私流に・・・

二週間前Bird氏と釣行して“ボコボコ”どころか散々な目にあって来た。 これでは“釣れない症候群”になり兼ねない思い、ここはひとつゆっくりと自分ペースで元に戻そうと、6日木曜、一人釣行に出掛けてみた。 SNMのゲートで行政からの熊目撃情報(最近らしい?)を尻目に本流を車を走らせるが、スロープポイントには既に地元ナンバーの車が一台、早くも入渓しているようだ。それではと中間地点の駐車スペースに車を止め、即入渓。この間の増水は嘘のように水量も平水近くに落ちつき、水温も9℃位とまずまずのコンディション。 幸先良く3投目にヒットしたのは少し太り気味の20cm 。 いつもの絶好のポイントで20cm位の同型を3匹キャッチ。その直後にちょっとしたトラブルに見舞われ、敢え無く一時撤退。 しかしここで諦める事はできない、前回と同じ羽目になり兼ねないと心に決め、下流の私のお気に入りポイントへ入渓。 橋の少し下流のひらきからフライを流し出すといきなり良型が喰らいついてきた。その上段のかたでも・・・、アントパラシュートにも・・・ 短区間でありながらここぞというポイントは結構ある、私的に好きな処。しいては楽な処で...
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久しぶりの尺

金曜の夜、夜半から出発するつもりだったが、眠気に勝てず結局起きたのは4時、5時出発。既に川に立っていなければならない時刻である。 そんなことで手取水系SNM川に着いたのは8時過ぎ、こんな時刻に到着するのはめったにないので、いつも入漁料を投函している宿泊施設で年券を購入、受付のおねえさんにこの施設は朝4時頃からチェックアウト可能かと尋ねると、皆さんそうされてますよと言う。皆さんというくらい来るのかと先々週の不発に納得する。 宿泊費はと聞くと1室6人まで3人以上なら7500円らしい。意外と安く泊まれるようだ。 で、この時刻になるともう既に終わってる人や、真っ最中の人で入る場所はないのは容易に予測できる。ならば取水堰堤上流部へ時間差攻撃をかけようとザックを背負って川を歩こうと覚悟してきた。先々週の状況からまだ少しは水は高めで一人くらい先行していても午後からならまだ出る奴もいるかもしれないというあまい期待のみに賭けてみるいつもの悪い癖だ。 焦ることもないのでノンビリ林道を走る、暫く走って気が付いた。車が一台もなかった。 もしかして中流部のいいポイントが空いているかもしれないと急ぎだす。誰もいな...
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御在所水系

老師は金曜に京都のホームグランドへ行ったそうで、土曜如何と誘いにくくなってしまった。 斯く言う私は誘うにしてもどこへ行こうというプランもなかったし、何より眠たくなってしまって夜中から走れそうもなかった。 朝、10時まで電話がなかったので本日は休んでもいいかなと愛知川水系へ向った。 11:30通行止め林道入り口到着、1時間くらい散歩してから釣りでもしようと思い、ザックにウェーダー、ベスト、ロッドを詰め込み舗装林道を歩き出す。 暫く歩くと地道になるが2トン車なら通行可能な林道が延々と続く。 45分ほど歩くと川を渡る、魚が居そうな雰囲気がない。マッええか、このままハイキングして帰っても。 1時間ほどで林道が終わる地点に休憩小屋があるが、ここまで車で入ってきている、地元ナンバー、いいねジモッティは。 暫く行くと餌釣りの二人組みが小さな谷に入ろうとしているところだったのでこの辺りでも魚は釣れますか?と聞くと「う~ん、まぁボチボチねぇ」と私の大嫌いなニュアンス、発音で答えるのでそれ以降話す気にもならず、さっさと本流沿いの登山道を登りにかかる。 この道は昔の街道であったらしく、蓮如が比叡山から追われ...
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白山迷走

昨年のこの時期にちょっといい思いをしたのでSNM川へイブニング狙いで午後から行ってやろうと午前中画策しているところへ見透かしたように老師から明日はどちらへ?メールが入った。 これから出発しますがどうしますか?と聞くと、これからというのはちょっと…と返信が帰ってきた。もともと一人で行くつもりだったので、ではしょうがないと準備しかけると先ほどのお悩み返事からほとんど時間をおかず「行きます」と追加メールが入った。 ということで老師と今日はSNMでボコボコイブニングを楽しもうと勇んで出かけた。 17時前にSNM到着、中流部の私のお気に入りポイントからじっくり攻めるつもりだったが既に先客あり。下手のポイントも先客があったので(金曜だというのに)仕方なくキャンプ場跡から入渓した。 白山はまだたっぷり雪に覆われているのを道中確認済みだったが、雪代がまだ続いていようとは思いもしなかった。 雪代といっても増水量はさほどでもないし水温も8℃とほぼ問題はないと思ったのだが、反応がほとんどない。チビッコが岸よりの石の下から出てくれただけでその後はさっぱり、影すら見せない。先客が帰ったようなので上流へ移動しよう...
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FF漬けの日々

今回、長年の憧れだった平日フライ釣行を実現! 同行者は既に会社を定年退職し、自由気ままな余生を過ごしておられるN老師。 季節としては若干早いと思われる5月の中旬だったが、諸般の事情により決定した今回の日程は、致し方のないところであまり無理も言えない。 行き先を決定付けたのは、昨年爽快渓流のメンバー達がバラした幻の尺アップを何とかしてキャッチしたいという思いからである。 名付けて『仇討ち釣行』・・・? 平日であることの後ろめたいような、やるせない気持ちを噛み殺しながらまず1日目に向かったのは、KZ川支流のAS川支流HK川。 昨年、N老師がネットイン寸前でバラした35cmオーバーのイワナが潜む川。 “今度こそ・・・!”と意気込む老師の鼻息の荒さが助手席から伝わってくる。 7時半に上流部にある養魚場に到着し日券を購入。 そこから少し下った本流部に入った。 両岸が綺麗に護岸され大きな水路のように変貌を遂げた川、道路から近いため釣り荒れも激しく、あまり期待もしていなかったが18cmまでの放流ヤマメを3匹キャッチ。 その後10時を回って黒っぽいカゲロウがハッチし始めたのを見計らって、例の尺イワナを...
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連休を阿智川で遊ぶ

5月4日、以前から気になっていた天竜川水系の阿智川へ新規開拓に出掛けた。 阿智川は恵那山を水源にし、いくつもの支流を合わせて天竜川に注ぐ流程30km程の川で、中流部には昼神温泉がある。 中央自動車道園原I.Cを降りて昼神温泉の近くにあるコンビニで日券を購入したのが午前六時、ここでデジカメを忘れたことに気づいた・・・。 快晴で水量も程よい感じだが少し風がある。 初めての川とあって、まずは様子を見るため本流筋にあたる本谷川上流部へ車を進めた。 道路沿いには今が盛りの花桃が咲き誇っていて、それを目当ての観光客が後からどんどんやってくる。 インターチェンジと昼神温泉の中間地点あたりから川に降りたのは7時半。 水はかなりクリアで落差も無く渓相は良いのだが、水温が8度とちょっと低め。 まず16番のカディスで様子を見ながらキャストを繰り返すと、ゆったり流れる浅めの開きで飛び出したのは18cmほどの白っぽいアマゴだった。 さらに少し進んだ緩い瀬の開きで20cmのアマゴを追加。 風が少し強くなってきて渓相も荒くなってきたので一旦上がった。 上流部にある花桃の里へ向かう車が数珠繋ぎ状態で道路の渋滞がかなり...
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松チャン仁淀川へ行く!

今年、福岡から高松へ転勤となった松チャンから嬉しい便りが届いた。 4月21日(日)、レンタカーを駆って高松市内から仁淀川上流部へ単独釣行し、わずか2時間ほどで18cmから23cmまでのアマゴを5匹キャッチしたとのこと。 “松チャン、腕上げたなぁ・・・” 日本で一番美しい水の流れる川、仁淀川。 仁淀ブルーと言われるその水の色は、限りなく透明に近いブルー。 そしてそこに生息するとてつもなく美しいベッピンアマゴたち。 この川は鮎でも有名だが、私も一度は訪れたいと思っている。 さて、私の方は3月16日に開幕して以来、近隣の川でちょこちょこ遊んでいるが、水温が上がらずサイズも釣果もパッとしない状況が続いていた。 そこで今度こそはと連休初日の27日(土)、WとK川上流部へ。 水量もまずまず、水温も11℃と安定し、ライズもちらほら見られる絶好の条件の中、 16cmから21cmのアマゴをヤマメ混じりで17-18匹キャッチ。 Wも同様に15匹以上キャッチし、充分堪能した様子。 本格的なフライシーズン到来となり、今季はどんな渓魚たちとの出逢いが待っているのか、今後が愉しみである。
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シンプソンな夜~♪

毎年恒例となった爽快渓流クラブの忘年会、今年は年末ギリギリの28日に開催。 場所は、お馴染みの京都が誇る隠れた名店『TAVERN SIMPSON』。 大人の雰囲気が漂う、いわゆるおじさん達にとってとても居心地のいい店である。 今年は新しく加入したY君を迎え6人での開催予定だったのだが、Wが風邪でダウンし、当クラブの主催者であるFは仕事の段取りがつかずドタキャン・・・? 結局集まったのは、N、T、Y、Oの4人だけといささか寂しい宴会となった。 今年の想い出の釣行やキャッチした魚、バラした魚の話であっという間に3時間ほどの濃密な時が流れていった。 来年はあの川へ行こう、あのフライを巻こう、そして今年逢えなかったあの魚に逢おう・・・。 それぞれに思いは異なれど同じ趣味のもとに集う心は、やがてひとつに溶け合う。 フライフィッシングが奏でる世界というのは“釣り”そのものだけではない。 フライ仲間が集まって語り合う時間も含め、全てがフライフィッシングの醍醐味であり、そしてそれがディープなのである。 帰り際お店のスタッフであるRさんから嬉しいプレゼントをいただいた。 西陣織によるハンドメイドのリール...
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性懲りもなかった釣行

既に当クラブのメンバー達は納竿しているだろうと思いつつ、前回釣行での手に伝わってきたあの “ずっしりした感覚”が忘れられず、性懲りもなく向ってしまった。27,28日の二日間、中四日の私にとっては少々きつい釣行?である。 一日目のスタートは勿論お気に入りのKZ川からである。静かに&静かに入渓し、暫く辺りの様子を窺う。晴天、無風、水温13℃、前回よりもなお減水気味だ。 ちょっと厳しい釣りになるかと思っていた矢先、ごく浅い瀬に流したQBT#14に出てきたのは20cm弱のイワナ。 少し型が大きくなってきた。いつもの瀬での一匹。 朝晩めっきり涼しくなった空気はなんと云っても気持ちが良い! ちなみに明け方の気温は11℃であった。 いつものペースで順調に釣り上がる。 退渓ポイントは必ずと云っていいほど、期待を裏切らない。 退渓するまで型はあまり納得出来なかったが、それでも時間を忘れるくらい数で遊んでもらった事に感謝…。 昼までに少し時間の余裕があるので下流部を見ながら入渓地点まで下がって行く。しかしここで先行者を発見し、断念。声をかけて状況を聞いてみる事にした。釣れてはいるが型的にあまりパッとしない...
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最終釣行、会心のほほ笑み

の貴重な代休を利用して二日間釣行をする事になった。 先週の釣行会の貧果を何とか今回の釣行で挽回しようとかなり気合が入っている。 私にとってもたぶん今シーズン最後となりそうな事もあって、実績?があり尚且つ通い慣れた処(意気込みのわりには安易な選択かと思いながら…)へ行こうと意見が一致し(尤もはどうも最初から思うところがあったようだった)、北陸方面と決定、結構軟弱な二人である。 最近お気に入りのSNM川中流部へ。いきなりの核心部より入渓するが反応がいまいち。気温17℃、水温14.6℃、少し減水気味の流れにEHCとQBPそして時おりANTを流すが、数回のコンタクトはあるがキャッチまでは到らず。この間の釣行が未だ尾を引いているのか…。 しかし、一度だけ足元を走る魚を確認するところをみると居る事は居るらしい。にも反応が無いようで難しい顔をしている。1時間少し経過してから私にやっと待望の1匹目がくる。型はさほどではないがひと思いの一瞬、やれやれ。 しかしこの後がなかなか続かない。そうこうする間にイブニングポイントまで到着する。 ここから先、過去にが良い目をした核心部が続く為、取り敢えずは堰堤まで行...
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