2012年連休後半釣行記

2012年5月の連休後半、さて何処へ行ったものかと思案を巡らせた結果、岐阜I川水系に決定。
I川には過去に何度か行ったことがあるものの、支流のN川へは行ったことが無かったからだ。
今回はBird氏との気ままな二人旅、流石に二泊三日の釣行となると同行者は限られてくる。

AM5時に待ち合わせ場所をスタートしたが、名神で事故渋滞が・・・。
やむなく、湖西廻りの303号線経由で行く羽目になった。
そんなことでN東谷川到着は10時を回っていて、とりあえず中流域の渓相の良さそうなポイントへ降りた。
水温は12度、水は青々と清く透明で、とても上流にダムがあるとは思えない。

neo

渓相にほれ込んで入ったポイントだったが、魚の反応が無い・・・。
しばらく進んだところで見切りをつけることにした。
時間はまだたっぷりとあるのだから・・・。
“水清ければ魚棲まず”という故事があるが正にその通りの状況だった。

さらに上流部も好転する気配を見せず、昼食後にやむなくN西谷川への林道を進んで支流のK谷へ入った。
流石に渓流釣りシーズンだけあって釣り人も多く見かける。
恐らく午前中に誰かが入ったのか、ここでも反応が極端に薄い。

期待してやって来たN川だったが、思うような釣果に恵まれず、二人で思案した結果、N峠を越えて福井県K川水系へと転進することにした。
下界は初夏を思わせるような陽気でも、標高1000M付近ともなると季節はまだ早春といった感じで残雪が多く残っている。

ガードレールも無く、残雪のせいで車一台がギリギリ通れるような危ない崖っぷちを何度かやり過ごし、頂上の分水嶺まであともう少しという所で、道路一面が30cm以上の雪で覆われた箇所に出食わし、とうとうギブアップ。

yuki

苦労して登ってきた道を引き返すのは、心が折れるものだ。

引き返す途中で地元のテンカラ師と出逢い話を聞くと、小一時間ほどでイワナとアマゴを1匹ずつキャッチしていた。
少し期待感が沸いてきたのでその少し下流部にある大堰堤の上へ入った。
Bird氏は3回反応があって20cmのイワナを1匹キャッチしたものの、私はこの日久しぶりのボウズを喰らってしまった。

7時を回って暗くなってきたので野営する場所を移動しながら探すものの、暗くなってしまっては思うに任せない。
仕方がないので通りすがりに見かけたNキャンピングパークの受付へ飛び込みで申し込むと運よくオートキャンプスペースが1台分空いていた。

NEOpark

浴場もありトイレも綺麗で設備は整っているのだが、二人で6,300円というのはどうも・・・。

翌日は滋賀方面へ帰る感じで303号線沿いのS川とその支流に入った。
ここでも、S川上流部は林道が残雪で塞がれていて進めず、やむなく支流に入って20cmまでのアマゴを2-3匹ずつキャッチ。
ここで、いよいよI川水系に見切りをつけ、連休前半に私が単独で行ってそこそこ釣れたA川へ行くことにした。

この日は雨がきつかったので中流部にあるオートキャンプ場にて野営を申し込み、ゆっくりと昼食。
風雨の強まったイブニングにキャンプ場前後を攻めて、23cmまでのアマゴを3匹ずつキャッチした。

20120506181802
23amago

昨晩はバーベキューだったが、この日の夕食はカレーライス。
暖かいポタージュスープが冷えきった身体に有難かった。

最終日は、A川ダムの直下とダム上流部へ入り、イワナ混じりでアマゴを2-3匹ずつキャッチ。

20120506181712

この日は前日と打って変わって天気も良く気温も上昇してきたので、支流の涼しい場所でゆっくりと昼食を摂り、昼寝を貪った。
5時前になったのでイブニングのために下流部に移動し、瀬と淵が連続する好ポイントで締めることにした。
ヒゲナガが飛び交う瀬からイワナとアマゴが小気味よく飛び出してくれ、型は23cmまでだったが、結構愉しめた。

20120506181900

そしてさあこれからという時になって雷鳴が鳴り出し、稲光が光り出したので早めに切り上げて帰路についた。
連休はどこも釣り人が多く、釣れないだろうとは想像していたが、それにしても厳しい釣行会だった。