渓流フライフィッシング紀行

連休を阿智川で遊ぶ

5月4日、以前から気になっていた天竜川水系の阿智川へ新規開拓に出掛けた。阿智川は恵那山を水源にし、いくつもの支流を合わせて天竜川に注ぐ流程30km程の川で、中流部には昼神温泉がある。中央自動車道園原I.Cを降りて昼神温泉の近くにあるコンビニで日券を購入したのが午前六時、ここでデジカメを忘れたことに気づいた・・・。快晴で水量も程よい感じだが少し風がある。初めての川とあって、まずは様子を見るため本流筋にあたる本谷川上流部へ車を進めた。道路沿いには今が盛りの花桃が咲き誇っていて、それを目当ての観光客が後からどんどんやってくる。インターチェンジと昼神温泉の中間地点あたりから川に降りたのは7時半。水はかなりクリアで落差も無く渓相は良いのだが、水温が8度とちょっと低め。まず16番のカディスで様子を見ながらキャストを繰り返すと、ゆったり流れる浅めの開きで飛び出したのは18cmほどの白っぽいアマゴだった。さらに少し進んだ緩い瀬の開きで20cmのアマゴを追加。風が少し強くなってきて渓相も荒くなってきたので一旦上がった。上流部にある花桃の里へ向かう車が数珠繋ぎ状態で道路の渋滞がかなりすごいことになってきた...
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松チャン仁淀川へ行く!

今年、福岡から高松へ転勤となった松チャンから嬉しい便りが届いた。4月21日(日)、レンタカーを駆って高松市内から仁淀川上流部へ単独釣行し、わずか2時間ほどで18cmから23cmまでのアマゴを5匹キャッチしたとのこと。“松チャン、腕上げたなぁ・・・”日本で一番美しい水の流れる川、仁淀川。仁淀ブルーと言われるその水の色は、限りなく透明に近いブルー。そしてそこに生息するとてつもなく美しいベッピンアマゴたち。この川は鮎でも有名だが、私も一度は訪れたいと思っている。さて、私の方は3月16日に開幕して以来、近隣の川でちょこちょこ遊んでいるが、水温が上がらずサイズも釣果もパッとしない状況が続いていた。そこで今度こそはと連休初日の27日(土)、WとK川上流部へ。水量もまずまず、水温も11℃と安定し、ライズもちらほら見られる絶好の条件の中、16cmから21cmのアマゴをヤマメ混じりで17-18匹キャッチ。Wも同様に15匹以上キャッチし、充分堪能した様子。本格的なフライシーズン到来となり、今季はどんな渓魚たちとの出逢いが待っているのか、今後が愉しみである。
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性懲りもなかった釣行

既に当クラブのメンバー達は納竿しているだろうと思いつつ、前回釣行での手に伝わってきたあの “ずっしりした感覚”が忘れられず、性懲りもなく向ってしまった。27,28日の二日間、中四日の私にとっては少々きつい釣行?である。一日目のスタートは勿論お気に入りのKZ川からである。静かに&静かに入渓し、暫く辺りの様子を窺う。晴天、無風、水温13℃、前回よりもなお減水気味だ。ちょっと厳しい釣りになるかと思っていた矢先、ごく浅い瀬に流したQBT#14に出てきたのは20cm弱のイワナ。少し型が大きくなってきた。いつもの瀬での一匹。朝晩めっきり涼しくなった空気はなんと云っても気持ちが良い!ちなみに明け方の気温は11℃であった。いつものペースで順調に釣り上がる。退渓ポイントは必ずと云っていいほど、期待を裏切らない。退渓するまで型はあまり納得出来なかったが、それでも時間を忘れるくらい数で遊んでもらった事に感謝…。昼までに少し時間の余裕があるので下流部を見ながら入渓地点まで下がって行く。しかしここで先行者を発見し、断念。声をかけて状況を聞いてみる事にした。釣れてはいるが型的にあまりパッとしないとのお話し。なんと...
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最終釣行、会心のほほ笑み

の貴重な代休を利用して二日間釣行をする事になった。先週の釣行会の貧果を何とか今回の釣行で挽回しようとかなり気合が入っている。私にとってもたぶん今シーズン最後となりそうな事もあって、実績?があり尚且つ通い慣れた処(意気込みのわりには安易な選択かと思いながら…)へ行こうと意見が一致し(尤もはどうも最初から思うところがあったようだった)、北陸方面と決定、結構軟弱な二人である。最近お気に入りのSNM川中流部へ。いきなりの核心部より入渓するが反応がいまいち。気温17℃、水温14.6℃、少し減水気味の流れにEHCとQBPそして時おりANTを流すが、数回のコンタクトはあるがキャッチまでは到らず。この間の釣行が未だ尾を引いているのか…。しかし、一度だけ足元を走る魚を確認するところをみると居る事は居るらしい。にも反応が無いようで難しい顔をしている。1時間少し経過してから私にやっと待望の1匹目がくる。型はさほどではないがひと思いの一瞬、やれやれ。しかしこの後がなかなか続かない。そうこうする間にイブニングポイントまで到着する。ここから先、過去にが良い目をした核心部が続く為、取り敢えずは堰堤まで行く事にする。...
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納得の最終日

釣れる釣れないは別として皆さんそれなりの最終日を送られたようでお疲れ様でした。先週のOTG川釣行会も新人YG氏の初参加やog氏の事前調査等により日帰り釣行とはまた違った楽しい釣りをさせてもらい有難う御座いました。今週末、自分なりに最終日を迎えたいと思ったが、釣行会の後とあって皆さんもそれなりの最終日作戦もあろうかと思いこちらの作戦を先にご披露し、乗ってくれる人を探してみた。行き先は私の体力最大限使い切ってもまだ余裕のある業師が同行してくれるというので私の我儘を聞いてもらった。かなりの渇水が予想されるので水温の低い溶存酸素量の多くなる落差のある谷が狙い目、となると日帰り範囲内で条件に合致するのは2~3箇所しかない。ただ、シーズン終盤となれば他の釣り人も狙うは同じ場所、1番乗りが必須となる。ここはもう運に任せるしかない。まずはMD川上流部となるが平日の入渓も考慮して最上流は避けた。案外エアポケットになりやすい林道終点手前から藪漕ぎで入る地点、ピンスポットではあるが堅い区間に絞ってみた。4時半到着、1番乗りだ、5時半まで夜明けを待つ暇は無いので少し空が白んできた5時過ぎ林道に入る。30分ほど...
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2012年秋、釣行会

爽快渓流クラブの毎年恒例行事となった秋の釣行会、今年も南信州OTG川。いつものように美味しいものを食べたり飲んだりしながらのリッチな釣り旅。ただし、今回はいつものメンバーに加えY君が初参加し6人での例会となった。近場のフィールドで練習を積んだY君にとって今回がデビュー戦となる。Bird氏がN老師を拾って大津ICから向かい、WとT業師にY君と私は京都南ICを1時半に出発、駒ヶ根IC近くのコンビニに4時半集合という段取り。到着後二日分の日券と朝食を購入し、まずはお目当てのOTG川本流へ向かった。上流、中流、下流と3組に分かれて入渓したのは、辺りがようやく明るくなった頃。このところの晴天続きである程度予想はしていたものの、川に降りて水の少なさに驚いた。平水であれば至るところ好ポイントのはずが、ほとんどチャラ瀬状態。わずかに残されたポイントも20cmを超えるサイズは岩陰に隠れてしまい、たまにフライに反応するのは警戒心の乏しいチビアマゴにチビイワナたち・・・。上流部へ向ったBと老師組は通行規制の手前に車を置き上流部へ入る第1カーブまで歩き1番乗りできたが、連日の入渓を容易に知ることが出来る足跡に...
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アブはいないが魚もいないⅡ

久しぶりにみんなとイワナ釣りへ行くことになった。先週Neo谷へ鮎狙いに行ったが既に網が入りもう鮎は居ないぞとオトリ屋さんに言われたものの東谷の鮎釣りがしたいと出かけたものだから少しでも東谷でやって駄目なら本流友釣り専用区に移動しようと東谷へ入ってみた。言われたとおり鮎の影がまったく見えない、それなら淵の残り鮎狙いに切り替えると思った通り25cmのいい型の鮎が一発、この野鮎ですぐに23cmが来た、合計48cmの背掛かりの引きは最高に気持ちいい、この段階で嵌ってしまった。その後場所を変えてみたが標準サイズの鮎を1日かけて5匹釣ったのみという貧果を被り、地元の意見は聞いておくものだと思い知らされた帰り道、寝ずの釣行が祟りものすごい眠気に襲われたのだが、翌日は朝一から忙しいので早く帰って寝たいと我慢して運転していたが時折ふっと瞬眠してしまうのが自分でも分かるくらい眠たかった。ゴンという衝撃で気がついた、ちゃんと車道を走っているがゴンの原因に記憶がない…寝てしまってたんや~、どうやら歩道と車道の分離縁石に乗り上げたようだ。と、思う。これで完璧に目が覚めたが、暫くして縁石に乗り上げた程度で済んでよ...
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アブは居ないが魚も居ない

I川Neo谷へ鮎をやるつもりで朝遅くから出かけたが東谷に着いたのが1時過ぎ。この辺りは濃尾地震の断層が残っており地震断層観察館がある、一度寄って見たいのだが釣りの方が優先してしまうところが私の課題なのだろう。釣りをするにはかなり遅くなってしまったが橋の上から川底の大石周りを眺めてみると、バッチリ縄張り巡回しながら苔を食んでる。しかし、誰も鮎をやっていない…。この川は鮎OKなのだろうか?OKならこりゃ入れ食い間違いなしなんだが途中本流の専用区にわんさか竿が並んでいたし、こんな良さそうな谷に1人も鮎師が見当たらないなんて…あ~…どうしよ!引き返してオトリ仕入れよかな~、半日もないしなぁ、やめ!西谷上流で大イワナ?狙お。国道はまだ通行止めなのだろうか、途中どうやらまだ開通していなさそうな看板が2~3箇所あったが行ってみた、がやはり完全閉鎖、引き返して東谷回りのコースへ迂回する、このコースも時間帯解除の通行止め看板があったが、第2第4土曜は工事休みで通行止めなし、時間帯指定通行止めなし、2時過ぎに到着、途中釣りなのかドライブなのか山登りなのか解らない車が相当帰ってくる。福井から抜けて来たとは思...
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猛暑日のイワナ

盆休みも今日で終りという日、やっと気候も安定し増水や落雷の心配も無く釣りが出来そうな天気予報となった。鮎は増水後ということで期待薄。ならばイワナしかないのだが…アブが!悩んだ末、TD川O谷を覗いてみる事にした。出足が遅く、O谷チェーン口に着いたのが6時前、チェーンを外しに車から降りると早速アブ軍団のお出迎え、やっぱりやめようかと思う。O谷中流部入川口に到着、アブの数は増すばかり。エンジンを切って暫く様子を見るがしつこい連中が2~30匹どうしても離れない。ハッカスプレーを吹きかけると大方居なくなった。まだ初期の連中は余裕があるようだ。これが9月前半になると奴らも必死、決して離れてはくれない。川に立つとアブは全く寄らなくなったのでやっと落ち着いた。気温23度。涼しい。ところが、いつも第1堰堤までの間で5~6匹は固いのにほとんど反応が無い。10ポイント目辺りでやっと1尾。砂地に足跡も無く、イワナの出方もポコンとした感じでプレッシャーが高そうでも無い。今日はどうしても堰堤を越えたい、堰堤まで3尾のみ、堰堤を越えるだけの意気込みが少し萎んでくる。この堰堤越えは藪漕ぎと地滑り後の手がかりの無い斜面...
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釣行会老師班の憂鬱

今年の釣行会は北陸方面に頻繁に出没するメンバーのみの参加となったため集合に便利な車割で午前中の釣りを済ませた後ベースキャンプに集合となった。老師を迎えにいって市ノ瀬ベースキャンプ近くのMD川を目指す。二日分の準備物資に気を奪われてしまったのか出発から1時間後に老師がロッドを忘れたことに気が付く。丁度og氏グループに同乗しているから老師にメールが入り我々の30分後続を走っていることが解ったので予備ロッドを持っているメンバーを確認、og氏から#3-9ftを借りることが出来て何とか二日間こなせるロッドが揃った。初日は増水は確実な降雨履歴だったので濁りの入りづらい谷が選択肢となる。老師はまだMD川上流部が未経験であるので45分の林道歩きに難色を示すところを過大評価で説得しMD川に1番乗り。林道の途中から入るコースは少々ブッシュがうるさく滝上りもあるので遡行しやすい林道終点を目指した。だらだらと登り続ける林道に朝一とはいえこの時期汗が噴出す。何とか最終堰堤に到着、後は谷上がりも楽だし、釣果もそこそこ期待できるのでノンビリいけますよと自信たっぷりに釣開始。いつもなら堰堤上からボツボツ釣れ、しばらく...
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