
増水と濁り、未だ収まらず
これからは水温も上がってドライフライでは釣り辛くなるだろうし、美女軍団に逢えるのも今回が最後になるかも・・・と、感慨深い釣行となった。早朝5時、いつもの場所に降り立った。辺りは森全体を覆う朝霧に包まれて晴れているのか曇っているのか解らない。ウグイスの『ヨーイスタート』という声を合図に第1投。かなりの水量と流速に乗ったQBP16番はあっという間に流されてしまった。そう、今週降った雨が増水と濁りという形で影を落としていたのである。しまった、これならU川へ行った方が良かったかも、と思ったが既に遅すぎる。どこかの誰かさんは有給をとって4日の金曜日にU川へ出かけ、増水や濁りの全く無い中で、なんと25匹のイワナを1日でキャッチしたとのこと。人工物の取水堰堤に守られたU川は、ちょっとやそっとの雨は影響しないのである。こちらは平水より10cm以上高く、水温も14℃と先週よりさらに1度上昇。最後はいい形で締めくくりたかったところだが、自然が相手では仕方がない。気持ちを切り替えて増水で水圧の強くなった流れを押しのけながら進んで行く。そして、軽いジョギングくらいの流速の脇に出来た緩いスポットから元気に飛び出...