白山の周りを駆けずり回る

今回久しぶりに釣友と向かったのはT川水系のM川。この谷は何故か過去に入ったことがなく、今回が初めての入渓。朝6時、まずT川に架かる橋を横断して林道を歩き、2つ目の堰堤の上に入った。2日前に降った雨でT川本流はかなり増水していたが、この谷は多くの堰堤で区切られているせいか釣りにならないほどの水量でもなく、何より濁りは全くない。入って早々に20㎝と24㎝が立て続けにヒット。幸先よく進み、堰堤下のプールまで進むもここは水量が多すぎて全く歯が立たないし、巻き道も分からなかったので一旦入渓地点まで戻り林道に上がった。しかし、その先の林道が川からかなり高く離れてしまい降り口が見つからない。仕方がないので次の堰堤の上まで歩くものの同様にかなりの高さから急角度の藪漕ぎを強いられる。そうした状況が続いて堰堤を更に3つか4つやり過ごして林道を進むと、今度は舗装が途切れた林道が昨年の大水で崩れていて獣道状態になっていた。しかし、折角ここまで来たからにはここで引き返すのは男が廃ると踏ん張って何とか細い谷を伝い川まで降りることが出来た。しかし苦労して降りてもすぐに次の堰堤が待ち受けている。初めての谷で要領を得なかったが、こんなにも堰堤だらけの谷だったとは・・・。こんなことならこの谷に通い慣れたBIRD氏に事前に確認しておくのだったと後悔するもすでに遅い。その後、堰堤のプールで23cmを1匹追加してこの谷を諦めた。

時間は10時半、次に向かったのは登山口近くのI川。入口近くに昨年竣工したばかりの真新しい大堰堤があってビックリ。しばらく登山道を進み途中から1つ目の堰堤のプールに降りた。ここで23cm前後を2匹キャッチ。更にその上の堰堤を2つ越えて進むと、大岩が立ち塞がっていた。無理をすれば上流へ進めないこともないが、増水しているのでこれ以上進むのは危険と判断し退渓。ここまで進んでこの川の名前の由来が分かった気がした。結局、この川では堰堤のみで23cm前後を4匹で上がった。
そしてこの日の夕まず目に入ったのが、MT川。最初に上流にある谷との出合い付近をやって23cmを1匹。最終にヘリポートの上にある堰堤の上に入った。ここは緩い平瀬が続く釣り易いポイント。ここで入渓すぐの堰堤上の溜まりで27cmと25㎝をキャッチ。

その後、奥の堰堤までやり23cmを追加し、この日は全部で11匹で終わった。

翌日はU川に戻り、朝6時に支流の車止めに到着。この支流は奥に以前監視員をしていたYさんの家があり、途中にあるN谷との出合いからこの家の奥にある堰堤までやることが多い。この日はさらに奥をやりたかったが、釣友がお昼までしか出来ないとのことでやむなく12時までの釣りとなった。ここも若干増水していてポイントが限られるものの、逆に普段は浅い平瀬から良型が飛び出してきた。結局、今は無人となったYさん宅の奥の堰堤までやって、24㎝~28㎝までの良型ばかりを6匹キャッチして上がった。

13時に釣友と別れ、一人で本流をのんびりやろうとしたところ、なんと上流で崩落した橋の復旧工事による濁りが入っていた。仕方がないので困ったときのI谷へ。ここに来ると、以前良く釣行会で愉しんだ想い出が甦える。第1堰堤と第2堰堤の間のほんの100mほどの区間に入り、23cmまでを8匹追加した。この区間はいつも魚影が濃いので愉しめるのだが、悲しいかな小型が多い。その後、このI谷の最下流部を橋までやるもノーフィッシュ。ここにきて昨日からの疲労が溜まって気力も萎え、16時半に早上がりして風呂へと向かった。やはり、数え70歳の老体には、いくつもの堰堤越えと林道歩きは堪えます。
今回、平日釣行の2日間だったにもかかわらず、どちらもツ抜けは達成できたものの、9寸超えは2匹のみ。どこかの誰かさんは日曜日にやって来て尺2本。改めて腕の違いを感じた釣行でした。

コメント

  1. og より:

    コメント有難うございます。M谷はそうでしたか。かなり上流まで歩いたのですが、降り口が分からず残念な事をしました。いずれにしても T川水系はもう懲り懲りです。K川水系でもまだ入ったことのない支流があるので、今後はそちらを開拓することにします。

  2. アバター画像 Bird より:

    ご無沙汰してます。
    T川水系お疲れさまでした。
    M谷はもう少し歩く必要がありました。
    O谷最初の入り口は工事中で平日は車が停められるかどうかわかりません。
    SNMは相変わらずあきません。
    U川は上流が通行止めで谷に入る方が多く、運次第ですよね。魚はいっぱいいるみたいですが。
    ここ数日の雨で(7/11,12,13)北陸方面は土砂崩れなど多く発生しているようで、梅雨明け後は入れるかどうかわかりませんね。
    足羽川漁協付近にアユ釣りに行きましたが、増水が少し残っていて初めての場所だったので難儀しました。掛かっても一緒に泳いでいるのでアレッ掛かってるわ・・てな感じです。
    私もすでに夏バテ気味で今年は近場で鮎でもやろうかと思ってる次第です。
    お体ご自愛ください。