2011年夏、釣行会

夏イワナを求めて一路北陸道を突き進んだ今夏の釣行会、目指したのは霊峰白山を水源とする手取川水系、まさに夏イワナの宝庫である。
今釣行会に参加したのは、主催者兼当ブログ管理人であるBird氏、自作のランディングネットが自慢のW、今回は自作フライで挑戦する業師のT、そして鮎に心を乱されつつある私Oの4人、いささか寂しい釣行会となった。

未明の北陸道を突っ走り目指す手取川へ到着したのはすっかり明るくなった5時。
O谷を目指すと言うBird氏と業師の愛煙コンビと別れ、嫌煙コンビのと私は前回苦戦を強いられたSN川を目指した。
5時半に中核部へ到着、時間の関係で最上流部は最初から諦めていた。

入渓して早々私にヒットしたのは、背中が紫色に輝く22㎝程のイワナ。

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ピーコックボディのエルクヘアカディス#14をがっちり咥えていた。
さらに、いつも良型が潜む大場所でに良型が出たものの、逆光でフッキング出来なかった。

しかしすぐに20cmをキャッチ、前回の釣行と違って今日のSN川はいい感じだ。

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W

車を駐車した区間中間部の必釣ポイントをに攻めてもらったが全く反応無し。
途中、餌師の車が上流に向かったのが見えたので、ここから入られたのだろう。
少し下流へ戻って旧キャンプ場前に入るも22cmを1匹追加したのみ、さらに下流へ下がったところから入ったが川遊びの子供連れが大勢来ていてアウト。

11時半を回って車に戻ったところでBird氏から電話が入りキャンプ場へ向かうことにした。
23cmまでのイワナを7-8匹キャッチできたのでまずまずといったところ、前回のリベンジは果たせたようだ。
O谷へ向かったBird氏と業師だったがゲートが施錠されていて入れず、結局本流上流部へ入って23cmまでのイワナを数匹キャッチしたとのこと。

12時前にキャンプ場へ到着、テントとタープを設営し昼食にした。
昼食と言えばいつもお決まりのソーメン、途中で摘んだ山椒の葉を添えて流し込む。
昼寝休憩の後、我々嫌煙コンビはMT川へ、愛煙コンビの二人はIM川へと分かれて入渓。
我々の入ったMT川はかなりの減水状態で、ポイントが絞られたなか20cmまでを5匹キャッチ、も同サイズを何匹かキャッチした。
IM川に入った二人も堰堤の上へ入り二人で7-8匹キャッチしたとのこと。

7時半になって全員集合、夕餉の支度に取り掛かる。
毎度おなじみのバーベキュー、缶ビ-ルが次々と空いていく・・・。
白山下のキャンプ場に笑顔がはじけ、笑い声がこだましていた。

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翌朝目を覚ましたのは5時半、そそくさと朝食を済ませ、4人で本流を攻めることにした。

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昨日Bird氏と業師が入ったポイントだが、イワナの反応は結構良く、ここぞというポイントからはきっちりと反応してくれる。
最終堰堤の少し手前で私に良型がヒットした。
岩の隙間に入られて取り込みに少し苦労したが今釣行最大の27cm。

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最終の堰堤まで皆数匹ずつのイワナをキャッチし午前の釣りを切り上げた。
キャンプ場へ戻って昨日同様ソーメンを流し込み、たっぷり昼寝をして最後の夕まず目に臨んだのがまだ陽の高い3時半。
Bird氏と業師はKA谷へ、我々はMT川出合いの本流上流部へ入った。
私は25cmまでを5匹、も23cmまでを何匹かキャッチしていた。

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KA谷へ入った二人は正解だったようで、型こそ23cmまでだが二人とも短時間でそれぞれ二桁を達成したとのこと、この二日間誰も入っていなかったようだ。

ここしばらく続いた晴天で手取川水系はどの谷も渇水気味で、逆に普段は増水や濁りで手の出ない本流がそこそこの釣果をもたらしてくれた。
そろそろ『オロロ』と呼ばれるアブに悩まされる季節、北陸方面の渓流釣りは注意が必要となる。
また、これから益々水温が上昇するなかで、高度を上げるか緯度を上げるしかなくなるこれからの渓流釣行。
私は再び近場で鮎と遊んでもらうことにします・・・。