福井

北陸DEBUT

昨年末からキャス練、管釣りとDebutに向けて準備してきたW氏、今期に入り短い準備期間でDebutしたT氏、両氏はともにホームT川、高島I川K谷と渓流Debut以来未だ「ぼ」の字がないという。今回はog氏が精進中のためN氏と連れ立って北陸イワナDebutである。現地合流4:00ということでいつものようにギリギリに出発した私は道中稀に見る快走に恵まれ3:30には到着してしまった。早めに出て現地で仮眠するといっていたN氏一行に合流して起こすにもまだ早すぎるし、私も仮眠をというには時間がなさ過ぎるという中途半端なタイミングであったので本流を上流域まで走ってみて入渓待ち状況をチェックしてみた。思いのほか本流筋に入渓待ちの車は少なく好きな場所を確保できそうであった。集合場所へ着いたのが丁度4:00、N氏一行は熟睡中のようで窓ガラスが曇っている。小用を済まし、一服して彼らが起きるまで横になって待とうと座席を倒して程なくN氏の車のドアが開いた。N氏W氏は前回良かった取水堰堤上下流、私とT氏は本流の取水堰堤上流域へと別れて入渓、朝一は谷か本流か北陸イワナDebutのW,T氏の運命の分かれ道!!!!本流...
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鹿害

鹿や猿や猪、野鳥が増えすぎて作物が荒らされると聞き始めて随分経つが、大変だなという思いはあっても自分自身がさして被害を被っていなかったので差し迫って対策を望むという事もなかった。このような動物の出没地域で生活していない人達はほとんどがそんな感覚ではなかろうか。種の繁栄という生物発生以来の意識せざる企みによるものなのだろうから増えすぎた動物に何の罪もない。ヒトという天敵の繁栄の過程により発生した事象であり、人間社会に不利益であるヒト側から見た観測に過ぎない。残念ながらこのような哲学を深々と書き綴る知識もなければ想像力もないが、釣りの哲学ならば…いや思い込みなら人並みには持っているのだが。さて、難しい哲学などはさておいて、ここ最近鹿の被害という釣り師たちの体験談をよく耳にするようになった。いっぱしの釣り師であれば夜討ち朝駆けは一般常識、深夜に釣り場へ突っ走るのは不可欠な事なのである。釣り場へ通じる道というのは先に述べた動物たちの活動圏内にある。で、よく耳にするというのは鹿をはねたという話。随分以前からカモシカにぶつけたとか猪を轢いたとかいう話はあったが、こうも頻繁に、また身近にこのような経...
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今年もU川は大繁盛

エクステンドクイル試作品の評価はT川のアマゴでと思っていたが、同行するN氏から前日連絡が入りT川は夜半から雨の予報が出ているので雨の降り出しが午後からになるU川に行き先変更となった。難度の低いイワナから評価していくのも順当、彼らのゆっくりとした出方を参考に問題点を抽出してみることにした。朝一はやっぱりH湯下からということでこの区間が大好きなN氏の足取りは軽い。川原へ降り立ってみるとかなりの低水量、夏場ならば即刻退散という水量だが水温10度のこの季節だし何とかなるだろう。朝一浅場の溜まりでライズしているのは佃煮サイズのチビばかりなので浅場を捨てて水深のあるポイントを拾っていく。砂地に刻まれる真新しい足跡は昨日のイブニングのものだろうが、それがさして気になる情報でもないというこのU川感覚はいったい何なのだろう…この時期のU川はもっと水量が多くなかっただろうか、そしてよく晴れた日など午後からの雪代で釣りにならなくなってしまうという季節ではなかったろうか。年々ここへ来るのが早くなっている。水深のあるポイントでは確実に反応してくれる状況だがその出方はアマゴのよう、速い速い。8時頃まではそんな感じ...
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今年も夏季合宿はU川で

爽快渓流メンバー夏季合宿は今年もU川ということになり、まとめ役のog氏におんぶに抱っこで準備万端整えてもらい、二日間の楽しい合宿を過ごすことが出来た。今回は予定が合わなかった3人が欠席となり、na氏、og氏、ho氏、fの4名の合宿となったのだが、その平均年齢を出してみるとなんと54.25歳(>
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2008年、夏物語

ここのところ恒例となった釣行会、今年の夏も昨年同様U川での開催となった。型といい、数といい安定した釣果に恵まれ、地理的な安心感からの選択である。Bird氏とは、それこそ百川錬磨?というか、一泊釣行した川だけでも、東は千曲川水系、天竜川水系、木曽川水系、長良川水系、揖斐川水系、北は神通川水系、庄川水系、手取川水系、九頭竜川水系、南は日置川水系、古座川水系、熊野川水系、十津川水系、吉野川水系、宮川水系、櫛田川水系、そして琵琶湖に注ぐ淀川水系と枚挙に暇がない。一つの水系で少なくとも5本以上は入川しているので、百銘川踏破は確実である。そして、夜のバーベキューの時にもその話で大いに盛り上がったのだが、結構危ない思いもしているのである。午前2時、いわゆる草木も眠る丑三つ時、下界の熱帯夜から逃避してひんやりとした冷気に包まれたU川H温泉前に到着、もちろん一番乗りである。これでお目当てのH温泉上流部は確保できた・・・はずだったのだが、2時半頃に後からやってきた車に入渓ポイントを押さえられてしまった。“おいおい、それは無いだろう・・・!”文句を言いに行くのも大人げないので、一歩譲ってOG、NOペアはH温...
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U川詣で

先々週は天増川を楽しもう会でリバーランズ角川で二日過ごし、先週は金曜から日曜まで研修で缶詰にされ、今週もまた展示会で潰れそうになったが危うく難(?)を逃れた。で、金曜の夕方H氏から明日はU川行ってますからと電話が入ったのは6時過ぎ、まだ現場が終わりそうになく行けたら行きますと生返事したが毛鉤も例によって在庫がなく、そんなことで翌日U川に着いたのが朝7:00頃本流と谷の出合から1Km程下流から入っているという事だったので道から確認できるのではと思いたらたら走りながら川を見ているとH氏らしき釣り人発見、しかしそこまで歩いて追いつく元気がなかった。おそらく10時頃には出合いあたりまで釣り上がるようなペースだったので10時までどこかで茶を濁して遊んでようと谷の取水堰堤のすぐ上から2つ目の堰堤まで遊ぶことにした。この区間は妙に人気があり、いつも車が置いてあり最近なかなか入れない。たまたま今日は空いていたのでしめしめと思い楽なポイントに入れたぞと気を良くして釣り上がるが人気ポイントとあって魚のスレ具合が半端じゃない。じっくり見に来て引き返すのやらシッポで撥ねるのや30cmも手前で見切ってターンする...
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土曜日のU川

先週日曜のU川に翻弄され結果all rightとせざるを得なかったが、やはり本流イワナのイカツイ奴が欲しい!そんな思いを引きずったままの金曜の昼飯時、久しぶりにH氏から電話があった。U川釣行のお誘いである。AM4:00鳩ヶ湯前、現地合流、鳩ヶ湯下から取水堰堤までを朝一番乗りで攻める!…やはりそれしかないよな。私は4:00に到着する自信がなかったので私が4:00に到着しなければ先に始めて貰い、後を追うという都合のいい提案をH氏は快く引き受けてくれた。案の定、帰宅が遅くなり、明日の毛鉤がない事に愕然とし、毛鉤作りから始めなければならず、結局出発出来たのが2:00…5:00やな…やっぱりあかん、朝一の約束はほぼ守れたことがない。予定通り? 5:09到着、急ぎH氏に追いつき状況を聞くと、4発出たがどれも乗らなかったとの事。その直後に23cmをHit、これが今日1発目だとH氏苦笑い。反応はあったとの事だし、今、目前でHitシーンを確認したので、やっぱり土曜の朝一この区間を攻めるのがU川では最も硬い作戦だなと確信。ところが、この後反応が途絶える。取水堰堤まで二人で3尾という寂しい朝一になってしまっ...
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日曜日のU川

土曜日は雨の予報、末期限の仕事を午前中に届けなければならなかったので丁度良いと思った。日曜は雨は上がるとの予報、届けなければならないものと一緒に釣具一式積み込んだ。用事を済ませて、さて出発、燃料がないので給油に入ったら「レギュラー満タンですか?」と向こうから言ってくるので、初めて使うスタンドにしては厚かましいとこやな!と思ったら、翌日からまた値上げなのであった。こうも値上がりがひどいと来週からは遠出はなかなか難しくなりそうである。世の中金次第という御仁たちはいったいどれだけ貯めこめば気が済むのだろうか、人がお金というものを発明してこの方このような歴史がいくつ繰り返され、弱いものが食い物にされてきたのか!御仁たちの膨大な資金があくなき欲望のためではなく、せめて飢えに苦しむ子供たちの為に使われるのなら…無い者ばかりなのだろう、こんなことを考えるのは。有り余るものたちには小ざかしいとしか思えないのだろうな、きっと。とにかくこれからは無駄走りを控えてECOに貢献しなければ。まっそんなことで、お前も釣りに行くくらいなら募金に協力したらどうだといわれそうだが、U川へ午後から向かう。北陸道では今、E...
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2007年FF閉幕、幻の尺

2週連続でU川の光と風の中にいた。2007年のフライフィッシング、有終の美をどこで飾るか・・・、迷うことは無い。前回あまりパッとしなかったH温泉下だが、潜在的な魚影は濃いはずである。今回ご一緒するのは、先週の釣行会を仕事で断念せざるを得なかったNさん。定年を1ヶ月後に控えて、ここで何とか一発大仕事を・・・と鼻息が相当荒い!先週堰堤狙いが功を奏したF氏は、風邪であえなくダウン・・・。辺りが少し明るくなりだした5時、エルクヘアカディス16番を結んでいた。今週も目立った雨はなかったせいで水量は依然少なく、ちょっと厳しい感じ。あまり期待もせずラインコントロールしたフライを流れの筋に乗せると、いきなりモッコリと顔を見せてくれたのは20cmのイワナ。そしてすぐに22cmをキャッチ、今日はいける!・・・という気になった。恐らくこの一週間の間誰も入っていなかったのだろう。普段、滋賀県のA川やT川などの里川中心に釣行しているNさん、こんな広々とした山岳渓流は久し振りとあって、ちょっと戸惑い気味。しかし、そんな心配も杞憂に終わった。25cmをランディングネットに無事収めて、笑顔がこぼれている。フックは16...
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U川、男達の集い

瑞穂町からやってきたH氏は、鮭釣りにも挑戦する、熱血のフライマンである。奈良県御所市から初参加したN氏は、夢の尺イワナへと思い入れが人一倍強い。池田市から参加のM氏は、ロッドより少年野球でバットを振る方が多いようだ。京都市から駆けつけたF氏は、なまず釣りが忙しいらしく、少々お疲れ気味?そして城陽市から老体に鞭打ってはせ参じる私O、ユンケルが頼みの綱である。こうして各地から5人5様のそれぞれの思惑を持った老兵が集った今回の釣行会、早朝4時半にH温泉前に集合という、かなりの強行スケジュールにもかかわらず皆元気な姿を見せてくれた。久しぶりに合わせた顔と顔だが、何も言わなくても目と目が合えば自然に笑みがこぼれる『男達の集い』である。12時にいつものI谷上流部のテン場へ集合することだけを決め、それぞれ思い思いのポイントへ散って行った。今回、私とペアを組んだH氏と取水堰堤上流部の流れに降り立ったのが5時。次第に明るさを取り戻して行く光の中で、ススキの穂が揺れる川べりをそっと歩きながら、ゆっくりとラインを繰り出す・・・そうした時の流れに浸れる瞬間というのは、無上の悦びとなって全身を包んでくれる。水量...
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