渓流フライフィッシング紀行

近場も増水…

今期もまた増水の二文字に取り憑かれそうだ。 今週はどこをどう回っても無理だと不貞寝を決め込んでいた土曜、毛鉤など作ってみたが気が乗らない。 老師は木曜から庄川を1泊2日で探釣、きっちり雨の前に御帰還とのこと、ほんまにもう平日行ったろかなとか…無理ではないがそんな時に限って急用が入って「すんません」とか言わなければならない羽目になるし。 で、だめもとで近場で濁りにくい谷2~3個ピックアップ、早朝より出かけてみた。 E川水系のSB川5時到着、水は高いが濁りはさほどでもない、午後からなら丁度いい感じ、上流本流が3本に別れる内K川上流は濁りにくいので橋から出合いを見てみたが本流筋は3本とも釣りの出来る状態ではない。 養魚場が管理するS谷川は濁りも無く水量も丁度良い、もう1本の筋に流れ込むK谷も濁りにくいはずだと確認に行くと思った通り万事OK! K谷を午前中やって午後からSB川でイブニングと決定。 K谷に到着した頃はまだ小雨がぱらぱら降っていたが支度を済ませた頃には止んできた。 緑のトンネルを抜ける林道跡を30分歩き林道跡が小谷に曲がるところから入渓。 以前は(といっても15年以上も以前だが)滝...
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近場のプチパラダイス・・・?

金曜から土曜にかけて雨が降るパターン、また悪い巡り合わせに陥ったようだ。 我々Saturday Anglerにとって土曜日は“さぁ釣るデ~”であり、中でもドライフライの釣りにコダワリを持つ人種には、濁りや増水は大敵。 3週間ぶりの釣行となった6月9日、それまで悶々とした日々を送っていただけに大きな期待を寄せて臨んだものの、前日から無情の雨が・・・。 予定していたT川の累積雨量が朝6時の時点で22㎜、既に増水は覚悟しなければならないし、これ以上振り続けばミルクコーヒー状態が予想される。 “さて、どうしたものか・・・”と、同行の老師と思案を巡らせながら湖西道路を北進していると、“K川へ行ってみようか・・・?”と老師のひと言。 このところ急に腕を上げた業師が密かに通っているK川だが、我々クラブメンバーにとって、本命の川が増水時の保険にしている川であり、フライフィッシング初心者にとっての練習の場でもある。 魚影はそこそこ濃いのだが、アベレージサイズが16-17cmと不満が残る。 しかし、業師の話によると、堰堤の奥は良型が混じるらしい。 T川に見切りをつけ、さほど期待もせずに奥の車止めに到着した...
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25リミッター付き?

近畿地方が梅雨入りした。 北陸方面も夜半から降り続く雨でかなりの増水が予想できた。 こんな時頼りになるのがK谷! 今回は業師に週末の予定は無いとのことで、取り敢えず(毎度のフレーズで)行ってみようかということになったので、まずはMD川を目指す。 本流は濁流となっているがMD川の流れ込みは澄んでいた。 しとしとと降り続く雨にイマイチ気合いをそがれるがカッパを着込んで林道を登る、寝不足がたたり息絶え絶えである。 一気に林道終点まで行きたいところだが、帰りも林道を帰って来たいので途中から様子見に入渓。 一発目に来たのは18cm、2発目も18cm、好ポイントの反応もイマイチ、ということはプレッシャー高ということか。 水も高いし、プレッシャーも高い、ま、釣りになるだけ今日はましと思って昼まで頑張ることにした。 業師にポツポツと22~3cmがヒットするが私はばらしてばかり、エクステンドQBPの針の取り付け角度を若干変更してみたのでその影響かと疑ったが、一日やってみて一度フッキングして針が外れてしまったのが50%近くという最悪の角度であることが解った。従来の角度が現在のところベターだが食いが渋い時の...
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諦めるのもいいもんだ

取り敢えずこことここは行っておきたいという谷も残るはひとつ。 SNM ! 1番じゃなくても2番じゃなくても3番までなら奥へ行くぞ!と張り切って毛鉤を巻いた。 エクステンドがやはり反応いいなとI谷で久しぶりに使った時感じたので今回は数本巻いて行こうと思ったのがいけなかった。やはり時間がかかってしまう、おまけに先週使えそうな毛鉤を全て使ってしまったので普通のQBPも巻かなければならない。 巻き終わったのが3時、SNMに1番なんて到底無理。まぁいいか、何番でも取り敢えず見に行っとかんといかん。 林道終点の堰堤に着いたのが7時前、3番であった。釣れそうな所まで上がって、そこから帰りの体力の残せる限界まで行ってみようと弁当持ちで準備完了。 取水堰堤を越えて上流の川を見て唖然とした。取水堰堤下の水量から想像していたよりかなり水量が多い。ほんの10~15cmほどなのだが、深い瀬の多いこの谷ではこれだけでもかなり大変だ。渡れる瀬が少なく、何よりフライを流せるポイントが無いに等しい。 堰堤の上で随分悩んだが、行ってみるしかない、行ける所まででいいから行こうと決めた。2台先に行ってるのだから行けるはずだ、...
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滝の上のパラダイス…

金曜の夜半から出発しようと意気込んでいたが、うっかり寝込んでしまい意気込みが半減してしまった。 結局出発したのは10時過ぎ、行き先定まらず。 どうせこんな時間に行ってもどこも2番手3番手で釣れないはず、谷より本流狙いのほうがまだましかもしれない。 TD川かU川、U川は多いだろうし…TD川しか残っていない。 夜間なら3時間半で着くが昼間はどうもいかん!4時間半かかってしまった。2時半、まだ本流を狙うには日が高すぎる。取り敢えずO谷を3時間ほどでチャッチャと済ませて本流に6時なら何とかなるだろうとO谷へ入る。 O谷中流部へ到着するとアルトが1台停まっていた、よう来れたな~と思っていたら初老の男性が何かを探しているようだ。男性によると午前中1組入ったとのこと…だろうな(--; 取り敢えず入ってみる、少しくらい反応があれば堰堤に取り付こう。 入渓即1発、ほんまに入ったんか? ところがこの後ぱったりと反応がなくなる。堰堤下のいつも数尾必ず出るポイントも全く反応なし。雪代後で石に泥がついているし藻も相当ついていて滑り易い。 反応もないし、イブニングまでの短時間でここを攻めるにはほんの少しだが水も高...
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実のところ…

実のところ、当日家を出るまで迷ってしまい 二日間の予定であればどちらにしてもゆっくりマイペースでやれば良いと、今回滋賀北部は見送り、福井方面へ行く事に決めた。それならばと “あるショップ”の方から情報でA川へ行こうと決め車を走らせる。この水系であれば一日で2,3か所は廻る事は可能だし、後は毎年お馴染のU川へ行けばさほどあたり外れはないだろう判断し。福井インターで降りる。先ず支流(里川の趣きのある小渓流)のAM川へ7時頃から入渓。聞くところによるとさほど大きな魚は居ないが、数は結構楽しめますよ!とのことであった。 車を止めてからすぐに入渓できる処から川に下りる(私にとっては非常に楽)。 入渓後ものの10分程で18cm程のヤマメが出た。確かに型は期待出来ないが、そこそこ体高のある魚だ。 里川らしく道路よりはずれた処では反応は確かに良い。盛んにライズを繰り返しているポイントでは#14のカディスに2匹、3匹と元気よく出て、同じ様なサイズではあるが一時ライズフィシングを楽しむ。 入退渓は大変楽である(私的に)が、人家の辺りでは魚の反応は流石にいまいちである。 少し下流にはそれなりの落ち込み等があ...
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他に行く川ないの・・・

今週は2パーティに分かれての釣行。 Bird氏と業師のTは北陸方面へ、しかし何故かI川経由で・・・? Bird氏は余程I川水系N西谷川が気に入った様子で、このところ毎週のように手を変え人を変え足繁く通っている・・・! 確かにロケーションや渓相はいいのだが、魚影の薄さが物足りなさを感じさせる。 我々3人組の方は、ほぼ1年ぶりに大きな期待を寄せてのT川詣で。 7時半に下流部へたどり着いたものの、前々日に降った雷雨の影響が残っていて、増水しているし、濁りも少しある・・・。 最上流部なら何とか釣りになりそうな気もするが、昨年の5月の連休にN老師と最上流部に入って、増水のなか散々な目に遭った記憶が蘇る。 散々迷った挙句、最終的に意を決して向かったのは、お姉さん格の川、(こちらも再三の・・・)。 私も同様に3回連続で、Bird氏のことをとやかく言えない・・・? “この時期はイワナではなく、どうしてもアマゴの良型が釣りたい”などと正当化するのも空しい気がするが・・・。 何より、同行のN老師やWには初めての川で興味津々といったところ。 途中のお店で入漁券を購入し、まず向かったのはダムのすぐ上。 前回、...
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I川再々

3週続けてI川です。 釣れない川なのか、本性を見せていないのか… 1度や2度釣れなかったからといってアカン!と決め付けていてはなかなかいい川を見つけられない。 だが…3度も行って少しも変わらない状況はこれはもうあきません。 渓相、周囲の山、河岸の植物群…どれを見てもこの谷はいい谷なんだが…釣れない… 前日業師に明日の予定は?と聞くと行きましょかと二つ返事、行き先も決めずに集合時間のみ決めて出発、途中U川かTD川かいっそ石徹白でも、なんだかんだ相談の末、私のたっての希望で3度目のI川確認作業に同行してくれることになった。 3度目ともなるとほぼ道も間違えることもなくすっ飛ばして4時間で行けるようになった。北陸にらみで集合時間を決めたので夜明け前の到着は出来なかったが、まだ誰も来ている様子はない。というか、人気がないのは先週確認済みである。 早速好きな場所から入渓。反応なし。 暫くして業師にヒットしたのは20cm越えのアマゴ、ましなサイズだ。いけるかも知れん!と思った矢先私に18cm、18cm、18cm…あかん、やっぱりアカンか~。 その後ぱったりと反応がなくなり、場所を上流に移動、またまた...
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I川再び

GW後半の3日間をog氏とI川偵察に行ってみたが、ほとんど反応を得ることが出来なかった。 GW後半という悪条件、また手探り状態で短い時間の入渓となったためしっかり状況を把握できなかったこともあり再度確認したい谷を老師と攻めてみた。 まずはN谷最上流域へ直行、地道を走ること4時間半、夜明け前に到着できた。結構気温が低い、9度を表示している。他に入渓待ちは2~3台、あまり人気はなさそうである。 先日地元のテンカラ師が良型を確保していたポイントに入渓。前回は瀬で反応していたが今回瀬での反応は全くない、水深があり流れの緩やかな餌の集まるポイントが比較的反応は良かったがどうも型が小さい。18cmクラスを2尾なんとか掛けた後絶好のポイントに老師が入った、渕尻の流速が揺るなった水深のある玉石底のポイントを攻めるが反応なし。ここで反応がないとは… 老師が諦めた後、このポイントに流れ込む2本の流れが中心の大石へ逆流し巻きを作っている流れに毛鉤を乗せてみた、水深1.5mほどの底石から元気よく飛び出したのは25cmほどのイワナ。 よく開けた川原はまだ今の季節ブッシュの背は低いがこれからぐんぐん伸びて昆虫の温...
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2012年連休後半釣行記

2012年5月の連休後半、さて何処へ行ったものかと思案を巡らせた結果、岐阜I川水系に決定。 I川には過去に何度か行ったことがあるものの、支流のN川へは行ったことが無かったからだ。 今回はBird氏との気ままな二人旅、流石に二泊三日の釣行となると同行者は限られてくる。 AM5時に待ち合わせ場所をスタートしたが、名神で事故渋滞が・・・。 やむなく、湖西廻りの303号線経由で行く羽目になった。 そんなことでN東谷川到着は10時を回っていて、とりあえず中流域の渓相の良さそうなポイントへ降りた。 水温は12度、水は青々と清く透明で、とても上流にダムがあるとは思えない。 渓相にほれ込んで入ったポイントだったが、魚の反応が無い・・・。 しばらく進んだところで見切りをつけることにした。 時間はまだたっぷりとあるのだから・・・。 “水清ければ魚棲まず”という故事があるが正にその通りの状況だった。 さらに上流部も好転する気配を見せず、昼食後にやむなくN西谷川への林道を進んで支流のK谷へ入った。 流石に渓流釣りシーズンだけあって釣り人も多く見かける。 恐らく午前中に誰かが入ったのか、ここでも反応が極端に薄い...
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