2022年、渓流解禁最終週釣行

今シーズン自然渓流でのフライ釣行も30日で終了、鮎の方も滋賀県などは同時期に終わってしまう。そこで最後の悪あがきに出掛けたのがK川水系での26日からの5日間。まず向かったのは、K川C漁協管轄のG橋上流右岸での鮎釣り。今年のK川は、ずっと高水が続いていて全般的に数も型もイマイチだった。この日の朝9時に入り、お昼過ぎまでやって20~23cmが6匹。

次の27日も雨模様の中、同じ場所で朝7時から10時までやり、20㎝が2匹だけ。そこで、以前よく掛かった場所へ移動したものの全く無反応。水温も低く鮎タイツでは身体も冷えてきたのでお昼前にギブアップし、オトリ屋さんの多くが店仕舞することもあり今季の鮎竿をたたむことにした。

翌28日は朝からフライに切り替えてU川へ向かう。朝6時過ぎに入ったのはH温泉上流部。K川は増水しているのに、こちらは水が少なく水溜まり状態。しかし、この区間は最も魚影が濃いので、ここぞというポイントでは元気なイワナが飛び出してくれる。奥の堰堤までやり、20~27cmが5匹、一緒に入った連れは最後の堰堤でかろうじて25㎝をキャッチしてボウズを免れた。

午後は、今年良型がヒットしたI谷に入った。しかしながら、先日の大水で土砂崩れや、砂利が淵を埋めている所があり、下流域は渓相が大きく変わっていた。第一堰堤から第二堰堤までは全く反応なし。途中を飛ばして取水堰堤まで行き、その下のプールを上から覗くと良型のイワナが泳いでいるのが見えた。そこで、そこから二つ下の堰堤から入ることにした。この堰堤のプールは以前は上からイワナが泳いでいるのがよく見えたものだったが、プールの半分ほどが砂利で埋まっていた。この日はイワナが見えなかったのでさほど期待もせず、水の落ち際にフライングアントを落とすと、いきなり黒い影が飛び出した。これが何と、31㎝のイワナだった。まさに幸運としか言えない。

これで気をよくしてその上の良型イワナが泳いでいた堰堤のプールを攻めたが、全く相手にされなかった。やはり、見えている魚は釣れないのか、様々なドライフライやウェットフライを試したが徒労に終わった。結局この区間は私がこの尺イワナ1匹だけ。連れはノーフィッシュだった。

翌29日は、M谷に入った。今年、このM谷で大阪のMちゃんと一緒に入り、Mちゃんが35㎝のイワナをキャッチしており、別の日に尾張小牧の友人と入ったときは、その友人が31.5㎝をキャッチしていた。3度目の正直で今度は私が尺イワナをキャッチする番と意気込んで入ったものの、やはりここも先日の大水で堰堤のプールが大半砂利で埋まっていた。このM谷は林道が崩れていて車は通行止めなので、いつも谷の入り口に車を停めて、1時間ほど歩いてN谷との出合いから入るのだが、今季は3回ともM谷側をやったので、来季はN谷の方に入ってみたいと思っている。ここではお昼までやり、私が25㎝までを10匹。連れは27cmまでを8匹で期待した尺は出なかった。15時に一旦H温泉まで戻り、初めてH温泉に浸かって汗を流した。

さて、最終日の30日、朝5時に車中泊している道の駅を出発。H温泉上流にあるS橋上流の堰堤上の最も大型が期待できる区間を目指した。そして、林道が少し明るくなりかけた頃、I谷の手前で何と林道を歩いている熊の成獣に遭遇。こちらは車に乗っていたので安心だったが、私の車を見て慌てて山側の藪の中に消えて行った。その後、現地に到着すると、残念ながら先行者の車が停まっていた。仕方がないのでその下流部のS橋上流部に入ることにした。ここも大型が潜んでいる区間だが、悲しいかな魚影が薄い。結局奥の堰堤までやり、23cmが2匹、連れは20㎝が1匹だけに終わった。

時間はまだ10時だったので、次に向かったのはI谷の下流にある発電所の上流区間。しかしながら、ここも先行者の車があり、他の場所も最終日だけに各ポイント毎に車が停まっていて、八方塞がりとなってしまった。時間つぶしでそのポイントをやってはみたが案の定全く反応がなくギブアップとなった。ただ、連れが誰もやらないであろうというポイントで29.5㎝の泣き尺をキャッチした。お昼はH温泉のレストランで賄いカレーを食べて、今年大変お世話になったU川を後にした。

コメント

  1. アバター画像 Bird より:

    5日間のロングとは恐れ入りました。
    正に悠々自適で羨ましい
    ロングはいいなぁ、正直行き帰りが面倒でこのままこの辺りに居つきたいと思う今日この頃です。
    登山流行りで登山ガイドさんはいいなぁと思いますねぇ、フライ流行りは来ないでしょうから気の合う人とぼつぼつ頻繁に出かけるスタンスしかないですね。大将に怒られない程度にですが。

    • アバター画像 og より:

      今、流行りの移住を大野市で考えたりもしましたが、我が家の大将が反対しているので無理です。また、細々とした年金暮らしですが、時間だけはたっぷりあるので、毎回片道4時間かけて下道で通っています。そして、一度行くと勿体無いので平日の3〜4日滞在する事になります。