神崎川ビバーグ釣行を断念

愛知川最大の支流神崎川へ沢登り&イワナ釣りを企んでいた。先週入った古語録谷と同じ鈴鹿山系の御在所岳から端を発する花崗岩系の谷は上流部はなだらかな川原の続く楽な川筋であるが中流部は両岸ゴルジュあり、大岩の連続ありと遡行にはかなり苦労させられる渓谷である。アマゴとイワナ両方いるが数が少ないので釣りだけの目的で入るには面白味に欠ける。
いつもは下流の取水堰堤から川通しに白滝谷の辺りまでやる。ウェーディングシューズだけで軽快に大岩を越えゴルジュをへつる楽しさと明るく開けた谷で思いっきりロングキャストを楽しめる。日帰りコースであるが帰りの登山道のアップダウンがきつく行きの楽しさより帰りの辛さが先にたち、かなり好きな渓谷の一つなのだが年1回がせいぜいである。
今回は少し楽をして釣りにウェイトを置いた計画を立てた。ジュルミチ谷まで延びた林道を使い一気に白滝谷出会いに出て本流を釣り上がりイブニングまで目いっぱい釣って谷で1泊翌日朝一の釣りを楽しんで帰ってくる予定を立てた。
og氏の阪内川行きを断りHo氏の打波行きを断って意気込んでパッキングしながら天気予報を確認していると最高気温34℃おまけに翌日は未明から雨、台風の影響で不安定な雲行き、雷にも注意…
12:00まで迷った。今週行けなければもう今年はいけない。秋に沢登りだけというのもワサビのない刺身のようだし…
断念した。気温が高すぎてビバーグする荷の重さに耐えられそうにないし急な天候の悪化も予想される。来年気候の良い時期に行くことにして虫をなだめた。

気が付くと北陸道だった。(な訳はないが…)打波に向かっていた。
朝一、たんどう谷から堰堤までの区間に一番乗りできた。じっくり攻めて行ける。

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この車ももう7年になる。もうすぐ19万Kmに達するのでいつ壊れるか分からない、私が釣りをしている間、じっと待っていてくれるけなげな奴である。感謝の意味も込めて記録しておこう。

今年春に買い溜めしたアクロンのリーダーがイマイチ気に入らなかったのでT’sマキシマに変えてみた、これがなかなかいい具合である。癖が付かず柔らかなターンをしてくれて気持ちの良いキャスティングが出来る。
堰堤まで3匹しかキャッチできなかった、後で監視員に聞くと連日入っているらしい。堰堤で25cm前後を2匹キャッチしたが後が続かない。

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帰りは川沿いに帰ってきたが秋アカネがちらほらと飛んでいた、ススキももう花が咲きかけている。秋ももう近い、アケビの実はまだ青いがじきに紫色になり皮が割れ種子を包むほろ甘い果実?で鳥を誘うのである。子供の頃アケビが好きでよく獲りに行ったものだが大人になって食べてみたが、たいして美味くないのである。

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Ho氏が来ている筈なので下流を見に行くと鳩ヶ湯の少し上流で丁度いま上がってきたとのことだった、結果は2匹、芳しくない。
我々のほかに川筋に止まっている車が4台、ほぼポイントは埋め尽くされている。
先々週og氏と入った最上流部をやってみたが、ここにも見ただけで3組4人が入っていた。
Ho氏と堰堤ごとに代わる代わる入ったが私の入った堰堤間の一つがたまたま釣られていなかったようで3尾取れた。Ho氏も先行者の多い中1尾あげていた。

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3時から午前中にHo氏の入ったところにもう一度入ったが、2匹釣れたのみであった。夕まずめに期待したが、いい時間帯になって雷雲が来てしまい、暫く待ってみたが雨脚は強くなる一方で雷もかなり近いので切り上げた。

ルアーが2組入っていたがミノーやプラグ系をかなり追ってくるようである。今後はウェットを忘れてはならない。