20年?ぶりに行ってみた

老師と釣行してきました。
前日打ち合わせのメールでSNM上流、MD川以外ならどこでもお供しますということだったので、数年前からあの谷にもう一度行ってみたいと気になっていた中の谷川に行ってみますかということになった。
TD川上流MD川の3本の支流のひとつ中の谷川、20年?いや25年ほど前か?に何回か釣行してから全く行っていなかった。og氏ともKという昔の釣友と一度行ったことがあるが見えているイワナがミミズにまったく反応せず、バッタに餌を変えたとたんに食ってきた記憶はog氏にも残っている谷ではなかろうか。
私の記憶の中ではこの釣行までは割と広い谷で苔むした大石の点在する木陰の多いゆったりとした流れの川であった。

IMG_0327

P5310009

林道を取水堰堤まで歩き左岸の山の斜面についている踏み跡道を暫く歩く、この暫くがどの程度だったか忘れているのでちょい歩きでとりあえず川に降りて釣ってみたが反応のないまま堰堤が現れた。詰めた先には堰堤はなかったのでまだ先だということで、また踏み跡道に戻り暫く歩く、この辺でどうだというところで降りて釣りだすが反応はない、老師が1尾釣ったのでここら辺からかなと釣り上るとまた堰堤、堰堤下では二人とも良型の反応を見たがヒットせず。
堰堤脇を直で巻く、老師には少し気が引けたが頑張ってもらった。まだまだヘツリも高巻きもガンガンいけるじゃないですか老師!

IMG_0328

3つ目の堰堤を超えたところから踏み跡道はなだらかに川へ降りて行ったのでここですなということで、かなり時間がかかってしまった。

IMG_0329

今までとは明らかに反応する数は違うがボコボコというほどでもなかった。どちらかというとぼちぼちのほうが正確な表現かもしれない程度。

IMG_0330

水温9度、SNMでは十分流れから反応する水温だがこの川のイワナはまだ痩せていて回復が遅いのかもしれない、ほとんど流れのないポイントからしか反応はなかった。

IMG_0331

老師の毛バリの10cm横でライズした奴を私が頂いた、29cm、TD川特有のオレンジの斑点がきれいだ。

IMG_0332

美しい滝が左岸のほとんどを形成する岩盤から入り込んできていた。
岩肌にテンを見かけたがまだ冬毛だった。

IMG_0333

老師のロッドを絞り込む大物がヒットしたかとカメラを素早く取り出し撮影、上がってきたのは尻掛かりした少しましなサイズでした、残念。

IMG_0334

IMG_0335

この川でよく見る大石を抱き込んで伸びるブナ、こういう景色に会えるのが渓流釣りの楽しさ、高度が高いのでまだまだ新緑も気持ち良い。

IMG_0336

P5310013

私の記憶に間違いがあったのはなだらかに流れる景色、次第に高度を上げてくる谷はやはりTD川、ほとんどの谷が白山系の山々を目指しているのだからしょうがない。
この辺からいけるぜ!というあたりで落差がかなりきつくなってきた、帰りに落差の大きい谷を下るのはかなり体力を使うので本日はここまでとする。
帰りは小1時間ほど、ブッシュの背がまだ低いので踏み跡道を楽ちん帰還。記憶ではこの踏み跡道も左岸の斜面にほぼ落差もなくだらだら続いていたように記憶していたが、結構アップダウンもあり、太ももの鍛錬にはもってこいだ。
朝一4:30から歩き出して10時過ぎには帰還したので、途中の堰堤間を飛ばせば午前中だけでも結構奥へ詰められそうだ、アベレージを出せるほどは釣れなかったが、大体23cm前後というところか。29cmも混じるので大型も期待できそうだ。

P5310017

老師に撮影してもらった私。
10時という中途半端な時刻に帰ってきたものだから次の行先を木陰で休憩しながら考えていた。その間老師は東谷をやるというので、ひとりでひっくりかえっていたら案の定爆睡。
目が覚めたのが12時、昼食を済ませてどこへ行こうか困った。O谷も行きたいところだが、入り口の堰堤を巻く急斜面に少し不安を呈する老師。
本流は濁りはあるもののまったく釣りにならないほどの濁りでもないので本流で大物一発を狙ってみたが、気温27度水温16度ドピーカン、ほんとに5月の末の気候か?という状況ではどちらかというとイブニングに狙うべきだった。
で上の写真はKZ谷でぼちぼち時間をつぶす私なのである。

IMG_0337

さすがにKZ谷、午前中入渓はあったと思うが(出るポイントが物語っている)まぁまぁ納得できるほどの釣りができた老師、私のほうは老師より掛けた数は多かったが手元まで来てバレる率約70%でキャッチした数は老師の3分の1程度か。
堰堤の上やら、下やらやってイブニング時刻まで過ごして納竿した。