滋賀

滋賀愛知川茶屋川支流古語録谷でストーカーになる

土曜に仕事が入り遠出も少々疲れが出てきたのとアブの最盛期でもあるのでM氏と近場でお茶を濁すことにした。 茶屋川と古語録谷の出会いに7:30頃到着 林道を15分ほど歩いて谷へ下りてみると水量が以前の半分ほどになっている、と思ったが砂が大量に堆積していたのである。おそらく昨年の大雨や台風の仕業であろう。 あまり期待もしていなかったし、のんびりいこうやって事であったのでとりあえず竿を振り振り釣り上がっては見たものの全く何の反応もなく堰堤を1つ越え滝を1つ越え…のんびりとやろうと言いつつ川へ入ると頑張ってしまう貧乏性。 この谷は堰堤群が出来るまでは半ゴルジュ態の険しい谷であり中流部の滝まではアマゴ、それ以遠はイワナの釣れる美しい谷であったが砂防の為(全く効果はないが…)500m程の間隔で堰堤が造られ、かつての渓谷美は見る影もなくなってしまった。日本全国どこへ行ってもこのような風景は見られる。美しい国土を削って懐を暖めた輩たちにはこの景色がどのように写るのだろうか… 懐の暖まらない貧乏性はまた1つ堰堤を越え、何とか1尾毛鉤に食いついてくれたが慣れない7Xティペットが合わせ切れしてしまった(--;...
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高島鴨川初釣行

標高1214m、比良山系最高峰を誇る武奈ヶ岳から湧き出る清冽な水は、尾根の西側で安曇川に流れ込み、東側は高島鴨川となって琵琶湖に注ぎます。 その高島鴨川は、流程20kmに満たない小規模な川ですが、上流部にはイワナ、アマゴが生息し、中流部にはニジマスが放流されています。 琵琶湖には大小120本もの河川が流入しており、琵琶湖を海にみたてて『ビワマス』のような独自の生態系による生きものが生息しています。 しかし、そんな固有の在来種である『ビワマス』の溯上が不可能となっているのが、この高島鴨川です。 まだ残暑の残る8月27日、以前から気にかかっていたこの川に、今回初めて訪れたのですが、まず砂防堰堤のあまりの多さに驚かされました。 村の中を流れる中流部の5kmほどの区間だけでも10個ほどの堰堤があり、そのほとんどが5m以上の高さで魚道も無く、落ち込みもコンクリートで護岸されて、魚が潜めそうな釜の部分がありません、 落胆の色を隠せないまま上流部へ移動し、最奥の入漁券売り場で状況を確認したところ、このところの渇水では最上流部へ行かないと釣果には恵まれないだろうとのこと。 とりあえず、上流部の車道が途...
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8月の濡れた身体

8月に入り立秋を間近に迎えた6日の土曜日、アマゴは水温も上がり厳しい状況が予測されたので、ここはひとつ鮎釣りにでも挑戦してみようとF氏に声をかけたところ、待ってましたと色よい返事が返ってきました。 『フライフィッシングに魅せられて』というこのブログのテーマからは外れてしまうのですが、渓流釣りには変わりないわけだし・・・などと無理っぽいこじつけで自分の気持ちを納得させます。 6時に葛川沿いのいつもの広場で待ち合わせ、F氏の車に荷物を積み込み、いざ出発です。 道中、先週の西穂高登山や蒲田川での鮎釣り、フライフィッシングでの釣果など詳細に報告を受けます。 ブログには書かれてませんでしたが、鮎釣りでは30匹くらい釣り、ホテルで同宿している皆さんにも塩焼きが配られ、大いに喜ばれたそうです。 蒲田川といえば富山湾に注ぐ神通川の支流である高原川の支流にあたり、奥飛騨温泉郷から流れ出る温水の影響で3月解禁当初からドライフライで尺物が高確率に狙える・・我われフライフィッシャー憧れの川です。 さて、話が盛り上がっているあいだにT川に到着しました。 そして、川を見て唖然・・・! なんと濁っています。5-6人...
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夏アマゴ一里一匹

昔から“夏アマゴ一里一匹”と言われています。 それくらい夏のアマゴは釣りにくいのです。 暑くなって水温が上がると、アマゴ達は食欲が無くなり、少しでも冷たい水を求めて移動したり、或いは底の方でジッとしてしまいます。 避暑地へ出かけたり、クーラーの効いた部屋で昼寝を決め込む人間と同じです。 それでもどこかに暑さに強い遺伝子を持ったアマゴが居るのでは・・と、淡い期待を抱きながら、二十四節季でいう大暑にあたる23日、母なるT川へ出かけてみました。 標高500mのT川上流部は湿度をほとんど感じないくらい爽快で、昼食後に木陰で昼寝をしようとすると寒さを感じるくらいです。 朝6時に現地に到着し、一発大物を狙って、核心部である中流部の青い橋までの区間に入渓しました。 同行は先週の打波川釣行で膝に負傷をし、まだその傷が癒えていないN氏です。 水量は思った以上に多めですが、水面には朝もやが漂い、幻想的な雰囲気がムードを盛り上げます。 朝まず目の静寂の中での第一投。いつものことですが緊張感が走ります。 しかし、瀬の好ポイントでのファーストヒットは、12cmほどのアマゴです。 その後も釣れてきたり、ヒットして...
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唯我知足

またしてもT川は.我われに厳しい試練を与えてくれました。 直前3日間の降水量が0であることを確認して出かけたはずですが、朝7時半に到着してみると予想をはるかに超えた水量です。 この川の持つ想像を超えた保水力に少なからずショックを受けながらも、とりあえず中流部の青い橋まで見に行こうと車を走らせました。 しかし、今度は途中の堰堤の手前付近で非情にも土砂崩れが発生していたのです。 これでは増水時の唯一の保険である奥川並谷へ行くこともできません。 やむを得ず、いつもの本流上流部に入渓しました。 増水してはいるものの、ポイントはそれなりにあります。 今回同行したのは、親会社であるN商事のM君です。 メインフィールドが通天湖で、そこの特別優待会員とのことですが、それだけ通っているということです。 管釣り経験が豊富なだけに無難なキャスティングと安定した飛距離の持ち主です。 あと自然渓流での魚が潜むポイントを覚えて、ラインを手繰るスピードと流れのスピードを同期させればもっと釣果は上がるはずです。 釣りはじめて3つ目のポイントでM君にファーストヒットです。 18センチくらいのアマゴでした。 が、しかしフ...
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T川道場

6/24(土)はFF歴のまだ浅い近所のT君と先週同様、湖北のT川へ行きました。 到着したのは朝7時で、入渓ポイントは、F氏お気に入りの通称青い橋の下流部です。 このポイントは深い瀬や大きな開きを構えた淵が連続するT川の中でも一級のポイントです。 先週プロ級?の腕前の持ち主であるF氏とH氏が攻め立てた後だけに、ここしばらくの渇水状態と相まって、かなり厳しい条件であることは予測されました。 まず最初の淵で驚かされました。体長25~26㎝は優にある丸太のようなアマゴが水面上に完全に露出してライズしています。 これは朝一からツイテいるなと、二人同時にライズポイントめがけて自慢のフライをプレゼンします。ところが、フライを変えてもフックサイズやティペットの号数を落としても全く反応してくれません。 それより釣れるものなら釣ってみろとあざ笑うかのように、その後もライズは頻発します。ついキャスティングに力が入り、知らぬ間にポイントに近づきすぎてしまいました。 気がついた時にはもうライズは消えていました。 朝一のミスは、その後のキャスティングに微妙に影を落とします。 気を取り直してその後続く瀬を攻めます。...
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