Bird

難行へ続くこと

放射冷却なのか山頂付近には霞がかかり涼しすぎる朝を迎えたT川、5:00の気温は9℃ T川今年2度目のH氏、尺を狙っているらしい。 私も先週の修行のような釣りは御免被りたい、T川のグラマラスなアマゴちゃん達との花園のようなひとときを期待して今日もまた寝ずの釣行である。 少し増水したT川、朝の水温は11℃と期待通りのコンディションである。 そろそろ瀬に出てきているかと、広い瀬の続く私のお気に入りポイントから始めることにした。 増水気味の瀬を釣り上がるのは滑りやすい石の多いこの川ではなかなか辛いものがあるが、お約束のようにモッコリ出てくれる瀬のアマゴの捕食シーンの感触の記憶はその辛ささえ厭う事はない。 だが、瀬の流速が早すぎるのかまだ瀬に出ていないのか両岸に沿って攻めあがる二人の毛鉤に全く反応はない。 広い瀬を抜けて淵へと続く川幅の狭まった荒瀬に出来た緩流帯でH氏にやっと1尾Hit 完璧なHitシーンを確認した私は淵の上流に続くこの区間最も期待できるポイント群に期待を膨らますが、その淵を二人でジックリ探っていると期待のポイント群に長い竿が差しているのをH氏が発見。いつもいつも期待に棹差すのは...
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熊野で修行すること

24日金曜、熊野市にて人と会うことになった。断っても支障のある事でもなかったのだが、R169は通過できるかと奈良の知り合いに聞くと4月後半から交互通行で通過可能になったという。前鬼川イケルな…行きたいという気持ちは起こるがなかなか足の向かない前鬼川、その美しい渓谷に浸りたいと思いつつもついつい手頃なところで済ませてしまっていた。この傾向性は若い頃から悩みの種であり、これは終生治ることはないだろうが、今回の熊野出張の話、その本件にはさほど重要性を感じなかったものの、金曜に熊野、翌日休日、帰り道に前鬼川あり、という条件が瞬時にOKを出していた。 熊野市駅でAM11:00に待ち合わせ、前鬼口を10:00に出れば充分間に合う、ということは金曜の朝一前鬼を攻めて行くのも無理ではない。そんな邪まな思いもあって前日夜から出発した。ところが途中から雨が降り出し前鬼を通過する頃には本降りになっていた。いくらなんでも雨の中釣りをしてそのまんま初めてあう人と名刺交換するわけにもいかないので朝一の釣りは諦めた。仕事をさっさと片付ければ夕方には前鬼に立てる、前鬼の美しい水で顔を洗う予定が国道沿いの駐車場でたっぷ...
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気温差20℃…U川は午後からか?

最近金曜に休みを取るようになったH氏、水曜の夜TELがあり木曜の夜から行って待ってますとの事…金曜にしこたまやられた後じゃ釣れへんやん… そんなことで、土曜4:00大野のコンビニで待っているH氏のもとへ走る。U川まで2時間30分の所要時間はほぼ大幅な誤差の出ることはない。1:30に出れば15分前には確実につけるはず。 R161で大型トラックの集団に挟まれ敦賀ICまで2時間かかってしまった、福井ICまで30分、ここで時間切れ、H氏の待つコンビニに着いたのは15分遅れの4:15、急いで朝昼の食料を買いU川へ。 H氏によると前日鳩ヶ湯下は不調、取水堰堤上流は水高、I谷出合い下流の本流で28と26をようやく上げたとの事、金曜の入渓者も多く、何となく連日攻め立てられている感じ。 鳩ヶ湯下や上流は今日も釣り人が多かろうとI谷出合い下流を朝一攻めて見ることとなった。ところが、私の15分遅れが祟ってI谷橋に既に1台のワゴン車が今停めたばかり、やられた… 仕方なくI谷出合い上流をやることにした。 取水堰堤からI谷出合いまでは水量が少ない、下流は前日水が高かったそうなので案外こちらの方がいいかもしれない。...
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同じく返り討ちに

GWは篭もる!と決めていたが、前半戦の惨敗!T川異常人気、U川無精イワナ…何処も同じかと後半戦は山篭りはやめ、家に篭もり掃除三昧の日々で御座いました。いやぁいい天気で筋肉痛になるほどホコリをたたき出しましたです、ハイ。 あれだけいい天気が続くとワタクシよう釣りません。 で、最終日皆さん連休疲れを癒すに頃合いの雨!ワタクシ、フと「リベンジ」の4文字が脳裏をかすめました。 雨のそぼ降る中、T川へ、濁ってダメかもと思いつつ菅並到着、濁りなし、微増水、気温15℃、小雨。絶好のコンディション。後はこの雨がGWズレの魚をどの程度癒してくれているか 10時釣り場へ到着、鷲見まで5時間釣ってみた。結果ノーフィッシュ、4尾出ましたが、フッキング後即リリース状態、所謂ところのバラシ!掛かりが浅い! 竿抜けのポイントを探すにもほぼ8日間の間幾つもの竿に攻め立てられ、百戦錬磨と化した彼女たちに私の未熟な竿さばきは通用しない。通用するとすれば百まで処女を守り通したような純粋無垢?誰も振り向かなかったようなポイントを探し歩くのみ。結果は惨敗、見事返り討ちにあってまいりました。ウィンク程度にあしらってくれた4尾の彼...
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どこへ行っても釣れなかった

GW前半戦!ここで勝負をかけておかないと後半戦は釣り荒れで期待薄。 H氏より28日T川29日U川へのお誘い、久しぶりのお誘いである。H氏も今期渓流初釣りとのこと、先週のT川報告にかなり期待しているようだった。 5:00T川近くのコンビニで待ち合わせ、6:00頃T川到着、先週より水位は若干落ちている。水温は8℃問題ない。先週と同じ場所から入ってみることにした。 入渓早々クリーム色の#12パラダンに飛びついてくれたのは20cm弱のピカピカアマゴ、近頃小針ばかり使っていて#12がデッカク見える。フライを始めた頃は#12ばっかり使っていたのに、どういう訳か小針になってくる。夏のシビアな魚には小針しか通用しないのか?小さくしたら食った!=小針優勢→始終小針使いってのも面白くない。初夏のこの時期#12位のカゲロウは結構飛んでいるので大淵の流れ込みから出来るだけ長い時間ドラグフリーで大針を流してみるのも面白い、淵の底からポーンっと飛び出す大物がいたりする。 この抜け殻は#10位はあった、水面で羽化せず石に上がって羽化するカワゲラ、なんと言うのかは知らない。色と番手さえ分かれば良い。 コゴミがもうこん...
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2007FF開幕Ⅱ

遅ればせながらワタクシやっと開幕いたしました。(Bird) 暖冬のおかげ?で各地の渓流は今期早々から既にトップギアに入っているとあちこちから情報が入って来る。 U川等のイワナの川でさえいい釣果が上がっているようだ。 とはいえ、初夏の陽気の日もあれば、この冬のような陽気はいったいいつまで続くのだろうかといった週もあったりでなかなか腰の上げにくい開幕であった。 恥ずかしながら、かなり物持ちの良いワタクシのベストは何時購入したのやらさえ記憶にないほどの年代物。昨年の終盤、背中の布張りの辺りが布疲労とでも言うのでしょうか自然に裂けてきた。いやいやこれはイカン!ここまで酷使してきたのかと我ながら道具に対する無頓着さを思い知らされた。ほぼ年間通してこのベストは整理されることもなく、釣りが終われば丸めてポイ。ポケット生地にはフロータントがにじみ、ポケットの中にはティペットの切れ端、リーダーの空き袋、干からびたタバコの吸殻…あとは申し上げるのもおぞましい限りのものが。 在庫整理バーゲンの時に予備用に2つ購入した全面布製のものは暑くて、しかもチャックが通常とは逆差し、ポケットのチャックも開けにくく使い難...
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イワナの渓

揖斐川 庄川水系 石徹白川 九頭龍川水系 手取川水系 利賀川等などボチボチと思い出す限り書いてみます。 揖斐川西谷  直線距離を見ると非常に近い川なのであるが京都から西谷金ヶ丸谷の林道終点までは5~6時間はかかっていたのではないかと記憶している。
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暖冬の小入谷林道

除雪終点地点、いつもなら車のところまで雪でいっぱいなのに今年はこの通り少ない この先どうなっているのか出発です 1Km程平坦な道が続きます。人の足跡、動物の足跡、木の葉、雪はシャーペット 途中、水が流れていて雪が無くスキーを持って運びながら上がってきました。天気よく見晴らしはいいです。百里ヶ岳が遠くに見えます。 焼尾地蔵さんに到着。去年は屋根まで雪があったのに・・・・ お賽銭箱をよく見ると取り外してありました。中身もなし、賽銭泥棒がいるようです。平成18年9月に取り付けられたようですが、心無い人がいるようです。悲しくなりました。 地蔵さんの前のなだらかな下りで、滑る練習を何度かしまして帰りにそなえます。 やはりシャーベットです。結構よく滑る雪だったのでよくこけました。しかし、怪我せず無事車までたどり着きました。 by TERASAN
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渓流のフライフィッシング

あれこれと昔ぁ~し昔の思い出を綴りだすときりが無い。そろそろフライフィッシングの事を書いておかないと解禁してしまいそうである。  私がフライフィッシングをやるぞ!と決めたのは時は忘れたが、場所は揖斐川の西ノ谷か九頭龍の蝿帽子川だった。(揖斐川西谷であったとog氏が覚えておりました。) 決めたと言いつつ時は忘れるわ、場所もどっちだったかな?、といういい加減な決心ではあったが… そのきっかけになった場面はしっかりと覚えております。  その日はog氏と連れだってテンカラでイワナを狙いに行った日だった。渓相がなだらかで長くて浅い淵とチャラチャラした瀬が交互にだらだらと続く夏間近のほんの少々渇水気味の渓であった。とてもいい天気で先行者も無く、いい釣りが出来るはずであった。はずであったという事はお察しの通り惨敗。イワナは見えていた、淵尻にゆったりと構えて釣ってくれと言わんばかりの体勢であった。しかし、こいつらと来たら少し近づくと逃げる、気付かれない様うまく間合いを詰めて毛鉤を鼻っ面の前方1m付近に落として流してやっても知らん顔、アクションを付けて誘うとチラッと見てサッと逃げてしまう。瀬でも淵の深み...
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飛騨高山小鳥川辺り

飛騨の川へ初めてイワナを釣りに行ったのは渓流釣りを始めて2~3年後のゴールデンウィークだったと思う。 叔父が、高山の小鳥川でいい型のイワナが釣れる谷があると、どこからか情報を聞き込み、3泊4日で行ってみるぞと誘ってきた。 東海北陸道もまだ各務ヶ原から関の辺りまでの短い区間しか出来ておらず長良川沿いの長い道のりを走り、ひるがの高原から荘川を遡り高原のような山を越え小鳥川へ抜け小鳥ダムに流れ込む栗ヶ谷へ入った。 まだ雪が残っていたが雪代はさほどでもなかった。叔父の情報によると栗ヶ谷上流の谷が二つに分かれる右の谷で、昨年かなりいい釣りをした友人がいて尺イワナなんかゴロゴロいるということであった。
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