7月4日、朝5時半に九頭龍川某支流の車止めに到着。運よく誰も居なかった。準備をし6時に車止め下の川に降りると、前日に降ったゲリラ豪雨の影響は微塵も感じられず全くの渇水状態。上流での取水が影響しているのだろう。しばらくフライを流すも全く反応がない。そこですぐにこのエリアを諦め、上流を目指すことにした。40分ほど歩いて入渓地点に到着したのが7時。流石にこのエリアは昨日の豪雨の影響で平水より10cmほど水位が高く、若干の薄濁り状態だった。
川に降りてすぐ上流のゆったりと流れる深瀬で早々に初ヒットしたのが27cmのイワナだった。そしてそのすぐ上のポイントで28cm。更にその少し上流でも28cm。立て続けに良型がヒットし、これ以上ない上々のスタートが切れた。
その後も好ポイントでは確実に良型のイワナがヒットし、この区間の中間地点に差し掛かった。二つの流れが合流するまさにその鉄板ポイントで黒い影が飛び出した。先ほどまでの9寸レベルとは明らかに引きが違う。何とか引き寄せてネットインし計測すると、30.5cmの尺イワナだった。
ここまでで14匹キャッチしていたが、時間はまだ10時。更に上流を目指す。
この中間地点から上流は水量が多くなって、渡渉するのも困難な場所もあり、押しの強い流れでポイントが絞られる。それでもやや緩いポイントにはしっかりと魚が付いている。奥の堰堤までに6匹追加した。
そして最終の堰堤で再びドラマが起こった。堰堤の真ん中にある大岩の横を流したCDCカディスに一発で大型が飛び出した。普段使い慣れ最も信頼している私の0番ロッドが満月のようにしなり、下流の荒瀬に逃げ込もうとするのを必死で堪え、慎重に引き寄せたのが31cmのイワナだった。
昨日夕刻に降ったゲリラ豪雨で一旦増水し、夜中の間に水が引いて最高のコンディションでこの日を迎えることが出来たことが、今回の好釣果に繋がったのは間違いない。
やはり、この釣りはタイミングが一番大切だと改めて認識した次第である。
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