梅雨前線の中で奮闘する

7月17日は梅雨末期の前線が停滞する中、昨年好釣果を得た木曽川水系の某支流へ池田市在住のフライ仲間Mさんと向かった。しかしながらここも連日の降雨でかなり増水していたが、今更計画を変更出来ないので無理を承知で川へ降りた。
午前中は比較的増水がマシな区間最上流部に入り、25㎝までを9匹キャッチ。連れのMさんも同型を7匹キャッチした。その後、区間最下流部へ移動する際、県道を歩く熊に遭遇。我々の車に気づいて川の方へ逃げて行った。昨年もこの支流には3回来て3回熊に遭遇したが、それにしてもこの支流近辺に生息する熊の密度は半端ではない。
午後はエリア最下流部に入り、私が25㎝までを8匹キャッチ、Mさんも同型を5匹キャッチしたところで突然の豪雨に見舞われ、この日はここで切り上げた。
翌18日は当初この区間の中流部に入る予定だったが、昨日の熊が逃げ込んだ場所でもあるので予定変更して昨日と同じエリア最下流部に入った。しかし、昨日の夕刻に降った豪雨の影響で水量が更に増えていて、厳しい遡行を余儀なくされたものの何とか奥の堰堤まで辿り着くことが出来た。釣果は私が26cmが2匹混じりで6匹、Mさんも25cmまでを4匹キャッチした。その後、14時を回ったところで近くにあった日帰り温泉に浸かって汗を流し、その後、道の駅九頭龍湖まで車を走らせて車中泊とした。
この日は、愛知県在住のフライ仲間2人組が区間上流部の最も距離が長いコースに入っていて、後で連絡が来て、朝6時半から17時半までやって、36cmまでを2人で40匹キャッチし、尺上は1匹だけだったものの9寸以上が10匹以上混じったとのことだった。何とも凄まじい釣果である。増水していてこれなら平水ならどうだったのか、改めてこの川の持つポテンシャルの高さに驚かされた。
翌19日、我々2人は九頭龍川のいつもの支流へ向かい、朝7時半から上流を目指した。ただ、この支流も増水がひどく雨の濁りも少しあって厳しい状況に変わりない。それでも奥の堰堤目指し限られたポイントを丁寧に流すと元気なイワナ達が飛び出してくれた。早々に私が23cmまでを3匹キャッチしたが、Mさんは増水に苦戦していた。しかし、大きなプールの所でようやく20㎝を1匹キャッチし、同じポイントでMさんが今度は良型を掛けた。これを慎重に取り込んでメジャーを当てると正に泣き尺の30.0cm。一緒に何度も計ったが30cmピッタリ。ただ、風格のある面構えの立派なイワナだった。

その後、23cmまでを2匹追加したところで上流でやっている工事の濁りが入ってしまいアウト。この日はお昼までの予定だったのでここで終了とした。
梅雨前線に抗って岐阜から福井へと彷徨った3日間。900㎞を超える走行だったが、同行のMさんが今季初釣行にもかかわらず、それなりの釣果があって悦んでくれたのが何よりの救いだった。

コメント

  1. og より:

    コメント有難うございます。奇遇ですね。釣行疲れのせいか私もコロナに感染してしまいました。しばらく大人しくしてお盆が明けたら私も鮎と戯れることにします。それにしても暑すぎてしばらくは釣りに行く気がしませんね。

  2. アバター画像 Bird より:

    いつもながら連チャン好釣果でさぞ楽しかったでしょうね
    増水、大雨が心配でなかなか出る気になれないところでしたが、行ってみないとわからないものです。
    皆さんがイワナちゃんと格闘されていたころ、私は今頃かい!と言われそうな感染症の熱にうなされておりました。
    涼しくて一日ウロウロできる大型商業施設でいただいてしまったようで慣れない事はしないに限ります。
    そろそろ鮎も大きくなる頃、体調が整ってきたらお土産を釣りに行くのを楽しみにしています。
    それにしても暑さ厳しいですね、お体ご自愛ください。