増水後は良いのか悪いのか

金曜の予定が増水の引き具合がよくないので1日延期したのだが、お陰ですっかり忘れていた用事が3つもあったことに気づいて釣りのことばかり考えているとろくなことがないぞと神のお告げを受けた次第であった。
久しぶりに夜中に出て未明に現地到着を試みるが深夜走行の感覚がすっかりなくなっているのを身に染みた。
増水の引き具合が確認できる3河川のうち段取りが一番いいのは毎度のU川、今期3度目で、もうここばっかりの谷攻めで他にないかなと色々思いを巡らせるが面倒なことが一つ二つ先立ち、まっ取り敢えず。
未明に着くはずがすっかり明るくなった5時過ぎ、取水堰堤までの道すがら上流から二人釣り人が下ってくるので「上やっていいですか」と聞くといいという即答、後でどこから上かも聞くべきだったかのかなと思ったりもしたが、現場よりそうとう上だからいいだろう。
何年振りかの徹夜後の釣り、林道のゆるい傾斜に息が切れる。今回はいつもはやらない急こう配の堰堤間を狙ってみた。30分くらいゆるゆる歩いてブッシュに入り、急斜面を降りれば堰堤上に出る。ずいぶん前の記憶では急こう配ではあるが小滝のような落ち込みからいい淵状の溜まりがいくつもあり、大物が居そうな雰囲気たっぷりの区間であった。
10~15㎝くらいの増水、平水ならいい感じの流れだろうがほぼ急流と化してしまっていた。巻きやへちの緩い流れを攻めてアベレージサイズが2~3匹釣れたのみであった。釣りというより沢登りだ、ちょっと水が多すぎたかな。ミミズを持ってくるべきだった。
2時間ほど沢登りをやって嫌になるほど反応が悪いのでさっさと退散。下流の堰堤間に移動するが、いつもは何かしら反応のある堰堤間でも全く反応なし。
増水でいい反応をしてくれる時が多いんだが、たまに反応が悪くなる時がある。時間帯や時期にもよるのだろうがこれほど反応が悪いのも珍しい。
谷を諦め、またまたいつもの発電所上流へ移動。
本流は増水で渡れないかなと心配していたが、それ程でもなかったので一安心。
一発目、結構なサイズが掛かるがやり取りしていると針外れ。バーブレスにしてからよく外れる。
今季3度目のこの区間、今まで2度とも針外れで逃がしたポイントに立つ、今日は外さへんで!
きっちり出てくれた奴は31㎝であった。2度も外したのはこいつだったのかな。

さぁてここから谷の出合いまでほぼ釣れない、どうしよう・・・
朝どこかで打撲したらしい右足が痛い。土踏まず周辺が着地すると激痛がする。取り敢えず出合いまで転ばないように注意しながら行くことにする。
いつも「ここで出ないか!」と口走ってしまうこのポイント

やっと出てくれた31cm

2尾ともきっちり31㎝ということは放流もの?
まぁいいか。足も痛いし。

何とか出合いまで転ばず道に出て車までびっこひきながら帰還。
ウェーダーを脱いで確認するが大して腫れてもいないのだが着地が痛くてしょうがないので川歩きは危険すぎる、今回は諦めて帰ることにした。

コメント

  1. og より:

    お疲れ様です。本流で尺2本ですか。相変わらずの凄い釣果に驚かされます‼️私は同じポイントを先々週の渇水時にやって、20㎝が1 匹だけでした。水量の違いこそあれ改めて腕の違いを思い知りました。お見事としか言いようがありません。

    • アバター画像 Bird より:

      お褒めに与り有難う御座います。
      二日間の予定だったので石川の辺りまで足を延ばすつもりが気にも留めないくらいの打撲でああも痛みが増すとは、歳のせいか、ツボにばっちり当たってしまったか。
      早めに帰って湿布したので二日ほどで治ったようです。
      徹夜で走るのが気分も体力も辛くなって来ましたわ。