちに帰って来るのもしばしばです
      アマゴやヤマメも釣りたいんですが一発狙いか小物ばかりなような気がして足が向きません
      川が遠くなるばかりで、いつまで行けるのか今から心配している次第です