やっぱり、夏は鮎でしょう!

夏休み初日の11日(土)、イワナ狙いで北陸遠征も脳裏をよぎったが、どうしても強行軍となるスケジュールを思うと、気持ちが引いてしまう。
ここはひとつ先週のリベンジを果たしておくべしということで、しばらく釣りそのものを封印していたF氏といつものT川へ行くことになった。
万が一鮎が駄目なときは、谷に入ってアマゴやイワナでも・・という保険も用意はしているが、先週のこともあり今日はあゆ一筋で気持ちは固まっている。

オトリと日券を買いに漁協へ寄り釣況を聞くと、ちょっと間をおいて“まあボチボチかなぁ”といった気のない返事が返ってきた。
あまり釣れてなさそうだが、ここまで来たらしょうがない。
朝一は中流のトロ場で元気のいい野鮎をキープし、日が高くなったら上流の涼しい場所でのんびり竿を握ろうと、F氏ご推奨のポイントへ入った。

30分位してようやく1匹目をキャッチ、19cm程のこの夏初物の野鮎である。
ギューンと流れに乗って下流へグイグイ引き込むのを竿を立ててじっと耐える、この瞬間のスリルが鮎釣りの醍醐味である。
しかし幸先よく野鮎を取り込んだものの、後が続かない。
F氏も1匹掛けたのみで、魚影が薄いのか、追い気が弱いのか、答えが見つからないまま早々に場所移動することにした。
今度は、上流部の去年はそこそこ釣れたが、先週ボウズを喰らった場所に入った。

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ここでも30分位して今度は21cmは優にあるナイスバディの鮎を取り込んだ。
悦び勇んでこの元気なナイスバディをオトリにし、深場を攻めていると今度は根掛かりしてしまいせっかくの鮎をロストしてしまった。
がっくりきたが、ここは元のお疲れ気味の鮎君に再度頑張ってもらうしかない。
そうこうしているうちに竿がいきなり絞り込まれ、先程より大型が掛かった。
しかし何となく雰囲気が違うようで、取り込んでみると何と23cmのアマゴ!

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先週あんなに必死でアマゴを狙ってキャッチできなかったのに、鮎釣りであっけなく釣れてしまうとは・・・何とも皮肉な話である。

昼食後も状況は変わらず、どうも一つのポイントで1匹しか掛からない。
3時を回り、最後にもう一度中流部に戻って橋の上下流をやることにした。
ここで2匹取り込んだが、またもや1匹を根掛かりでロスト。
どうも仕掛けに問題があるようだ。
結局この日は鮎4匹とアマゴが1匹、F氏も似たような釣果だった模様。

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帰りに湧き水をペットボトルに入れて持って帰った。

water

久しぶりに鮎の強引きを堪能し、美味い水も得て今宵の水割りは格別だろう。
焼け付くような強い日差しが翳った帰り途、アキアカネが舞っていた。(O)