九頭龍伝説

7ヵ月以上も待ち焦がれたイワナに逢いたくて梅雨が始まるまでにと出掛けた5月23日~24日の2日間。昨年古希を迎えた年金生活者にとって平日釣行は有難い特権である。そして何よりこの季節はメイフライが飛び交う絶好のシーズン。
今回は数ある九頭竜川水系の支流の中でもイワナの影が濃いと評判の川に今季初挑戦。漁協が積極的に放流してくれているお陰と言える。

午前中は上流のある区間を攻めてみたが、朝一番の水温が11度と雪代の影響かまだかなり低い。そのせいで期待したメイフライのハッチが見られず、当然イワナたちも流れの中で捕食体制に入っていない。たまにヒットするのはちょっとした落ち込みの反転流や浅くて緩いポイント。お昼までやって何とか25㎝までを5匹キャッチ出来たのは幸運だった。毎年のことだが、シーズン最初の1匹に対しては格別に心がざわめいてしまう。

午後から思い切って下流へ大きく移動したが、この区間に入ったのが結果的に正解で、好天による水温上昇で期待したメイフライのハッチが多く見られ、CDCのカゲロウパターンフライが功を奏し、面白いようにヒットが連発した。17時半に上がった時には27.5cm混じりで22匹キャッチ。やはりまだ水温が上がり切っていないこの時期は午後からに分があるようだ。

そして翌日、2匹目の泥鰌を狙って同じ区間に入ったものの、午前中は予想通りドライフライへの反応は薄かった。そこで一旦10時に上がりしばらく場を休ませ、13時から再び朝と同じ区間に入るとメイフライやストーンフライが飛び出した。そうなるとイワナの活性も当然良くなり、昨日同様とは行かないまでも18時に終了した時点で午前と合わせて18匹キャッチ出来た。型も29cmと27cm混じりで25cmクラスも3匹入っている。特に29cmのイワナは良く肥えていて引きは強烈、久しぶりにハラハラドキドキ感を味わった瞬間だった。

これから6月に入るとイワナたちも流れの中で捕食するようになり、朝一番から良型がヒットすると思われる。
今年も昨年のように熊や猪との嬉しくない遭遇があったり、良型のイワナやヤマメとの心ときめく出逢いがあったりと新たな九頭龍伝説がスタートする。

コメント

  1. og より:

    コメント有難うございます。たまたまタイミングがハマっただけです。5月中旬までは水温が低くて魚が食いに出てませんね。先日の好釣果も全て午後になり水温が上昇してからです。
    6月に入れば午前中から釣れるはずですが、梅雨との兼合いでプラスに働くかマイナスになるか難しいところですね。

  2. アバター画像 Bird より:

    こんにちは
    7ヶ月ぶりですね
    九頭龍方面はそんなに釣れましたか!凄いですね。
    GW明けにTD川上流漁協とO市漁協の年券を購入し二日掛かりで足がつるほど釣り歩きましたが、惨敗でした。
    梅雨、猛暑の前にこんな楽しい釣りを一度楽しんでおきたいです。