T川、セレブとの出逢いを求めて

この季節、ここT川ではトビゲラの羽化が激しさを増す。
魚への反応がいいフライとしては、カゲロウパターンより、もうカディスの方に部があると思うのだが、何故かいつもパラシュートを選んでしまう。

3週連続となったT川、今回は、気ままな単独釣行となった。
せっかくの好期を独り占めしては申し訳ないので、“今が絶好の時ですよ”と、シグナルを送ってみたが、皆さんそれぞれにお忙しいようで・・・。
当初2日前に降った雨による増水を懸念していたが、たかだか30mmほどの雨では、ほんのお湿り程度の影響しかなく、逆に先週より減水している模様。
朝8時に先週と同じポイントに入渓、定点観測の意味もある。
水温13.5℃、先週より1℃上昇している。

最初に入った渕でいきなりライズを発見。
渕に張り出した木の下あたりを飛び交うガガンボを捕食しているようだ。
ガガンボならおまかせ・・・で、いつものQBP16番をそっとプレゼン。
一投目でいきなりヒットしたのは、20cmのアマゴだった。

amago23-2

2匹目は、ここ最近のアベレージサイズである23cmのアマゴ。

amago23

水温が上がったせいで、今日は魚が瀬に出ている。

se

久しぶりにイワナが釣れた。
23cmのよく肥えたイワナだった。

iwana23

12時に午前の部を終了、20-23cmのアマゴとイワナを8匹キャッチした。
渇水でポイントが減っている中での8匹は、まずまずといったところか。

昼食をそそくさと済ませ、例の青い橋の下流部へ入った頃から、雨が降り出した。
本降りにならないようにと祈りつつキャスティングを繰り返すが、全く反応がない。
原因がわかった。
地元の漁協関係者が、鮎釣りの為に川べりの木や草をチェーンソーで切り倒していたのだった。
これでは魚が怯えきってしまい出るはずがないので、急いでポイントを移動した。

次に入ったのは、先程よりも少し上流部。
結果的にここが結構良かった。
瀬の続くポイントが多く、ここで、20-24cmのアマゴとイワナを7匹。

雨が少し強くなり、薄暗くなってきた4時半、いつものポイントで最後を締めた。
ここで、20-25cmのアマゴを8匹。
今年初めて25cmアップのセレブアマゴとご対面。

amago25

私が愛用しているAMPEXのリールの径72mmと比べても遜色ない体高の高さ。
アマゴのなかのセレブと呼んでも差し支えないだろう。
最終的に、20-25cmのアマゴ21匹と、20-23cmのイワナが2匹、バラシが3匹、掛け損ねは多数・・・?
キャッチした23匹の内20cmクラスは3匹のみで、大半が23cmクラスだった。
これだから、T川通いはやめられない。(O)