フリ〇ンで熊に出会った日

探偵ナイトスクープにひとしきり笑わせてもらってから出かける準備にかかる、最近は金曜ロードショーより遅くなってしまって…で、とりあえず行くかという無計画なスタンスは永遠の課題になるに違いないとこの年になると確信してくる。少しまったりとした時間を過ごしたくなり、手取、O谷へ向かう。O谷林道入り口には鍵の掛かったチェーンが、落石のため通行止めである。歩いて入れる距離ではないのでO谷は諦め。午前4:半、SNMへ転向するには遅すぎる、近場のK谷でもまったりすりゃぁ出来ないこともない、それなりに。第2橋より通行止めなので歩いて第3橋まで行き、ここから入渓。入渓早々からいい感じである、今日はまったりいけるぞ!風もないので久々に0番ロッドでやってみることにしたがイワナをやると結構面白い。掛けた瞬間から上流へ引き込みロッドを絞ってくれるのがイワナ釣りの楽しいところだ。堰堤下の浅くて広い淵でひとしきり楽しんだ後、堰堤上流へ、ここからは落差が少なくなりラインをぶんぶん出して遊べるのがいい、サイズは期待できないが25cmくらいでも0番なら楽しませてくれる。サンドイッチと野菜ジュースでゆっくりと朝食を済ませ、さ...
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雨ニモマケマス

『雨ニモマケマス 風ニモマケマス 雪ニモ夏ノ暑サニモマケマス』小雨ならまだしも、警報が出るような大雨は危険が伴います。少しくらいの向かい風ならともかく、強風の追い風では・・・。雪の降る時期はほとんど禁漁です。雨が降らずに日照りが続くと水温が上昇して、魚は岩の陰に隠れてしまいます。フライフィッシングとはそんな釣りです・・・。北陸シリーズの開幕戦、梅雨前線真っ盛りの7月3日、福井県大野市へ向かった。皆さんそれぞれお忙しいようで、今回は久しぶりの単独釣行のはずだったが・・・。家を出たのは午前1時半、このところ人気の出てきたU川に一番乗りするためにはこれくらいの覚悟がいる。敦賀インターから北陸道に乗り今庄インターを過ぎた辺りで後ろの車がパッシング。ナントBird氏が後ろを走っている・・・!!!“今回は仕事の段取りがつかず行けないかも・・・”と連絡があったはずだが?全くいつものことだが、神出鬼没な人である・・・。南条SAへ一旦入って朝一番の入渓地点を確認、2台連ねて一路I谷へ向かうことになった訳だが、“いやぁーもったいない・・・”。5時半に取水堰堤の空き地に到着、どうやら1番乗り出来たようである...
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渓流に酔いしれる旅

2日、手取ダム上流域を彷徨って見ました。K川は二ツ目の橋から通行止めで入渓出来ず、I川は堰堤まで行かなくても小型ながら最高22~3㎝まで結構出ました。そしてなんと云ってもM谷!最高でした。現地の状況とか勝手気ままな自分の気分とかで結果的にevening(とは云っても3時半頃から)はM谷に入渓し、6時半に尺32㎝出ました。4時過ぎから散発的なライズにもかかわらず何処から湧いてくるのか、どんだけいるのかと思う位入れ喰い状態になり、その結果が尺でした。なんというか成就しましたが、あまり感動はしませんでした。それよりも一人ぼっちの中(無風、静寂、霧雨が降ったり止んだり)、まるで別世界のような中での釣りにすごく感動しました。
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納得できない尺イワナ

今期の北陸はSNMからと決めていた。ただ、一番乗りできなければ意味がない。というのも上流域へ詰めてやろうと思っていたからである。意気込み虚しく家を出られたのはAM0:57…これでは現地到着は4時半を回り、夜が明けきってしまう。運がよければ…予想通り到着したのは4時半を少し過ぎていた。ただ、予想に反していたのはまだ1台も先行がないことであった。慌しくザックに食料を詰め込み取水堰堤上へ向かう。増水しているかもしれないと思っていたが、見た所ほんの少しの増水、雨も小雨がぱらつく程度なので心配はなかろうと遡行を開始。遡行開始してみて少し不安になってきた。確かに増水の程度はほんの少し、5cmも上がっているかどうか位なのだが、この川の5cmは絶好のポイントの瀬をイワナの付かない早瀬に変えてしまっている。雨も小雨が降ったり止んだりだが水位がもう5cmも上がれば帰りが不安になってくる。2時間歩いてから釣り始めるつもりであったが、天候の急変の可能性も考えて1時間に変更、しかもいいポイントがあれば休憩がてら様子を見ながらの遡行にしようとガクンとトーンダウン。水量と天候を見ると無理は出来ない。雪が凄かったのか...
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増水転じて福となす

昨夜から降り続いた累計雨量は46mm、特に夜中の12時から2時にかけて37mmの集中豪雨が襲っていた。さらに4日前の15日から16日にかけても76mm降っていて、この4日間でなんと120mm以上の雨が降ったことになる。唯一の救いは釣行日である19日(土)の予想雨量が0mmということ・・・。来週から中間禁漁期間に入ることを考えると今週がT川のラストチャンス。“少々の増水でも行っとかなければ・・・”そんな強迫観念にせっつかれて重い腰を上げた19日、現地到着は少し遅めの6時半、イマイチ気合が入っていない!狙いは最初から最上流部と決めていたが、現場に到着して唖然となった。予想していたとはいえここまで凄い増水とは・・・。小雨も降り出してきて、完全に戦意喪失・・・。しかし、“折角ここまで来たのだから・・・”としばらく車の中で模様眺めの仮眠。9時過ぎに目覚めたときには薄日が差していた。“少し水が引いたかも・・・”と淡い期待を抱いて最上流部まで見に行くと、何とか釣りになりそうなポイントがある。いつもならチャラチャラで水が少ないのだが、この増水がポイントを作っている。最上流部に架かっている橋の下から川に...
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QBP対EHC

昨日ワールドカップが開幕したが、通い慣れたT川グランドではスタンダードフライの代表格であるQBP(クイルボディパラシュート)対EHC(エルクヘアカディス)の熱い戦いが繰り広げられていた。快晴に恵まれた6月12日、毎度おなじみになったT川のEポイントセンターサークルで向かい合ったのは、QBPの達人で爽快チーム主将の鳥人Fと、今季EHCにこだわりを持ち続ける同じく爽快チームの世話人O。先週同様気合と期待の入り混じった5時半にキックオフとなった。この1週間はほとんど雨らしい雨も降らずコンディションとしては渇水気味。少なくなったヒットチャンスをいかに効率よくゲットするかが鍵となる。早々にFが先制点、最初に入った淵で泳いでいるのが見えた18cmのアマゴ。続いて2点目もFが良型をヒットしたかに見えたが、ネコヤナギの下へ潜られて痛恨のバラシ・・・。姿が見えなかったがロッドの曲がり方からして相当な型だったと思われる。少し進んで今度は私にチャンス、ネコヤナギのすぐ横を流したEHCに反応した。これも良型だったがタイミングが合わずミスキック・・・!さらに進んだ瀬の流心から飛び出したのは26-7cmはあると思...
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梅雨が来る前に~♪

季節、天候、水量、水温、ハッチの量・・・、何をとってもグッドコンディションのはずだったのだが・・・。6月5日、T川に到着したのは午前5時半、相当気合が入っていた。爽快渓流クラブ例会に集う4人の頭の中にはそれぞれ大型のアマゴが泳いでいる。大きな期待を現実のものにしようと朝一番に選んだ場所は、最も実績が高いと思われるEポイント、いつものようにとペアである。鳥人と老師は型狙いでCポイントを選択、明暗の分かれ目となるか・・・?川に立ち込んで早々いつものポイントで20cmのアマゴがお出迎え、幸先がいい。その先にある数多くのナイスバディが飛び出したフラットな流れではライズも!残念ながらそのライズは獲れなかったが、少し先の流れ出しで25cmのアマゴがヒットした。その先でにも20cmがヒットし一安心。そして先々週26.5cmを引きずり出したポイントで再びのカディスに大型が飛び出した。しかし、残念ながら合わせ切れ・・・。知らないうちにウィンドウノットが出来ていたのかもしれない。少し進んで先週鳥人が尺をバラシた淵でが今度は3連続バラシ・・・!!!そのうちの1匹は優に26-7cmはあったが・・・、悔いの残る...
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疑わしきは行かず

昨年はゲリラ豪雨に悩まされ現地滞留、早期撤退と何日を無駄にしたことか今年もどうやら雨に悩まされそうな予感に拍車がかかってしまった今回のT川であった。国土交通省のテレメータ雨量を確認すると三日前から二日間にかけてほぼ間断なく降り続いた雨は一昨日までに累積84mmに達していた。増水は覚悟していたが行ってみないと分からない(希望的観測に期待して)この川の水量には毎度悩まされてしまう。久々に夜明けの琵琶湖を眺めながら快適に湖西道路を北上し現地下流域に到着したのは5時半頃であったと思う。見た所濁りは丁度よい程度で、下流の感じではいけそうな雰囲気ではあったのだが上流に向かうに従い、川通しは無理!良くてもH谷上流なら何とかなるかなといった状況少し遅れてくる老師にかなり増水していますよとメールしてみたが既に圏外であった。まっとりあえず来て見たい人なのでいいか…待っている間中流部のいつもライズの多い大淵を早朝からウェットを深めに沈めて流してみるが、朝からウェットというのはどういうもんなのだろうと半信半疑の時間のみが過ぎていく。今回は増水に対応できるように6本のロッドを持参した、上流域、中流域でウェットを...
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戦略フライⅡ

我が家には2匹の猫が居る。2歳になるメス猫と3歳になるオス猫。野良猫だったのをひょんなことから飼うことになった訳だが、今の季節は冬毛から夏毛に生え変わる時期。この抜け落ちるアンダーファーをフライマテリアルとして使えないだろうか・・・。ラビットファーがあるくらいだからキャットファーというのがあってもおかしくないはずである・・・?ということで今回使用した戦略フライは、キャットファーをボディに使用し、ウィングはエルクヘアを使用した『猫フライ的カディス』。釣れなかったら猫のせい(?)ということだが、果たして釣果の程は・・・???快晴に恵まれた22日(土)、通い慣れたT川に先週同様4人の精鋭(?)が揃った。有難い事に釣行前、itaruさんや一竿さんからここT川の禁漁期間が短縮されたという情報をいただいた。6月と言えば、それまで淵底でジッとしていた大型のアマゴが水面を漂う虫に最も興味を示す時期。我々のようなドライフライフィッシャーが心を一番ときめかせる季節である。アマゴ釣師の声に耳を傾けてくれたN漁協さんに感謝、感謝・・・。さて、少し遅めの7時半に下流部に到着、トロリとした川面を眺めながら狙いの中...
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カディスの季節Ⅱ

“5月になればカディス・・・”、と頭では解っていても“そんな安直な選択はしたくない・・・”、と思いたくなるのが熟練(?)釣り師の意地でもある。そんな思いで挑んだ15日(土)、行き先は言わずと知れたT川道場。6月からの禁漁を控えて今のうちに行っとかなければと焦りの気持ちもある。某ショップの店長お奨めのフックで巻いた戦略的フライが功を奏するか・・・?さて今回の同行は今季T川初釣行となるW、さらに現地近くのコンビニでN老師が合流し、3人でT川下流部に向かい、到着したのは8時少し前だった。平水といった感じの川の状況を観察しながらゆるゆると車を上流へ進めたが、いたるところに釣り師と思しき車が停まっている。年々この川で見かける釣り師の数が増えているように思えるのは気のせいだろうか。中流部にようやく空いているポイントを見つけたので車を停めて準備にかかる。快晴、微風、早朝よりハッチも多く見られ、いやがうえでも期待が膨らんでくる。川に降りて早々に私にヒット、17cm程の小振りのアマゴだったが戦略フライの結果がこんなに早く出るとは嬉しい限りだ。その後、川が二股に分かれている箇所で私が水量の細い方に進むと、...
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