石川

10ヶ月ぶりに憂さを晴らす

梅雨明け前の前線が南下して、白山辺りの渓流は何とか増水も我慢できるくらいに落ち着きだしたのではなかろうかとフライング気味に行って来ました。 まずはU川、本流はフライではもう少し減ってくれないと釣りにならない状態だったのでI谷取水堰堤まで走り、あとは歩いて4つ目の堰堤上から入った。取水堰堤の上流はかなり水が多かったが濁りはほぼなくなってきていたので久しぶりに毛鉤を結びイザ! 先行がないので一発目から出ると思いきや堰堤までの50mほど何の反応もなく、釣り荒れかと諦めかけたが堰堤下の巻きと緩流帯で28クラスを3尾連荘。 この堰堤を超すには以前はロープが必要だったのでここまでと思ったが、脇の急斜面が崩れて登れそうになっていたので行けるとこまで行ってみる事にした。何とか素手で超えられた。堰堤直上のポイントは以前はいい型が入って居たことが多かったので期待が膨らむ。 水量が多く緩流帯と急流の境を狙って毛鉤を流す。以前尺上3本ネットに並べて写真を取った事もあったが、この頃は28、29とサイズダウンしてしまって、それでも同サイズ4本立て続けにヒット出来てこの先の谷が楽しみになってきた。 この堰堤上から先...
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2020.09.12

TD川へ行って来ました。 本当はSNMへ行きたかったんだが、先行逃切りが面倒で、平日ゆっくり行けるときに日延べにして、今回はダム上流の本支流を探ってみることにした。 水量が少ないようなので、いつも水量の多さに四苦八苦させられる本流をまず狙ってみた。 6時過ぎ、気温は19度と爽やかだ。 思った通りいつもは対岸に渡るのに勇気のいる水量と流速だが、膝上位まで水位は下がっている。春から6月頃にこれくらいの水量だと釣り易いのだがなかなか思うようにはいかない。 入渓後すぐにアタックがあったがピチョというチビ様アタリ。 そして次のポイントでもピチョ。次もまた次も‥あれ?これって稚魚放流後か。 これは参った、稚魚様御一行に占拠されていてはまずいい目はない。さっさと本流を止めて谷へ行った方がよさそうと思いつつ暫く釣ってみる。 するとかつかつヤマメらしいサイズが釣れてきた。 こんなのが来るかともう少しやってみる気になった、すると贔屓目に見て30弱のたぶんヤマメと思うが毛鉤を中心に伸身半回転ジャンプしてきやがった。毛鉤は浮いたままなので合わせなかったが、こいつを釣っておかないと今日は写真なしだぞと頑張ってみ...
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2020.06.13

瀬波へ行ってきました。 と言っても中流部。 到着後に林道最奥まで見に行ったものの懐中電灯の明かりでは水量が多い様に見えたので一人でこの時間帯の入渓は危険を感じ、中流部を朝一攻めて昼寝後に様子見しようという弱気な計画変更。 4時半から中流部の一番いいところからやってみた。雨は降ったような降らなかったような、少し降ったのかなという感じで水量が多いのか少ないのか長い事来ていなかったので不明、上流が多かったのでたぶん少しは増えてたのではないだろうか。 渓相は少しずつ変わっているようだが、水の綺麗さにはいつも魅せられる。 流れの緩やかなポイントでは小さいのが神経質に出るが、ここぞというポイントは沈黙。 結構攻められている様な感じなので、ポイントは全て丁寧に徹底的に攻めてみたが、ちびちゃんが8割方。23~25cm程のが何とか3尾混じり、3尾ともぽってりとよく肥えたグラマーちゃんばかりでまたまた魅せられる。 もう1尾、開きから落ち際までギリギリ流した毛鉤にピシャっと出た奴がなかなかのファイトをしてくれてイワナの引きを官能させてくれた。これが計ってみると30㎝で上陸させた後、針が外れたので幸い撮影でき...
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2019年イワナと鮎をぼつぼつ

昨年は雨と台風にことごとく付きまとわれ一度も川に入ることが出来なかった。 今年は何とか数回イワナと鮎を楽しむ事が出来たが、年々雨というものが凶悪化してきて多少の雨なら的な気楽な天候判断が出来なくなってきているので来年は行けるのだろうかと今から心配している。 5月の大連休後の月火曜という最もタフな状況は覚悟で手取へ行ったが、本流筋を3時間攻めても魚影さえ確認できず。早めに切り上げて白峰温泉総湯を攻めてみた、これだけ通っているにも拘らず白峰の温泉に入るのは初めて。入った瞬間、若いころ奈良和歌山三重と川渡りした時入った龍神温泉の湯を思い出した。肌がぬるっとする重曹泉(炭酸水素塩泉)、総湯が出来たおかげで入れた訳で、夜明け前に出て日が暮れてから帰ってくるような釣り客は温泉旅館には最も嫌がられる客と自ら敬遠している私には総湯流行り大歓迎である。平日だったこともあり露天風呂独占で素晴らしい景観を見ながらの風呂を満喫した。大連休直後の釣果は諦めて様子見に目的を変更、翌日は打波の温泉下とイコウをやって午前中で切り上げた。本流筋はさすがに厳しかったが谷はそこそこ、尺も出ていい感じであった。 6月中旬、白...
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白山水系の尺イワナ

毎年の出足と変わらないが、なんだか今年は遅ればせながらといった感が強いのは、春先から暖かな日が多かったからだろうか。 春先の様子をライブカメラで数日おきに見ていたTD川上流部、雪も早めに消えてGW前には既にいい感じの水量になっていた。 ダム上流の本流を攻めてみたくてうずうずしていたが、前日のカメラ映像は増水濁り、初釣りから谷へ入るのも嫌だったのでSNM上流でラインを伸ばしてみることにした。 朝遅めに入って午後の水温上昇を何とか狙えないかという作戦だった。 家を出たのは午前4時、それまで寝ていればいいものを毛鉤を巻いたりたばこ吸ったりコーヒー飲んだり毛鉤を巻いたりと結局寝ずの出発。 途中若い熊に出迎えられて、SNM取水堰堤に7時半ごろ到着。先行車なし。昼飯をデイバッグに入れ準備を整えて8時に取水堰堤を超えた。増水は大体思っていた位で遡行には影響はない程度。ただ、流速が早く白泡でポイントは少ないのは覚悟しなければならないだろう。 30分踏み跡道を歩いてふと思った。この中途半端な時間からK谷出合まで歩き釣り始めたら水温が上がるころには諦め滝を超えてしまうではないか…。 後続もないようなので時...
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秋の釣行会_老師班

この秋の連休はシルバーウィークというらしかった。 釣行会は初日二手に分かれて釣り場に向かいイブニング終了後キャンプ地に集合して夕餉を囲むという段取りで、老師と私がセットされた。 これだけの連休でも釣り師には初日のみにしかチャンスはない。二日目ともなるとド本流をひたすら釣り残しを拾いイブニングに期待するのみ、三日目などキャスティング練習しながら三食のみがただただ楽しみとなってくる。 というわけで初日の釣り場選びですべては決まってしまうと思っている。 で、老師と相談した結果、TD_M谷川中流部へ夜明けを待って突進する。夏場に雨続きやら猛暑やらアブなどに負けてだらだら過ごしたせいか林道登りが辛かったが入渓すればこちらのもの、この区間は99.9%途中から割り込まれることはないのでのんびり入れ食いを楽しめる。 とはいえ、最近は平日の入渓がかなりあるので思ったほどの入れ食いにはそうそう遭遇できないが何とか昼までの間に老師と二人で30尾を超えるくらいは掛けたのではないだろうか。
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雨上がりのTD/M川

そろそろSNMに行けそうな感じになってきたのでTDのライブカメラで水況を見ていた。 前日夕方まで水況は落ち付いてきていた。天気予報は周辺どこを見ても曇り、雨の予報はなかったのだが、北陸道、福井鯖江の辺りから小雨がぱらつきだし、福井北を下りる頃には本降り… 九頭竜は濁りは薄いもののバッチリ増水。気象レーダーと国交省降雨量観測を見ると朝5時に11mm前後の雨が白山全域に降っていた。 TD本流は濁りは薄いが増水はかなりのもの、釣りは出来そうもない。5時の降水であればそのうち濁りが出てくる、水位の上昇もあるかも知れない。 これではSNMも駄目だろうなと取り敢えずダム上流の見込みのある谷をいくつか下見し、SNMに向かったが、上流まで見に行くまでもなく村の辺りでコーヒー色の濁流を確認。 小雨がまだ断続的に降り続いていた、ダム上流の下見した谷も本流を渡ったり、林道を結構奥に入ったりとこの雨が降り続くと危険性が増す。 U川辺りの降水量は比較的少なく、いつもの谷へ行こうかとも思ったが、同じ所ばかり行っても面白くないので、ここは取り敢えずのところ気象レーダーを確認出来る所で待機、寝て待つ。
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TD川本流の真髄

いつもの如くウダウダとどうしよかなぁ…寝るか出るか…遠いなぁ、などと迷っていたが、ぼちぼち走ってればそのうち着くかと行くことにした。 行先は?SNM…増水間違いなし、MAESAKA…夕方まで待てない、U川、T川…やってる上から入られる、TG川遠すぎ 走りながら考えよ。まっTD辺りになるだろうが。 追坂峠辺りでやっとやる気が出てきた。O谷ならこの時間でも何とかなるだろうと福井北を目指す。 福井北のICが少し変わっていた、料金所から下に降りずそのまま中部縦貫無料区間に入れる。少しだが早くなった。 5:00、O谷林道入り口到着、橋から本流を眺めてみると多少は増水しているが十分やれる状態だ。どうしよう、実はO谷は工事しているので下手な場所に駐車していると工事の邪魔になりかねないという一抹の不安があった。 O谷は午後からにして本流やってみるか。いつもこのパターンで失敗してはいるのだが。
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渓流の虫

長い長い雨、晴れれば猛暑、アブもいるし… そんなことで長らくお休みしていたのだが、久々によい天候に恵まれそうなTD川に渓流の虫が騒ぎだした。 私的には7月軽い風邪をひいて咳が昼夜問わず続くのがほぼ1か月治らず、おかげで楽しみの釣行会にも参加できず。 8月に入るといつどこで集中豪雨に遭うか分からないような日が続き、さすがに長いお盆休みには数日の晴れ間はあるだろうと期待したがほぼ全滅、集中豪雨による被害の報道が相次ぎ……というような状況で皆さん待ちに待った好天の週末だったに違いない。
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2014年夏、釣行会

梅雨末期の不安定な気象条件の中、7月19日に毎年恒例となった夏の釣行会を実施。 参加メンバーは、N老師、T業師と私Oの3名。 夏風邪をこじらせたBird氏は早々にリタイアし、他のメンバーも諸事情でアウト。 また、直近の気象条件を考慮し、一泊を取りやめ日帰りという少し寂しい釣行会となった。 老師、私の初老ペアと、業師の熟年ペアに分かれて深夜の北陸道を北へ進み、到着した場所は言わずと知れたSNM川。 尺に最も近い川としてこのところ我々仲間内ではほとんど伝説となっている。 私もこの日のために8フィート11インチのロッドを新調し、少しでもドラグを回避しようと準備万端整えて臨んだ。 5時前に現地到着、業師は当然のことながら林道終点の取水堰堤上流部へ、老師と私は歳相応に中間地点のスロープから入渓。 水量はほぼ平水、水温14度はこの時期としては好条件が揃っている。 まずスロープを降りたところにある小さな淵で第1投、すぐに反応があったもののフッキングせず、すかさず投じた2投目で乗ったのは27㎝の紫色に輝くSNMイワナ。
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