U川で釣り納め

連休後の日曜日などどこへ行っても釣れないのはよく分かっていたのだが、夏場の大休憩で今季少々欲求不満気味。
釣れない釣り納めでもいいからやっぱり、どうしてもこのまま来季まで持ち越せなかった。
とは言いつつも、納得できる釣り場は遠い、歩き倒さなければならないところばかりで、ましてや日曜日ともなると前日やられているはず。
そんなことでとにかく渓流で昼飯食ってのんびり出来たらそれで納得しようと一番近いU川に行ってきた。
U川到着7:30と遅めに着いたので最も早く入渓できる発電所上から本流を攻めてみた。
思った通り反応はほとんどない。水量は申し分なく、気温も快適、ブヨやメマトイなどの虫もおらず気持ちのいい気候なのでこれでいいかと納得しなければなと言い聞かせるも、やはりいくつか顔を拝んでおきたいと頑張ってみたら、26cmのイワナが2尾と22cmくらいのアマゴが2尾出てくれた。

I谷合流まで3時間かけてやって納得、車へ帰る途中アケビの実が丁度ぱっくり割れて甘い実が食べごろに鈴なっていたので、実がまだ綺麗なのを一つ選んで食べてみた。程よい甘さだが種が多すぎるから口の中でもぐもぐやって甘い蜜を少し飲んだら種をブッと吹き出すのが正しい食べ方である。懐かしい味を味わって幸せだった。ここのアケビは採りやすいし実が鳥や虫にやられていなかった、割れたばかりだったのかもしれない。本当は種の周りの甘い実の蜜が透明になるほど熟れたらもっと美味しいのだがそこまで鳥たちは待ってくれないから本当によく熟れたアケビの実を味わう機会は少ないのである。

さて昼飯は源流部の綺麗な渓流沿いでやるかと最奥の登山口まで走り、ディバックに弁当バーナー一式詰め込んで川まで降りる。
本流も広くていいが、昼飯はやはりせせらぎ程度の広さが落ち着く。
昼飯にちょうどいい堰堤下まで釣り上ってみたが、まだ濡れたばかりの足跡がありイワナの反応はなかった。堰堤下の堰堤風に吹かれて涼しい昼飯、顔を洗って、インスタントだがコーヒーで一服していると渓流釣りをしていて良かったと落ち着くのはやはり渓流バカだけなのであろうか。

1時間ほど昼飯休憩した後、堰堤の上をやってみたが、見事に無反応であったので源流部はここまで。
下流の谷でイブニングでもして納竿しようと下流へ向かった。
そうそう鳩ヶ湯温泉が温泉棟だけ復旧して9月20日から日帰り入浴を始めたそうだ。歴史ある宿だけに復興を祈るばかりだ。
午前中は本流筋にほとんど車を見なかったが、3時を過ぎた源流部からの帰り道、イブニング狙いの車が随所に現れていた。
イブニングはいつもの谷でと思っていたがI谷に空きがあればやってみようかと気が変わり入ってみると誰もいないので、私の一番好きな二段堰堤の下からやってみた。入渓口は午前中に入りました!というくっきりした踏み跡が残っていたが、もうここまでくれば釣れようが釣れまいがどうでもよい。I谷で納竿!これで今季は納得する。ただそれだけだった。
ところが、どうしたことか、これが釣れる釣れる。
堰堤より少し下の淵で22cmほどの小物が入れ食いで7尾ほど出た。
第1堰堤下では28cm筆頭に25cm前後が9尾、第2堰堤下の大きなプールで25cmが3尾と大盤振る舞いであった。尺は出なかったものの、釣り荒れで全く期待していなかったのでこれだけ釣れてくれれば大満足。やはりI谷のイブニングは凄い。
また今季もこうやって釣りバカをやってこられたことに感謝して夕暮れが早くなった渓をあとにした。

コメント

  1. og より:

    今シーズンの最終釣行、お疲れさんでした。思いのほか釣れたようでよかったですね。
    最近は皆さん釣行記録をフェイスブックに記録するケースが多くなっているようですが、やはりブログの方が味がありますね。