石川

白山迷走

昨年のこの時期にちょっといい思いをしたのでSNM川へイブニング狙いで午後から行ってやろうと午前中画策しているところへ見透かしたように老師から明日はどちらへ?メールが入った。 これから出発しますがどうしますか?と聞くと、これからというのはちょっと…と返信が帰ってきた。もともと一人で行くつもりだったので、ではしょうがないと準備しかけると先ほどのお悩み返事からほとんど時間をおかず「行きます」と追加メールが入った。 ということで老師と今日はSNMでボコボコイブニングを楽しもうと勇んで出かけた。 17時前にSNM到着、中流部の私のお気に入りポイントからじっくり攻めるつもりだったが既に先客あり。下手のポイントも先客があったので(金曜だというのに)仕方なくキャンプ場跡から入渓した。 白山はまだたっぷり雪に覆われているのを道中確認済みだったが、雪代がまだ続いていようとは思いもしなかった。 雪代といっても増水量はさほどでもないし水温も8℃とほぼ問題はないと思ったのだが、反応がほとんどない。チビッコが岸よりの石の下から出てくれただけでその後はさっぱり、影すら見せない。先客が帰ったようなので上流へ移動しよう...
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性懲りもなかった釣行

既に当クラブのメンバー達は納竿しているだろうと思いつつ、前回釣行での手に伝わってきたあの “ずっしりした感覚”が忘れられず、性懲りもなく向ってしまった。27,28日の二日間、中四日の私にとっては少々きつい釣行?である。 一日目のスタートは勿論お気に入りのKZ川からである。静かに&静かに入渓し、暫く辺りの様子を窺う。晴天、無風、水温13℃、前回よりもなお減水気味だ。 ちょっと厳しい釣りになるかと思っていた矢先、ごく浅い瀬に流したQBT#14に出てきたのは20cm弱のイワナ。 少し型が大きくなってきた。いつもの瀬での一匹。 朝晩めっきり涼しくなった空気はなんと云っても気持ちが良い! ちなみに明け方の気温は11℃であった。 いつものペースで順調に釣り上がる。 退渓ポイントは必ずと云っていいほど、期待を裏切らない。 退渓するまで型はあまり納得出来なかったが、それでも時間を忘れるくらい数で遊んでもらった事に感謝…。 昼までに少し時間の余裕があるので下流部を見ながら入渓地点まで下がって行く。しかしここで先行者を発見し、断念。声をかけて状況を聞いてみる事にした。釣れてはいるが型的にあまりパッとしない...
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最終釣行、会心のほほ笑み

の貴重な代休を利用して二日間釣行をする事になった。 先週の釣行会の貧果を何とか今回の釣行で挽回しようとかなり気合が入っている。 私にとってもたぶん今シーズン最後となりそうな事もあって、実績?があり尚且つ通い慣れた処(意気込みのわりには安易な選択かと思いながら…)へ行こうと意見が一致し(尤もはどうも最初から思うところがあったようだった)、北陸方面と決定、結構軟弱な二人である。 最近お気に入りのSNM川中流部へ。いきなりの核心部より入渓するが反応がいまいち。気温17℃、水温14.6℃、少し減水気味の流れにEHCとQBPそして時おりANTを流すが、数回のコンタクトはあるがキャッチまでは到らず。この間の釣行が未だ尾を引いているのか…。 しかし、一度だけ足元を走る魚を確認するところをみると居る事は居るらしい。にも反応が無いようで難しい顔をしている。1時間少し経過してから私にやっと待望の1匹目がくる。型はさほどではないがひと思いの一瞬、やれやれ。 しかしこの後がなかなか続かない。そうこうする間にイブニングポイントまで到着する。 ここから先、過去にが良い目をした核心部が続く為、取り敢えずは堰堤まで行...
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納得の最終日

釣れる釣れないは別として皆さんそれなりの最終日を送られたようでお疲れ様でした。 先週のOTG川釣行会も新人YG氏の初参加やog氏の事前調査等により日帰り釣行とはまた違った楽しい釣りをさせてもらい有難う御座いました。 今週末、自分なりに最終日を迎えたいと思ったが、釣行会の後とあって皆さんもそれなりの最終日作戦もあろうかと思いこちらの作戦を先にご披露し、乗ってくれる人を探してみた。 行き先は私の体力最大限使い切ってもまだ余裕のある業師が同行してくれるというので私の我儘を聞いてもらった。 かなりの渇水が予想されるので水温の低い溶存酸素量の多くなる落差のある谷が狙い目、となると日帰り範囲内で条件に合致するのは2~3箇所しかない。ただ、シーズン終盤となれば他の釣り人も狙うは同じ場所、1番乗りが必須となる。ここはもう運に任せるしかない。 まずはMD川上流部となるが平日の入渓も考慮して最上流は避けた。案外エアポケットになりやすい林道終点手前から藪漕ぎで入る地点、ピンスポットではあるが堅い区間に絞ってみた。4時半到着、1番乗りだ、5時半まで夜明けを待つ暇は無いので少し空が白んできた5時過ぎ林道に入る。...
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アブはいないが魚もいないⅡ

久しぶりにみんなとイワナ釣りへ行くことになった。 先週Neo谷へ鮎狙いに行ったが既に網が入りもう鮎は居ないぞとオトリ屋さんに言われたものの東谷の鮎釣りがしたいと出かけたものだから少しでも東谷でやって駄目なら本流友釣り専用区に移動しようと東谷へ入ってみた。言われたとおり鮎の影がまったく見えない、それなら淵の残り鮎狙いに切り替えると思った通り25cmのいい型の鮎が一発、この野鮎ですぐに23cmが来た、合計48cmの背掛かりの引きは最高に気持ちいい、この段階で嵌ってしまった。 その後場所を変えてみたが標準サイズの鮎を1日かけて5匹釣ったのみという貧果を被り、地元の意見は聞いておくものだと思い知らされた帰り道、寝ずの釣行が祟りものすごい眠気に襲われたのだが、翌日は朝一から忙しいので早く帰って寝たいと我慢して運転していたが時折ふっと瞬眠してしまうのが自分でも分かるくらい眠たかった。ゴンという衝撃で気がついた、ちゃんと車道を走っているがゴンの原因に記憶がない…寝てしまってたんや~、どうやら歩道と車道の分離縁石に乗り上げたようだ。と、思う。これで完璧に目が覚めたが、暫くして縁石に乗り上げた程度で済ん...
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猛暑日のイワナ

盆休みも今日で終りという日、やっと気候も安定し増水や落雷の心配も無く釣りが出来そうな天気予報となった。 鮎は増水後ということで期待薄。ならばイワナしかないのだが…アブが! 悩んだ末、TD川O谷を覗いてみる事にした。出足が遅く、O谷チェーン口に着いたのが6時前、チェーンを外しに車から降りると早速アブ軍団のお出迎え、やっぱりやめようかと思う。 O谷中流部入川口に到着、アブの数は増すばかり。エンジンを切って暫く様子を見るがしつこい連中が2~30匹どうしても離れない。ハッカスプレーを吹きかけると大方居なくなった。まだ初期の連中は余裕があるようだ。これが9月前半になると奴らも必死、決して離れてはくれない。 川に立つとアブは全く寄らなくなったのでやっと落ち着いた。気温23度。涼しい。 ところが、いつも第1堰堤までの間で5~6匹は固いのにほとんど反応が無い。10ポイント目辺りでやっと1尾。砂地に足跡も無く、イワナの出方もポコンとした感じでプレッシャーが高そうでも無い。 今日はどうしても堰堤を越えたい、堰堤まで3尾のみ、堰堤を越えるだけの意気込みが少し萎んでくる。 この堰堤越えは藪漕ぎと地滑り後の手が...
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釣行会老師班の憂鬱

今年の釣行会は北陸方面に頻繁に出没するメンバーのみの参加となったため集合に便利な車割で午前中の釣りを済ませた後ベースキャンプに集合となった。 老師を迎えにいって市ノ瀬ベースキャンプ近くのMD川を目指す。二日分の準備物資に気を奪われてしまったのか出発から1時間後に老師がロッドを忘れたことに気が付く。丁度og氏グループに同乗しているから老師にメールが入り我々の30分後続を走っていることが解ったので予備ロッドを持っているメンバーを確認、og氏から#3-9ftを借りることが出来て何とか二日間こなせるロッドが揃った。 初日は増水は確実な降雨履歴だったので濁りの入りづらい谷が選択肢となる。 老師はまだMD川上流部が未経験であるので45分の林道歩きに難色を示すところを過大評価で説得しMD川に1番乗り。 林道の途中から入るコースは少々ブッシュがうるさく滝上りもあるので遡行しやすい林道終点を目指した。 だらだらと登り続ける林道に朝一とはいえこの時期汗が噴出す。何とか最終堰堤に到着、後は谷上がりも楽だし、釣果もそこそこ期待できるのでノンビリいけますよと自信たっぷりに釣開始。 いつもなら堰堤上からボツボツ釣...
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2012年夏、釣行会

九州では豪雨の被害も聞かれ、まだ梅雨の明けきらない微妙な時期、雨雲の追跡から逃れるように出かけた今回の一泊釣行会夏編。 結局、昨年同様、石川県を代表する名川T川水系へ向かうこととなった。 支流も多くあり、少しくらいの雨でも水引きが早いと言うのが選択理由である。 今回は二組に別れ、13時に白山下のIキャンプ場で集合することにした。 Bird氏とN老師が向かったのはMD川、Bird氏は今年3回目だが、N 老師には林道歩きが相当堪えそうだが・・・。 WとT業師、そして私の3人が向かったのは、昨年同様のSN川。 昨年、イマイチだったので雪辱戦の意味合いもあるし、何より紫色に輝くあのイワナ達に逢いたかったのである。 朝5時に現地到着、目指すポイントに一番乗り出来たようである。 Wは比較的魚影の濃い区間上流部に単独で入り、T業師と私は中流部のスロープのところから川へ降りた。 降りたところにあるプールで、いきなりライズを発見! イワナ特有のモコッとしたライズ、まずTに挑戦してもらった。 何度か流すうちにようやくヒットしたものの、寄せる時に外れてしまった。 続いて同じプールを私が挑戦、流れ込みのあたり...
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25リミッター付き?

近畿地方が梅雨入りした。 北陸方面も夜半から降り続く雨でかなりの増水が予想できた。 こんな時頼りになるのがK谷! 今回は業師に週末の予定は無いとのことで、取り敢えず(毎度のフレーズで)行ってみようかということになったので、まずはMD川を目指す。 本流は濁流となっているがMD川の流れ込みは澄んでいた。 しとしとと降り続く雨にイマイチ気合いをそがれるがカッパを着込んで林道を登る、寝不足がたたり息絶え絶えである。 一気に林道終点まで行きたいところだが、帰りも林道を帰って来たいので途中から様子見に入渓。 一発目に来たのは18cm、2発目も18cm、好ポイントの反応もイマイチ、ということはプレッシャー高ということか。 水も高いし、プレッシャーも高い、ま、釣りになるだけ今日はましと思って昼まで頑張ることにした。 業師にポツポツと22~3cmがヒットするが私はばらしてばかり、エクステンドQBPの針の取り付け角度を若干変更してみたのでその影響かと疑ったが、一日やってみて一度フッキングして針が外れてしまったのが50%近くという最悪の角度であることが解った。従来の角度が現在のところベターだが食いが渋い時の...
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諦めるのもいいもんだ

取り敢えずこことここは行っておきたいという谷も残るはひとつ。 SNM ! 1番じゃなくても2番じゃなくても3番までなら奥へ行くぞ!と張り切って毛鉤を巻いた。 エクステンドがやはり反応いいなとI谷で久しぶりに使った時感じたので今回は数本巻いて行こうと思ったのがいけなかった。やはり時間がかかってしまう、おまけに先週使えそうな毛鉤を全て使ってしまったので普通のQBPも巻かなければならない。 巻き終わったのが3時、SNMに1番なんて到底無理。まぁいいか、何番でも取り敢えず見に行っとかんといかん。 林道終点の堰堤に着いたのが7時前、3番であった。釣れそうな所まで上がって、そこから帰りの体力の残せる限界まで行ってみようと弁当持ちで準備完了。 取水堰堤を越えて上流の川を見て唖然とした。取水堰堤下の水量から想像していたよりかなり水量が多い。ほんの10~15cmほどなのだが、深い瀬の多いこの谷ではこれだけでもかなり大変だ。渡れる瀬が少なく、何よりフライを流せるポイントが無いに等しい。 堰堤の上で随分悩んだが、行ってみるしかない、行ける所まででいいから行こうと決めた。2台先に行ってるのだから行けるはずだ、...
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