九頭龍川のポテンシャル

2025.07.19

７月１５日午後から入ったのは九頭龍川の某支流の某谷。前日の雨で本流支流共に増水と濃い濁りが入り、やむを得ず増水や濁りの影響が少ないこの谷を選択した次第。

川に降りて最初のポイントは橋の下の深瀬。そっと近づいてよく見ると大型のイワナが浮いていた。鼻先にそっとフライを落とすと一発でヒット。
これが何と２９．５ｃｍの泣き尺イワナ。

幸先の良いスタートとなった。そしてそのすぐ上の緩い瀬脇から飛び出したのが２７ｃｍ、さらに、その少し上流には尺上と９寸クラスが２匹、計３匹でクルージングしていた。フライを何度も交換して攻めたものの、その都度見に来るだけで咥えることはなかった。そして、奥の堰堤脇の水溜まりで２５ｃｍをキャッチし一旦上がった。

今度は先ほどの入渓地点の下流を本流との出合いから釣ることにした。暫く反応が無かったが、堰堤近くになって２７ｃｍ、堰堤手前の落ち込みで２８ｃｍがヒットし、１６時に上がった。この区間、数は少ないものの型が良く大満足だった。

翌１６日は大阪の釣り友Ｍ氏と同行。先週良い思いをしたポイントを朝一から攻める事にした。例によって車止めから４０分程歩いて堰堤の上から入ったのは６時半頃。前日の雨で水量は先週より１０ｃｍ程高く、薄濁り状態だったがこの程度は想定内。しかし、先週良型が連続でヒットしたポイントからは何の音沙汰もない。その後Ｍ氏が少し上流の緩いポイントで２３ｃｍをキャッチした。そうこうするうちに入渓時は小降りだった雨がかなり強くなって来た。暫く木陰で雨が止むのを待ったものの全くその気配は無く、むしろ激しくなって来た。更に増水と濁りも強さを増して来て、身の危険を感じてここでギブアップし、車止めまで戻った。

車止めまで戻り下の川を見ると、濁りも増水もまだマシだったので、ここから奥の堰堤までやる事にした。川に降りて早々にＭ氏が２３ｃｍ前後を２匹連続してヒットさせた。その後、私にも２５ｃｍがヒット。その少し先でこの区間最大の２８ｃｍがヒットし、最終の堰堤までやって６匹キャッチ出来た。Ｍ氏も２７ｃｍまでを８匹キャッチしていた。

お昼休憩後、まだ時間があったので昨日そこそこ釣れた某谷に再び入る事にした。しかしながら、昨日と比べて１０ｃｍの減水。昨日良かったポイントからは何の反応もない。朝一番に入ったポイントもそうだが、水量によりここまで差があるのかと改めて感じさせられた。

その後、最終の堰堤の手前で尺上のイワナの姿が見えたが、我々のフライに反応することは無かった。そして最終の堰堤で再びドラマが・・・。
堰堤の右岸側に入ったところ、大型のイワナが浮いていて盛んに餌を追いかけているのが見えた。何度かその鼻先にフライを落とすものの反応しなかったが、１０投目位でようやく私のフライに気づき、おもむろに咥えた。それが何と３４ｃｍのイワナだった。