渓流フライフィッシング紀行

お疲れ様でした

RoshiからT川へお誘いがかかった、前日の雨とGW中のT川の状況からまだ水が落ちていないだろうと京都某河川はどうかと伺うと一度行ってみるかと了解を得た。 私が京都某河川といえば言わずと知れてはいると思うが、あえて某河川としておく。公示された手続きは取ったので問題はなかろうが色々うるさい方々もいらっしゃるこの頃のご時世だし。 入渓まで2時間の登山道歩きは最低覚悟しなければならない、Roshiもある程度覚悟してかかってきてくれたのだろう、元気についてきてくれた。と思っていたが、入渓地点で早すぎる昼食休憩を取るとかなりきているとの事。そうだろうなと思う、私が10年後もここへ来られるだろうかと思うと自信はない。 たっぷりと昼食休憩を取るが誰も通過しない、GW直後の土曜にこんなところへ来るのは我々ぐらいなものだ。背負ってきたウェーダーに履き替え軽くなったザックを固定して正午前から釣開始。 昼食でガサガサやっていたすぐ上流のポイントから一発で出た。ヤマメだ。ここではまずまずの型、幸先がよいと俄然気合が入る。 Roshiのフライはエルクカディス#14、好きやなぁ…。赤いボディに白いウィングのストー...
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カディスの季節

ツツジ科の花が一斉に咲き競うこの季節、フライフィッシングも本格化する。 雪が多かったこの冬をジッと耐えた渓魚たちとの心ときめく再会・・・。 通い慣れた川のいつものポイントでドライフライに飛びつく姿は、魚たちとの饗宴の始まりを告げている。 ゴールデンウィークの5連休、当初から5月3日と4日の一泊釣行を目論んでいた。 単独釣行でもよかったのだが念のため2日の晩にBird氏に電話すると、たった今美山川最上流部の京大演習林から上がったところとのこと・・・! 相変わらずの行動力とタフさには全く頭が下がる。 3日からのT川一泊釣行を持ちかけると二つ返事でOK、話は速い。 3日早朝6時半にいつもの駐車場で待ち合わせ、1台で湖北方面へ車を走らせた。 今年初めてのT川、8時過ぎにN漁協向かいの家で年券を購入し上流方向へ。 水量は平水よりやや多め、まずは中流部のBird氏お奨めポイントから川に降りた。 水温は7℃、ウェダーを通して冷気が伝わってくる。 最初のポイントで私に3回ほど反応があったもののフッキングには至らず、さらに上流へ移動。 ここでようやくBird氏に初ヒットしたのは20cm程のアマゴ。 続い...
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由良川源流、京都大学演習林:大谷~下谷

2日、2年ぶりに京大演習林へ入ってみた。 2年前はGW後半でもあったせいか七瀬~大谷までを攻めてみたが20cm程のアマゴばかりだったので頑張って歩いた割りに釣果には少々不満の残る結果であった。 今回は前回よりもう少し頑張って大谷から上流を攻めてみた。 ブナの森は新芽の季節、淡い緑の下は気持ちの良い日差しを取り込んでチョコレートを敷き詰めたようだ。 大谷出合の少し下流から入渓 すぐに小ぶりのヤマメが瀬から元気に飛び出してくれた。 続いて25cmのヤマメ、今回はヤマメがよく出てくれる。アマゴも綺麗だが、ヤマメには赤い斑点がないので清楚な美人といったところだろうか、こんな美人に魅力を感じるのは年のせいだろうか。 源流の水とヤマメの美しいコントラスト。 今回はヤマメばかりであった。 下谷出合まで釣りあがり、櫃倉谷へ回る林道を帰ってきた。
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春と冬の間で

三寒四温とは言うものの今年の春はいったいいつから始まったのかさっぱり見当が付かないままもう桜も見頃を過ぎてしまった。 気の早い桜などうっかり春の陽気に誘われて咲いてしまったものだから、まさかの冬へ逆戻りに花見の客も付かず参ったなと悔やんでしまったに違いない。ところがどっこい、あいつはいつも気が早くていけない物事はきちんと見極めてから行動しないとアカンでと慎重派の桜がそろそろいい頃だなと咲き始めてみたがさしもの慎重派も更なる寒波におろおろするばかりで、これなら桜前線のトップで潔く咲いて散ったほうがましだったなどとこれまた後悔したのだろう。 そんな訳の分からない春の訪れについつい出遅れてしまった私の今期の初渓流、去年の秋、来期に備えて冬場に足腰の鍛錬を欠かさないでおこうと決意し10Kgほどの水を背負って1時間ほどの早足散歩を始めたが2週間と続かず、毎年の事ながらヨタつく足での初渓流となってしまった。 前日、N氏から湖北T川へお誘いがあったのだが気合が入らず丁重にお断りし石田川へ朝遅くから出る。 途中、T川は増水でさっぱりだとN氏から電話が入りリバーランズ角川で合流してK谷へ入ろうということ...
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アマゴ前線とれたて便

桜の開花とともにドライフライフィッシングが本格化する。 あちこちから桜の便りが届きだした4月3日、この日を待ちかねたように【京都渓流倶楽部】が始動した。 今回、雪代の影響が少なく安定した釣果が期待できる奈良T川に集合したのは、 六十肩がようやく完治したというN老師、娘が就職してチョッピリ肩の荷が降りたN仙人、自作のランディングネットに魂を込めようと肩に力の入っているWと私の4人だが、肩透かしを喰らわないようにしなければ・・・。 さて、9時過ぎに現地の河口釣具店に到着して水況を確認すると、ここ何日か少し水かさの高い状態が続いているとのこと。 ハッチに多少影響があるかもしれないと少し不安の色がよぎったが、今さら場所変更するわけにも行かず、とりあえず待ち合わせ場所のふるさと村へ一目散。 ここで技のハンドメイドネットを見せてもらったが、桜と檜材を使い光沢の出るニスで磨き上げた素晴らしい出来栄え!! N仙人は少し遅れてくるとのことで、3人で上流部と下流部に別れて川に降りた。 私とWは下流部へ向かったがこれが失敗だった。 工事の車両が川に入っていたのをうっかり見過ごして釣り始めたが、しばらくすると...
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石田川はまだ雪の中

現地着11時、気温3℃ 前夜からの雪でとてものゲート迄はたどり着けず、ずっと下流から入渓。 結果、1匹キャッチ、2匹はフッキング出来ず…。 約3.5時間の初釣行でしたが、身体が鈍っています。次回は天増川なんぞへ行こうかなぁと思っています。
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2010年FF開幕、寒狭川

京都渓流倶楽部!・・・、いつの間にか立派な名前がついていた。 重厚でクラシカルなネーミングで何となく面はゆい気もしないではないが・・・。 面倒くさい会則や会費は無く、足腰も弱くなり老眼に苦しむ世代が老体に鞭打ちながら好きなときに集まって渓で遊ぶ。 そんなユルさと気安さで集まったメンバーがすでに9人も居たとは・・・、オフは野球でもしますか? さて待ちに待った2010年フライフィッシングの開幕、3月20日にまず手始めに出掛けたのは愛知県を代表する名川、寒狭川。 中流部にC&R区間を設け、標高も低く早期よりドライでの釣りが期待できる。 私の実家である岡崎市に近いこともあって今回は帰省を兼ねての気軽な単独釣行、朝10時半に日券売り場の三和太屋さんに到着。 気さくなおばさんに釣況を確認すると、ここ何日か雨が続いて少し増水気味だがアマゴはまだたくさん残っているとのこと。 下流部にあるC&R区間が気になったので様子を見に広見ヤナの駐車場へ向かった。 川をのぞくと居るわ居るわフライマンが6人、一定の間隔を空けて思い思いのキャスティングを繰り広げている。 気配から察するとあまり釣れているようには見えない...
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紫色に輝くイワナ

今年の渓流シーズンが終了する間際、“あの紫色に輝くイワナに逢っておきたい” そんな思いに駆られ急遽引き寄せられるように出掛けたS川・・・。 そういえばこの川で実際にロッドを振るのは初めてだったのである。 大量の虻に襲われたり、大雨による増水に阻まれたり、あまりいい思い出がこの川にはなかった。 真夜中の高速を疾走しS川の林道最奥に到着したのが夜明け前の5時半。 無情にも1台の石川ナンバーがあり、既に車の中に人影は無かった。 少し明るくなってきたので川の様子を見るとかなりの渇水である、というよりほとんど水が無い・・・。 上流部で取水されているとはいえこれではちょっと・・・! 堰堤を下流方向へ三つほどやり過ごしたあたりまで進むと、水量も少しマシになってきたので車を停め川をじっと見つめていると小さなライズを発見。 少しやる気が出て200mほど下流へ歩いたあたりで川へ降りた。 川面を抜けるひんやりした風がやさしく頬を撫で、逸る気持ちを静めてくれる。 5-6投目に沈んだ岩の陰から勢いよく飛び出したイワナは、23cmくらいのよく肥えたアベレージサイズだが、確かに背中が薄紫色を帯びている。 そしてここ...
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南信州二人旅

今季南信州シリーズ三部作の完結編となる今回の釣行会、シルバーウィークの前半三日間を使っての気ままな釣り行脚となった。 今回の同行者は気心の知れたbirdことF氏、今まで数多くの渓を一緒に歩いてきた。 さすがに三日間となると、他のメンバーはそれぞれ家庭の事情があり参加が難しいようで、となると我々二人の家庭は、すでに崩壊しているのかもしれない・・・? 南アルプスの山頂が白み始めた早朝5時半、今回の第一目的地であるO田切川到着、例によっていつものコンビニで日券と朝食を購入、中央高速下のポイントへ降りた。 さすがに信州、朝一番の気温は12度、そして中央アルプスから流れ出る水温は13度、トレーナーを持ってきてよかったと思いきや、Fはなんとフリースを用意していた! 今回は前回よりさらに減水していてポイントが少なく、最初のアマゴがヒットしたのは7時半を回っていた。 Fの方は順調に数を伸ばしていてすでに5匹のアマゴをキャッチ。 8時過ぎに私が2匹目のアマゴをヒットさせたときには、Fはもう8匹。 しかし、後半は私の方が順調に数を伸ばして、11時過ぎに早めに切り上げた時点で二人とも9匹ずつのアマゴをキャッ...
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南信州三人旅

先週に引き続いてのO田切川、今回はbirdことFとWが加わっての三人旅。 ここO田切川、Wは初めてだがFは二回目、前回の釣行では27cmの幅広アマゴをキャッチしている。 目的の半分は美味しい地ビールを飲むことに置いている不遜な考えの私だが、ホスト役として何とかいい釣果を望みたいところでもある。 朝2時半に集合し、高速1,000円の恩恵を充分活用させてもらって現地のコンビニに到着したのが5時半、先週同様高速下のC&R区間入り口に車を停めた。 朝一番の水温は13℃、(先週の8℃は老眼による水温計の見間違い!)水量は先週よりさらに細くなっていて、この炎天下の中かなり厳しい釣果が予測される。 ここO田切川は川幅が広く、水流が幾筋にも分かれているため三人くらいで同時に釣り上がることができる。 早々にFに良型のアマゴがヒット、しかしキャッチ寸前で首を振られてバラシ。 25cmは優に超えていたらしい・・・。 渇水で少なくなったポイントだが魚は確実に居付いていて、フライをよく見には来るもののすぐに見破られてしまいスレ具合が半端ではない。 先週黒い大きな影が浮上したポイントでようやく私に1匹目がヒットし...
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