滋賀

同じく返り討ちに

GWは篭もる!と決めていたが、前半戦の惨敗!T川異常人気、U川無精イワナ…何処も同じかと後半戦は山篭りはやめ、家に篭もり掃除三昧の日々で御座いました。いやぁいい天気で筋肉痛になるほどホコリをたたき出しましたです、ハイ。 あれだけいい天気が続くとワタクシよう釣りません。 で、最終日皆さん連休疲れを癒すに頃合いの雨!ワタクシ、フと「リベンジ」の4文字が脳裏をかすめました。 雨のそぼ降る中、T川へ、濁ってダメかもと思いつつ菅並到着、濁りなし、微増水、気温15℃、小雨。絶好のコンディション。後はこの雨がGWズレの魚をどの程度癒してくれているか 10時釣り場へ到着、鷲見まで5時間釣ってみた。結果ノーフィッシュ、4尾出ましたが、フッキング後即リリース状態、所謂ところのバラシ!掛かりが浅い! 竿抜けのポイントを探すにもほぼ8日間の間幾つもの竿に攻め立てられ、百戦錬磨と化した彼女たちに私の未熟な竿さばきは通用しない。通用するとすれば百まで処女を守り通したような純粋無垢?誰も振り向かなかったようなポイントを探し歩くのみ。結果は惨敗、見事返り討ちにあってまいりました。ウィンク程度にあしらってくれた4尾の彼...
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T川惨釣記

桜の季節が終わりを告げ、それを待ちかねたように季節の花が一斉に咲き乱れる。 まさに百花繚乱といった感の4月29日、今季初のT川お試し釣行。 先週、F氏の偵察釣行記で、今年はもういけるという感触を得て気合いは充分。 例年なら今時分は雪代による増水で、ドライフライでは全く歯が立たない。 暖冬というのは有難いが、反面早期の釣り荒れが懸念されるところでもある。 今回のお相手は、私とはロートル(老獪?)コンビのNO氏。 安曇川で食い気満々の放流魚相手に腕慣らしは充分済んでいるが、T川のネイティブ達を相手にどこまで通用するかが問題である。 道中の話題はと言えば、体調と老後の話ばかり・・・。(あーヤダヤダ!) 二人とも朝早いのには自信があり、早朝6時には最上流部のN集落に到着していた。 放射冷却による冷え込みで気温は4℃、ハッチは当然のごとく全く見られない。 前日T川を釣って今日はU川に向かっているF氏から“上流部は全く無反応で、中流部で先行者がなければ何とか・・・”といった出鼻をくじくメールが届く。 F氏の忠告よろしく中流部の昨年鮎釣りをしたポイントまで移動し、川面に日が差し込むまで朝寝でもしなが...
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2007FF開幕Ⅱ

遅ればせながらワタクシやっと開幕いたしました。(Bird) 暖冬のおかげ?で各地の渓流は今期早々から既にトップギアに入っているとあちこちから情報が入って来る。 U川等のイワナの川でさえいい釣果が上がっているようだ。 とはいえ、初夏の陽気の日もあれば、この冬のような陽気はいったいいつまで続くのだろうかといった週もあったりでなかなか腰の上げにくい開幕であった。 恥ずかしながら、かなり物持ちの良いワタクシのベストは何時購入したのやらさえ記憶にないほどの年代物。昨年の終盤、背中の布張りの辺りが布疲労とでも言うのでしょうか自然に裂けてきた。いやいやこれはイカン!ここまで酷使してきたのかと我ながら道具に対する無頓着さを思い知らされた。ほぼ年間通してこのベストは整理されることもなく、釣りが終われば丸めてポイ。ポケット生地にはフロータントがにじみ、ポケットの中にはティペットの切れ端、リーダーの空き袋、干からびたタバコの吸殻…あとは申し上げるのもおぞましい限りのものが。 在庫整理バーゲンの時に予備用に2つ購入した全面布製のものは暑くて、しかもチャックが通常とは逆差し、ポケットのチャックも開けにくく使い難...
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愛知川神崎川にて玉砕す

5月に増水の為ほんの少しだけ釣りをしただけで切り上げざるを得なかった神崎川。あれ以来どうしてももう一度遡行してみなければならないという思いが毎週の如く湧き上がるのだがT川、U川とグラマラスな彼女たちに翻弄されて思いを遂げられずに居た。 9時半に京都を出て11時には瀬戸峠道の下り口に到着、2台の先客があったが沢登りだろうと気にも留めずウェイダーを履き雨の準備と弁当、念のためザイル1本をデイパックに詰め川へと向かう。 前回の記事には少々誤りがあったようで下り口の谷はジュルミチ谷ではないようだ。今回は谷を降りず登山道を下りた。よく踏まれた登山道で歩いていても気持ちが良い。20分ほどで川原へ到着、ここもまだジュルミチ谷出合ではないことが後に判明する。 早速毛鉤を結びたたき上がってみる、小さいがイワナのような魚影を発見 #14QBPを流し込んでやるとフワッと浮いてきたが見切られた。#14は大きいのだろうかと#18に変えて流してみたが無視された。結構シビアに見てくる。 ほんの10分も釣りあがらないうちに上流でオレンジのラインが舞っている。参った、沢登りではなかったのかとがっかりしながら話しかけてみ...
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T川、増水未だ収まらず

3週間ぶりのT川である。 末期に入った梅雨前線が日本列島の各地を暴れ回って、先週など大増水した川や崩落した林道を想像するあまり、どこへも行く気になれなかった。 それまでは渇水を嘆いていたのだが、天の恵みもほどほどに・・・という訳には中々いかないようである。 ようやく晴れ間の続いた7月29日、満を持して出かけることにした。 朝5時半に到着すると、たっぷりと雨水を飲み込んで、まだ水かさの高いT川が迎えてくれた。 幸いなことに濁りはないが、小雨模様の天候は、雨量の増加とともにミルクコーヒー色へと変貌する危険をはらんでいる。 今回の同行は、2週間前に単独でこのT川に来たものの大増水と濁りであえなく退散させられたNO氏。 二人とも気合いは充分、水温は15℃でこの時期にしては文句の無いところ、意気込んで押しの強い流れの中に立ち向かっていった。 いつものA級ポイントは水勢が強すぎるし、B、C級ポイントは魚影が薄いし、と苦労しながら進むうち、ようやく1尾目にめぐり逢えた。 23cm、いつもの幅広美形アマゴだが、ゆっくり見とれている暇はない。 だんだん雨が強くなってきたのだ。 次のポイントでヒットしたの...
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T川、尺アマゴ見参

下界のうだるような暑さから逃避して、今週も出かけたT川上流部は、標高500mの位置にある。 日陰にいると暑さを感じないし、川面を流れる風はとても心地いい。 8月5日、早朝5時半、ようやく平水に戻った流れの中にF氏と立っていた。 今回は、朝一と夕まずめをフライ、昼間は鮎釣りに興じようという魂胆である。 クラシカルなフライマン達からは、“それは、邪道だろっ!”と突っ込まれそうだが、 “まあどちらもオトリを使っておびき寄せて釣る”というところは同じだし、釣れる魚も同じアブラビレ属だし、それに何より昼間は釣れないし・・・。 “そろそろ大型が釣れても・・・”、何となくそんな予感がしていた。 水温15.5℃、適水量、濃い朝霧、そして無風状態とくれば、この時期にしてこれ以上ない最高のシチュエイションがそろっていた。 いつもの入渓ポイント、大型が潜む一級ポイントを師であるF氏にお願いして、後方から流れるようなキャスティングを見ていた。 何投目かのその時、緑色のSAGEロッドが大きく円を描いていた。 ロッドのしなり具合からして、かなりの大型らしい。 あわてて駆け寄ると、“尺あるでっ!”とひとこと、いつも...
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T川、セレブとの出逢いを求めて

この季節、ここT川ではトビゲラの羽化が激しさを増す。 魚への反応がいいフライとしては、カゲロウパターンより、もうカディスの方に部があると思うのだが、何故かいつもパラシュートを選んでしまう。 3週連続となったT川、今回は、気ままな単独釣行となった。 せっかくの好期を独り占めしては申し訳ないので、“今が絶好の時ですよ”と、シグナルを送ってみたが、皆さんそれぞれにお忙しいようで・・・。 当初2日前に降った雨による増水を懸念していたが、たかだか30mmほどの雨では、ほんのお湿り程度の影響しかなく、逆に先週より減水している模様。 朝8時に先週と同じポイントに入渓、定点観測の意味もある。 水温13.5℃、先週より1℃上昇している。 最初に入った渕でいきなりライズを発見。 渕に張り出した木の下あたりを飛び交うガガンボを捕食しているようだ。 ガガンボならおまかせ・・・で、いつものQBP16番をそっとプレゼン。 一投目でいきなりヒットしたのは、20cmのアマゴだった。 2匹目は、ここ最近のアベレージサイズである23cmのアマゴ。 水温が上がったせいで、今日は魚が瀬に出ている。 久しぶりにイワナが釣れた。...
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T川(一応マル秘で!)偵察記

少々の雨でもミルクコーヒー色の濁流を流し込んでいたT川支流H谷。 本日M氏と目的地も決めずに7時集合「どこ行く?」ってなんといい加減な釣師コンビである。 先週美山川大谷まで下れなかったので行ってみたい気持ちは満々であったが、昨日緊急作業勃発夜中まで仕事にかかっていたせいで少々疲れが残っていた。 「演習林行きたいけど、しんどいしT川どうや」と先手を打つとM氏もお疲れ気味の模様、難なく目的地決定。 ただ、雨後のT川…H谷からの濁りで釣り不可能の可能性大だがOGURI氏を出し抜いて行って見るのも一興と、「取敢えず行って見てあかんかったらリバーランズ角川で遊ぼう」という段取りも意見が一致したのでいざ出発。 途中前日の仕事の発送作業に1時間ほどM氏に待ってもらいT川到着10時過ぎ、さてさてH谷の状況は如何に…上流部の林道は落石、崩土、倒木はあるものの何とか通行可能だが、一応通行止めになっているので自己の責任において通行する。 昨夜の雨で本流上流部はささ濁りよりもう少し濁り気味、H谷合流地点の橋から谷の濁り具合を見てみると心配していたミルクコーヒーは流れておらず本流と同じ程度の濁り具合。降雨量が少...
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T川、ナイスバディと戯れる

湿り気を帯びた重い空気が川面を覆うこの季節、ここT川にもようやくアブラビレ族たちにとって心躍る時がやってきたようだ。 今年の冬は雪が多く、名うての豪雪地帯であるこの辺りは、例年より季節が3週間程遅れている。 曇天微風に平水といった、まれにみる絶好の条件に恵まれた5月、朝一番は本流中流部に降り立った。 今回の同行は、私とロートルコンビを組むNO氏。 二人合わせて108歳という年齢は、如何に煩悩を捨てきれるかが釣果を左右する・・? 水温12℃、この川のベストコンディションと言っていい。 入渓早々、無欲の(?)NO氏にヒット。 20cm程の綺麗なアマゴだが、その体高の高さに驚かされる。 しばらくして、私に連続してヒットしたのは、いずれも22-23cmの良型アマゴ。 “ナイスバディ!!”と思わず叫んでしまいたい、そんな衝動に駆られるのは、いかにもオヤジ的か・・・? しっとり濡れたそのグラマーな姿態に触れるその瞬間を求めて、遠路も厭わずやって来るのであり、また、キャッチした美形をリリースする瞬間に癒されるのである。 それからしばらくは、好ポイント毎に良型アマゴの反応があり、時を忘れて釣り進む。 ...
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追憶の日々

季節外れの台風が、愉しみにしていたT川の今季初釣行を断念させてしまった。 もう少し若ければ、雨をも厭わず出かけたのだろうが、メタボリックシンドローム予備軍となりつつある重い腰と、五十路を越えてすっかり衰えた体力は、何としても行きたいという気力を萎えさせてしまう。 T川上流にある谷のさらに上流域を開発して、2001年冬にオープンした『ベル○○○』スキー場は、雨が降るたびに露出した地肌を伝って砂まじりの泥水を提供してくれる。 ミルクコーヒー色と化した本流の前では、ただ呆然と立ち尽くすしかない。 さらに、中流部に計画されているダム工事は着々と進んでいるようで、またひとつため息が出てしまう。 これだけ釣場環境が悪化して、ここ2-3年の釣果が著しく落ちているにもかかわらず、なぜまたこの川に行きたくなってしまうのだろう。 それは、過去の想い出を引きずっているからに違いない。 今でも脳裏に焼きついている、2002年初夏のことを・・・。 その日は、前日に降った雨による増水が引いた後の適度な水量と、小雨のぱらつく蒸し暑い空気といった最高の条件がそろっていた。 朝9時にいつもの上流部ポイントに入渓すると、...
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