毎年恒例となった爽快渓流クラブの忘年会、今年は年末ギリギリの28日に開催。
場所は、お馴染みの京都が誇る隠れた名店『TAVERN SIMPSON』。
大人の雰囲気が漂う、いわゆるおじさん達にとってとても居心地のいい店である。
今年は新しく加入したY君を迎え6人での開催予定だったのだが、Wが風邪でダウンし、当クラブの主催者であるFは仕事の段取りがつかずドタキャン・・・?
結局集まったのは、N、T、Y、Oの4人だけといささか寂しい宴会となった。
今年の想い出の釣行やキャッチした魚、バラした魚の話であっという間に3時間ほどの濃密な時が流れていった。
来年はあの川へ行こう、あのフライを巻こう、そして今年逢えなかったあの魚に逢おう・・・。
それぞれに思いは異なれど同じ趣味のもとに集う心は、やがてひとつに溶け合う。
フライフィッシングが奏でる世界というのは“釣り”そのものだけではない。
フライ仲間が集まって語り合う時間も含め、全てがフライフィッシングの醍醐味であり、そしてそれがディープなのである。
帰り際お店のスタッフであるRさんから嬉しいプレゼントをいただいた。
西陣織によるハンドメイドのリールケースと、ビンテージもののフライリーダー。
さらに毎年お馴染みの手帳も。
それも今回不参加の人達の分まで用意してくれていたとは・・・!!!
今年は個人的にあまりいいことが無かった。
しかし、最後にこんな心温まる出来事が待っていてくれた。
フライの先達者からの心のこもったお土産を有難く頂戴し、そして何よりメンバー同士渓での再会を誓い合って帰途についたのだった。